日本神話の世界へようこそ!

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 私たちが子どものころは、神話や民話って生活の中に自然に溶け込んでいたものだった。

 

「そういった日本の財産がどんどん失われていくのは寂しいよねぇ」

 

 数年前、浅野温子がふと発したこの言葉がすべての始まりでした。

 

 子どものころ、大の本好きだった少女は、学校や近所の図書館に行っては児童書を手に取り、『因幡の白うさぎ』や『八俣のおろち』『海幸彦・山幸彦』などの物語を夢中で読みあさりました。

 

 その世界には、スリル満点の冒険スペクタクルやロマンティックな恋愛ファンタジー、時にはドロドロとしたサイコサスペンスまでが展開していて、少女をハラハラ、ドキドキさせたのです。

 

 そしてそういった物語を通して彼女は・・・、いえかつての多くの子どもたちは、愛や憎しみ、苦悩や葛藤といった人間の心理、また親子の絆や友情の尊さ、時には社会のルールや道徳心といったものまでをも自然に教わったのです。

 

 今、世の中にはうんざりするほどの犯罪が溢れ、歪んだ道徳観や倫理観が横行しています。子どもたちまでもが殺伐とした空気にさらされ、心が傷むことの多い日々です。こんな時代、子どもたちの心に、豊かでスケールの大きな物語を伝えることはできないだろうか・・・。

 

 そう思ったとき、浅野温子の脳裏に蘇ったのが、かつて読みふけった日本の神話の数々でした。

 

 彼女は再び『因幡の白うさぎ』や『八俣のおろち』などの物語を辿ってみようと『古事記』を手に取りました。するとそこには、子どものころに読んだ児童書には紹介されていなかった物語もたくさんあり、それが彼女の中に新しい感動をもたらしました。

 

 「この物語を、自分の手で出来るだけ多くの人々に伝えたい」

この時、浅野温子の中に〝日本神話をひとり語りしていく舞台公演〟という構想が生まれたのです。

 

 以来、彼女は折りあるごとに親しい人々にそういった思いを打ち明けました。そしてその思いに共感し、協力を申し出てくれる人々が、ひとり、またひとりと増えていきました。まず、神職の方々が語り舞台のステージとして境内を提供しようと名乗りをあげてくれました。日本の神々を祀る神社関係者も、日本神話を次世代に残していく意味と価値を充分に感じていたのです。それがこの企画の具体化の第一歩となりました。

 

 そして、さらに制作に協力してくれるスタッフも徐々に揃い、遂に平成15年、「浅野温子語り舞台公演実行委員会」という集まりが生まれました。この企画は、大切な日本の伝統文化を伝え広め、継承していきたいという思いを共にする有志チームの手によるものです。

 

 浅野温子は

 「生涯をかけて全国の神社を回る覚悟です」と宣言しています。

 

 神社の規模を問わず、場所を問わず、日本各地の神社に出向いていく予定です。

 

 構成・演出に関しても、開催神社にまつわる神様や由緒、境内の雰囲気、上演される季節や時間、あるいは聴衆の年齢層など、開催神社の意向をくみながら、そのときどきのニーズに合わせて自在にスタイルを変えていく方向です。

 

 例えば演目についても、徐々に本数を増やし、題材も『古事記』の中に地元に伝わる神話をアレンジしたり、自由に展開させていくつもりです。

 

 スタッフも最小限です。大掛かりな舞台装置も仕掛けもありません。神職の方、地元の方に協力していただきながら、まさに手作りの舞台です。

 

 でもだからこそ、自在に変幻する魅力ある舞台をお届けできると確信しています。

 

 5年後、10年後、20年後・・・と、〝進化〟していく姿をぜひ見守ってください。

 

 

    浅野温子語り舞台®公演実行委員会

  株式会社 オフィスジゴロ