晴明神社は、京都市上京区にある神社。
平安時代に活躍した陰陽師「安倍晴明」をお祀りしており、境内には祈祷呪符があちこちにある陰陽空間全開のスポットです。
現場の様子をお届けします。
晴明神社|陰陽師 安倍晴明を祀る!祈祷呪符(五芒星)が境内のあちこちに!?陰陽空間全開の晴明神社を現地レポ!!
晴明神社の場所
晴明神社は京都市上京区晴明町にあります。
▲堀川通りに面してます。一条戻橋のたもとにあった晴明の屋敷跡に鎮座してます。すぐ隣に駐車場があるので、車でレッツゴーも可能。
晴明神社の境内
晴明神社は、至る所に「晴明桔梗印」と呼ばれる五芒星があり、独特な陰陽空間をつくりだしてます。
晴明神社の一の鳥居
まずチェックしたいのは、入口に立っている一の鳥居の額束。鳥居の中央、通常、神社名が掲げられてますが、晴明神社では「晴明桔梗印」。
▲この「晴明桔梗印」(五芒星)は晴明神社の神紋。陰陽道では魔除けの呪符とされております。
五芒星は、木・火・土・金・水の5つの元素である五行を形取ったものとされていて、安倍晴明が創始した陰陽道の祈祷呪符。晴明さんが発明したので「晴明桔梗印」と呼ばれてる次第。
晴明神社の一条戻橋と式神
次にチェックしたいのは、一条戻橋と、その側にいる変な生き物、いや、これは式神です。
▲コチラ、境内に再現された一条戻橋。左手にいる変な生き物は、安倍晴明が使っていたとされる式神です。式神とは、陰陽師が使う精霊で、人の目には見えないらしい。。
なんでこんなところに橋があるのか?というと、こちらの言い伝えから。
▲境内に掲示されてる顕彰板から。安倍晴明にまつわる数々の言い伝え、伝説を伝えてくれてます。
平安時代中期の武将である源頼光。その四天王(部下)のひとり、渡辺綱というお方が一条戻橋にて鬼女の腕を切り落とした言い伝えから。綱の相談を受けて力添えをしてあげたそうです。
一条戻橋は、是非いろいろ調べてみてください。京都ミステリーとしてもめっちゃオモローなスポットであります。
晴明神社の狛犬
晴明神社の桔梗庵
▲桔梗庵では、参拝記念品やお土産をゲットできます。すべて晴明神社公認!
晴明神社の日月柱
▲「日月柱」。柱の上にある日月石像は、南に「日」、北に「月」となっており陰陽を表しているそうです。この石柱は、かつて四神門の門柱として使われていたもの。
晴明神社の二の鳥居
晴明神社の安倍晴明居館跡碑
晴明神社の四神門
▲「四神門」は、安倍晴明が住んでいた時には、朝廷の使いなどが訪れると、ひとりでに開き、門から出るとまたひとりでに閉まったそうな、、、平安時代にすでに自動ドア??
現在でも、それにちなんで電動で開閉する方式とか、、、石柱の上には、四神(東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武)あり。
晴明神社の手水舎
晴明神社の本殿
本殿には晴明桔梗が至る所に、、、陰陽ワールド全開です。現在の本殿は、明治38年に建てられたものです。
御祭神:安倍晴明
御利益:「魔除け」「厄除け」
安倍晴明公は天皇から貴族、庶民に至るまで、広くその悩みや苦しみを取り払うことで大きな信頼を得ていたところから。
晴明神社の齋稲荷社
▲本殿北側には、お稲荷さま他2柱の神様が祀られるお社、齋稲荷社があります。
齋(いつき)という言葉は、このお稲荷さまが、齋院(さいいん/鴨神社に仕える齋王がおこもりする場所)にあったことに由来します。
晴明公は、お稲荷さまの生まれ変わりとする説があり、各地で稲荷信仰と習合されていった歴史もあったりします。
晴明神社の安倍晴明公像
▲衣の下で印を結び、夜空の星を見て遠く天体を観測している様子を表しているそうです。
晴明神社の厄除桃
▲陰陽道でも、桃は魔除け・厄除けの果物として位置づけられてるそうで。
そういえば、『古事記』や『日本書紀』でも桃で魔を追い払う神話が伝えられてますよね。
晴明神社の御神木
▲御神木は、樹齢推定300年の楠。
晴明神社の晴明井
▲「晴明井」。安倍晴明が念力により湧出させた井戸とされてます。
病気平癒のご利益があるとされ、湧き出す水は飲料可能。
▲水の湧き出るところは、その歳の恵方を向いており、吉祥の水が得られます。恵方は毎年変わりますので、立春の日にその向きを変えているそうです。
晴明神社の石柱
晴明神社の社務所
授与所は、お札やお守りをお分けするところです。また、ご朱印もこちらでお受けいただけます。
晴明神社の絵馬舎
晴明神社の顕彰板
まとめ
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