「金刀比羅宮」は、本宮へ続く石段が非常に特徴的で。日本で最も石段が多い神社の一つ。
その数、なんと1368段!
本宮は琴平山(象頭山)の中腹にあり、そこまで785段。奥社である厳魂神社まで含めると1368段に。
ご祭神は、大国主神の魂である「大物主神」。その神話的背景から、農業殖産、漁業航海安全を中心に、医薬、技芸など幅広いご利益で厚い信仰をあつめています。
今回は、その、本宮とかご祭神とかよりも、階段(石段)をフィーチャー。あくまで本宮までですが、その最初から最後まで全部をご紹介いたします!
金刀比羅宮の階段|日本最大の参詣階段!琴平山(象頭山)の中腹、本宮まで785段の全部をご紹介!
目次
金刀比羅宮の階段、最初のスタート地点はコチラ!
▲県道207号線と208号線の交わる交差点。奥の山が琴平山(象頭山)です。象頭山の高さは538m!
以下、ふもと部分から本殿境内まで、金刀比羅宮の階段をご紹介。
さーがんばろ。
▲ふもとの参道脇には至る所にお土産屋さんが!下界でのアレコレは後で!
特に、写真右にある「杖」!是非ゲットされてください!!!
金刀比羅宮の階段を登るのに必須のアイテム「杖」。
あとあとになって、じわーっと効いてくる感じ。是非。転ばぬ先の杖とも申します。
▲さー、金刀比羅宮の階段が登場してきました。
で、もーとにかく、次から次へと襲ってくる石段たちです。
▲100段目の標識。このへんは序の口であります。本宮まで残り685段!奥社まで残り1238段!
マジか!
て、まだまだ続く、、、
と、
そこへ、、、
えっさほっさと、、、
籠ーーーーーーーーーーーー!!!!
こ、これは、、、
かなりアリだ!
コチラ、会社名「石段かご事務所」と申しまして、通称「石段かご」として親しまれる籠であります。
申し込める場所は、香川県仲多度郡琴平町札の前。営業時間は7:30~17:00。境内前の大門365段まで連れて行ってくれます。「全国唯一の登山かご」。年中無休で、スゴイ!
ま、旅の記念に是非。いいよねー
▲で、やってきました、、、294段付近。。 ぜーはーぜーはー、、、
残り、たったの1074段であります! orz…
大門
▲すでに意識が朦朧として、、、かすむ。。。??
こちら、365段付近の大門。ここからが御神域。水戸黄門で知られる「水戸光国」のお兄さん「松平頼重」候から寄進された立派な門です。
て、その前に、、、
キタ━(゚∀゚)━! 甘酒茶屋!!! 大門前で営業中の「冷やしあま酒」。サイコーだ!
で、体力のない私さるたひこ、ここらでちょっと小休憩であります。
おおう、、こぼれてるやん。。。店主、、、 ま、いいか。。。
で、いただいてみると、、、
お? こ、これは、意外に(゚д゚)ウマー!
あま酒をいただきながら、登って来た道を振り返ります。もう、ここまで来たんだから良いんじゃないかと、、、
そんな煩悩を振り払い、先に進みます。
桜馬場
こちら、大門から150mほど続く石畳の道。「桜馬場」と呼ばれてます。道の両側には桜!
そしてたくさんの寄進石燈籠が。寄進額が、、、気になって仕方がない「俗な」さるたひこでした。。。
▲コチラ、春になると、満開の桜が左右から出迎えてくれて、それはそれはすばらしい参道に。
って、まだある金刀比羅宮階段!!!
ぜーはーぜーはー、、、多分、一生分の階段(石段)を登ったような気がする。。。
桜馬場西詰銅鳥居
「桜馬場西詰銅鳥居」というからには、「馬場」であります。鳥居を正面に見て左手奥。
馬場!!
▲馬場だけに! こちら、「トウカイ・スタント号」!サラブレッドで、人間年齢にして96歳!
▲馬場には、2頭の馬がおりまして、片方は散歩中でした。いずれも、神様がお乗りになるための馬「神馬」であります。
奥の、金色の構造物は、スクリューです。やはり、金刀比羅宮ですから、航海安全ご利益の信仰がスゴイのです。
さて、
さきほどの「桜馬場西詰銅鳥居」に戻り、先に進みます。
こちらの階段をあがったところ、
石段595段付近は広場になっております。
▲手水舎と、、、その左手、「祓戸社」があります。
祓戸社
「祓戸社」には、「瀬織津比咩神」「速開都比咩神」「氣吹戸主神」「速佐須良比咩神」の4柱が祀られております。まとめて「祓戸神」。
『古事記』『日本書紀』のほか、『延喜式祝詞』等の文献がもと。いずれも「祓い」に関連する神様たちが集結なう。いずれにしても、石段595段付近は、手水舎と祓戸社と、清める場所。大物主に会う前に、穢れを祓っておきましょう。
出雲大社(島根県)といい、大神神社(奈良県)といい、大国主や大物主を祭る神社には共通して「祓戸社」があります。これは何かあるのかもしれませんね。
火雷社
ご祭神:火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神。 他、八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神が合祀。
ご利益:鎮火・消防の神、疫病を防ぎ止める神
「祓戸社」の左隣に鎮座。鎮火消防、疫病を防ぐ、ということで、防御系のご利益神社ですね。
で、また金刀比羅宮階段を、、、
登りきったところ、
石段628段付近にあるのがコチラ、旭社。
帰りの道で参拝することになってますので、一旦スルーでOK。
と、
ココ、金刀比羅宮階段628段付近には休憩処があります。
一息いれて、さらに進みましょう。このあと、最後の心臓破り階段(石段)がありますから、休んでおくことをおススメします。
で、その休憩処の奥に、、、
賢木門
元の名前は「逆木門」。こちら、建築を急ぐあまり、柱を一本、逆さまにつけてしまったところから。後に、「逆」の字を嫌い「賢木門」と書くようになった門。
門をくぐると、ぐっと御神域な感じが出ます。
遥拝所
伊勢神宮や、皇陵を遥拝する場所。
真須賀神社
御祭神:建速須佐之男尊・奇稲田姫尊
御利益:勇武絶倫
本宮の御祭神「大物主神」の祖神にあたる建速須佐之男命を祭ります。
御前四段坂
登りに登った650段の階段(石段)も残すところあと133段!黄金のボードに「登って幸せ、福が来る!」と。
コチラ、なんでも、2015年から始まった観光キャンペーン「ゴールドプロジェクト」から設置されたシロモノ。金刀比羅宮の「金」にあやかったものなんでしょうね。しっかり動機づけをしてくれるスグレモノであります。
琴平山(象頭山)の中腹にある本殿まであと少し。深い木々に囲まれた階段(石段)を登りながら日々の穢れが落ちていくような心地がします。
事知神社
御祭神:積羽八重事代主神・味鉏高彦根神・加夜鳴海神
御利益:商売繁盛
で、ようやく、、、
御本宮
キタ━(゚∀゚)━! つ、ついに到着です!!!
おつかれっした!!!
、、、あーしんど。。。大物主さん、なんでわざわざこんなところに、、、
ということで、この先は、こちらで!⇒「金刀比羅宮|農業殖産、漁業航海安全を中心に、医薬、技芸など幅広いご利益で厚い信仰をあつめる「こんぴらさん」は785段の石段を登った先、琴平山(象頭山)の中腹に鎮座中。」
まとめ
金刀比羅宮の階段
「金刀比羅宮」は、本宮へ続く石段が非常に特徴的で。日本で最も石段が多い神社の一つ。
その数、なんと1368段!
本宮は琴平山(象頭山)の中腹にあり、そこまで785段。奥社である厳魂神社まで含めると1368段に。
ご祭神は、大国主神の魂である「大物主神」。その神話的背景から、農業殖産、漁業航海安全を中心に、医薬、技芸など幅広いご利益で厚い信仰をあつめています。
本宮とかご祭神とかよりも、階段(石段)をフィーチャーしてみましたが、いかがでしたでしょうか。あくまで本宮までですが、事前準備をお忘れなく。
そう、杖!
お忘れなきよう。
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