プロフィール

 

日本神話.comへようこそ!

当サイトへご訪問いただき、また記事を読んでいただきありがとうございます。

ここでは、私「さるたひこ」がなぜこのサイトを運営しているのか、プロフィール的なものとあわせてご紹介しております。

お時間ございましたらご一読いただき、少しでも当活動へのご理解とご支援をいただければ幸いです。

 

日本神話を通して日本の心や神社などの文化遺産・伝統文化を伝えていきたい。

さるたひこの運営している団体

の2法人を主に運営しております。以下、現状の活動内容に至った経緯をご紹介いたします。

日本神話協会や三才堂が取り組もうとしている内容は、私の生い立ちやこれまでの人生経緯によるものです。以下、私の生い立ちから始め、本取り組みに至った理由と目指すものをお伝えさせていただければと思います。

 

1.生い立ち 日本神話の研究者の息子として生まれる

私「さるたひこ」は、昭和52年に京都で生まれました。父は大学で上代文学を研究してます。研究対象は主に『日本書紀』『古事記』『万葉集』といった日本最古の文献です。

私の名前である「具紀(とものり)」の「紀」は、日本神話が記されている『日本書紀』からきています。日本神話を研究する大学教授を父にもち、名前に日本神話につながる文字を組み込まれ、小さい頃は寝物語で天岩戸神話や素戔嗚尊の八岐大蛇退治といった話を聞かされて育ちました。私「さるたひこ」はそういう背景をもっています。

ですが、実は30歳を過ぎるころまで、私にとってこうした背景はあまり意味を持ってませんでした。むしろ、ヘンテコな名前をつけられたくらいの感覚しかなく、私は私で好き勝手に生きてきたように思います。

私が日本神話に目を向ける「きっかけ」になったのは数年前の父の病気でした。脳に腫瘍があり手術が必要な状況で、それまで父と向き合う事などあまりなかった私でしたが、父の手術、そして余命といった問題に家族で向き合うようになり、その中で父と多くの事を話すようになっていきました。父が取り組んできた事、これから取り組んでいきたい事を聞き、私なりに理解を深めるなかで立ち上がって来たのが「日本神話」でした。これはこれで自然な感覚で、冒頭の、私の生い立ちが人生という枠組みの中で繋がり始めたのです。

 

2.日本神話のもつ「豊かさ」に触れた感動

「日本神話」。この言葉を聞いてピンとくる人はほとんどいらっしゃらないと思います。もしかすると「八岐大蛇」や「因幡素兎」といった言葉はどこかで聞いたことがあるかもしれません。現代の日本において、ほとんど接する機会のなくなってしまった日本神話。実は日本にも神話があったりするのです。

私がハマっていった理由。それは、日本神話が持つ豊かな世界観です。日本神話が記されているのは、日本の歴史書である『日本書紀』、天皇家の私的歴史書である『古事記』ですが、特に、『日本書紀』は一つの伝承について、様々な異伝が存在しており、どれが正しいのか、一見よく分からない構成になっています。通常、国の「歴史書」と位置づけられるなかで語られるのは「一つの物語」「絶対的に正しい物語」です。歴史とは2つも3つもあるものではなく、1つしかない、これは現代の私たちが通常考える概念だと思います。ところが、日本神話の世界では、1つの物語について実に多様な伝承が語られ、それぞれが相対的に存在を許されているのです。この、本来絶対なものを絶対とせず相対的に「あっていい」とする態度は、日本ならではの感覚だと思います。一言で言うと「曖昧」なのですが、それゆえに持つ「多様性」や「豊かさ」が日本神話の世界にあって、私にとって魅力的でどこまでも奥ゆかしいのです。また、これこそ日本人ならではの価値観(あるいは、日本ならではの心)だと考えています。

また、この世界観は現代社会においてこそ見直されるべきとも思います。絶対的なものが良しとされる風潮があって、それはそれで一つの在り方として間違ってはいないのですが、一方で、絶対視される反対側には切り捨てられるもの、認められないものがあるわけで。他を認めないという事は、そこに対立や衝突を生み出すことにつながっていきます。一方で、相対的であるということは、多様であるということ、つまり他を認めるということです。その意味で、日本神話がもつ相対的な構造、そこにある多様性を許容する態度には、現代社会に通じる「社会性」があり、今だからこそ必要なメッセージ性があると考えています。

 

3.日本神話を巡る旅を通じて痛感した現実

こうした背景と経緯から、日本神話を広めていく活動、あるいは日本神話を通じて日本の心や日本人の価値観を伝えていく活動を開始しました。父の手術も無事成功し、再び第一線で神話研究を開始した父から学術的見地をもらいながら、まずは「日本神話.com」で情報発信を、そして、日本にある神話にちなむ場所を巡り、文献に記載している内容と実際の現地の様子を検証するフィールドワークを開始しました。

当初、「神話を巡る旅」といった気楽な感じで開始した活動でしたが、神話にちなむ場所や神社を訪問し、現地でお話を伺う中で、地方が向き合っている現実に直面していくことになります。一言で言うと、過疎の進行にともなう地域の伝統文化や風習の断絶危機であり、現在進行形の地方の現実です。

過疎=人がいなくなっていく事により、それまであった文化や伝統、風習が失われていく危機に直面する地域社会。それは例えば、去年までできていた村の祭りが今年はできなくなる、神社の改修・維持継続ができなくなる、といった形で進行しており、これは神社のみならず日本の至る所で発生している事だと思います。神楽や村の祭りに代表される、その地域地域で行われてきた伝統、風習は、それはそれで人々が過去から現在へ受け継いできた大切な文化資産なのですが、継承する人がいなくなることで断絶が発生してしまうのです。誰かが継承する仕組みを作っていかないと、ある年、ある日から、文化の断絶が発生し、一度断絶した文化は復活させるのは非常に難しくなります。

日本神話から出発した活動は、それだけでは十分ではなく、神話にちなむ神社を中心とした地域振興、そして各地域で受け継がれてきた文化や伝統、風習を後世に受け継いでいく仕組みづくりが必要であるとの認識をもつようになっていったのです。

 

4.自分の世代でできる後世への継承

課題は非常に大きいのですが、日本神話の導きと御縁を信じて私なりに等身大でできることを一つずつ実行していきたいと考えています。

私たちにできることは大きく3つあります。

  1. 日本神話の情報発信を通じた啓蒙活動
  2. 神話にちなむ神社や場所を中心とする地域振興
  3. 失われつつある伝統文化や風習を後世へ継承する仕組みづくり

まず、①については、「日本神話.com」を立ち上げ、学界の最新研究成果とフィールドワークをもとに日本神話を分かりやすく伝える活動を進めます。また、今後、日本神話講座を全国で開催し神話の理解を深めていきたいと考えています。

②については、まず第一弾として、奈良県吉野郡東吉野村にある水神宗社「丹生川上神社」様と御一緒させていただき、清涼飲料水製造業を新たに立ち上げました。売上から神社の維持継続のほか周辺自然環境の保全費用を捻出、あるいは雇用を生み出すなど取り組みを進めています。

③については、今後、水事業が軌道に乗り次第チームを組成し仕組みづくりへ向けた議論を開始したいと考えています。

まだまだ始まったばかりですが、このタイミングでこのご縁と機会をいただけたことに意味があると思います。引き続き三才の道を丁寧に進んでいきたいと考えています。

 

以上、私「さるたひこ」がなぜこのサイトを運営しているのか、プロフィール的なものとあわせてご紹介させていただきました。最後までお読みいただきありがとうございます。

これから事業を形にしていき皆様へのお届けできる情報や地域商品も少しずつ増やしていこうと思っています。是非とも当活動へのご理解とご支援をいただければ幸いです。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

さるたひこ