「名草山」は、和歌山県和歌山市にある山。標高228.7m。
中腹には西国二番札所の紀三井寺があります。
まろやかにやさしい山容は、美しい和歌浦の一部として是非チェックしていただきたいスポット。
今回は、桜の季節の咲き乱れる桜とともにご紹介です。
名草山|春の名草山は「関西一の早咲き桜」が満開!咲き誇る桜と紀三井寺とを合わせてご紹介!
名草山概要
![キャプチャ](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/66c19942ab4ba346fdb64ccc04cde373.jpg?resize=654%2C556&ssl=1)
飛鳥の三輪山に似て、まろやかにやさしい山容。
こちら、近くの片男波の和歌公園からのビュー。本当に美しい。。。
この山が、鏡のように波静かな和歌の浦の水面にゆったりと影を落としているさまは、まさに万葉集に謳われる名所。
名草山 言にしありけり 我が恋ふる 千重の一重も 慰めなくに
美しい名草山。でも「なぐさ」は言葉だけだったのかも 私の恋の苦しさの千の一つも慰めてくれなかったもの
『万葉集』(巻7-1213)
と。
で、山の中腹には西国三十三所第2番札所の「紀三井寺」があり、境内は「関西一の早咲き桜」として、また桜の名所として「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
![紀三井寺 (36)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/5b5d75ce74a4ec04ea4f352f69ef894f.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲紀三井寺本堂の風景。3月末。桜がホントにキレイです!たくさんの観光客の皆さん、そしてお花見の皆さんがいらっしゃいました!
紀三井寺
名前の由来は湧き水から。「三井水」と呼ばれる「吉祥水・清浄水・楊柳水」お寺の名前の由来でもあり、「名水百選」に選ばれる清水です。
以下、入り口の様子からご紹介。春の桜を是非ご堪能いただければと思います。
![紀三井寺 (3)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/aecc6c0781bcdd83e921a09cb81e819f.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲紀三井寺の入り口から。桜門。この時点から桜が出迎えてくれます。
車でお越しの際は、すぐ近くに駐車場がありますので、ご利用ください。時期によって混雑しますが、待っていれば空きます。
![紀三井寺 (8)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/8541cb49589b460e38df6664f7b30f8f-e1469439822667-768x1024.jpg?resize=654%2C872&ssl=1)
桜門をくぐると急な石段が。頑張って登っていきましょう。
コチラ、楼門から上で数えて231段。
別名「結縁坂」とも言われます。
その昔、紀ノ国屋文左衛門は、若き頃から孝心篤く、母を背負ってこの坂を上り、観音様へお詣りをしました。途中、ぞうりの鼻緒が切れ困っているところに、玉津島神社の宮司の娘「かよ」が通りがかり、鼻緒をすげ替えたが縁となって二人は結ばれ、宮司の出資金によるみかん船で大儲けしたという紀ノ国屋文左衛門ゆかりの坂。それが「結縁坂」であります。
商売繁盛も良縁成就も、その他なにごとも、先ずは信心からと申せましょう。お寺の紹介板より
と、ええ話やー
そんなエピソードも踏まえて登られると趣あって良し。
![紀三井寺 (9)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/74b3dd855c70c2f7a49786cd89ce7013.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲階段を登っていく途中にあります。こちらがお寺の名前の由来になった湧き水「三井水」の一つ「清浄水」です。
ここから南へ約100mのところに「楊柳水」が、北へ約400mのところに「吉祥水」があります。
三つの井戸で「三井水」。からの「紀三井寺」。和歌山市指定文化財です。
![紀三井寺 (15)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/71bb1f3b5c0f33f8130c5192c74a5775.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲途中にいくつかの小さなお堂が。こちら厄除けご利益あり!
![紀三井寺 (16)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/1dcecfbbcaf8933b3a379c0b2f7ce6b2.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲山の中腹くらいから。結構見下ろす感じで、、、ホント急こう配。。。汗
![紀三井寺 (17)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/c017c2abdf947224f86e56145101d63f-e1469440422403-768x1024.jpg?resize=654%2C872&ssl=1)
▲皆さん楽しそうにお花見なう♪ほんと桜がキレイだー。ってさっきからそれしか言ってませんね。。。
![紀三井寺 (18)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/8ba386117738339df0418f8c96a9ec21.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲ようやく頂上が見えてきました。。。ぜーぜー。。。
![紀三井寺 (36)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/5b5d75ce74a4ec04ea4f352f69ef894f.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲で、登りきったところがこちら!ほのぼのとした時間が流れていて心地よし。
![紀三井寺 (25)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/3e8bfd1247d219fbf2dd6147c351a93c-1.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲本堂を正面から。桜いっぱいの本堂です!
ちなみに、、、
![紀三井寺 (26)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/e311f06f288e7d81f2dd1e33bd691e6e.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲本堂手前の「ソメイヨシノ標本木」!
こちら、和歌山地方気象台季節観測用で、近畿地方に春の到来を告げる「開花宣言」の基準となる桜であります!!!
スゲー。。。こ、こんなところに。。。
そして!
桜の季節、ちょうど本堂内の特別公開をされてましたよー
![紀三井寺 (30)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/8140a32effcd9ded877358046a943ce6.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
からの、、、
![紀三井寺 (39)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/4b80d086dff5ead1867c7cbd53fbbfb7.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
そして、本堂内奥に普段はなかなかお目にかかれないお宝の皆さんが、、、
![紀三井寺 (44)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/0966e4d71e225ab104ba8264e3f8d9e5.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
![紀三井寺 (45)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/8d745353adb8cb3e0343434dbdec4342.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
やはり仏教美術って美しいですよね。ほんと、心が洗われる感じがします。その静謐さに。
紀三井寺の春の特別公開、是非チェックされてくださいね。
そしてそして、
![紀三井寺 (33)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/e9a46825b27826683fe482c6c483f49d.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲見てください!この見晴らし!!! 今まで登った甲斐があったというもの。和歌浦が一望できます。
![紀三井寺 (24)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/4ad7104912c779bf34cc9421638d9bb1.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
さらに、
![紀三井寺 (34)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/2737a90284754bae0936ee392a721313-e1469715068282-768x1024.jpg?resize=654%2C872&ssl=1)
▲紀三井寺の樟樹(くすのき)。和歌山市指定文化財。天然記念物だそうです!
そして、こちらが仏殿!
![紀三井寺 (57)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/7f96ce1d2d55f0d635eb592013785c43.jpg?resize=654%2C491&ssl=1)
▲鉄筋コンクリート造3階建の仏殿。2002年竣工。高さ25メートル。
内部には高さ12メートルの「大千手十一面観世音菩薩像」を安置。それがコチラ!
![紀三井寺 (58)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/06e77652b4fb85b17621760894df4d46.jpg?resize=654%2C872&ssl=1)
どーん!!!
す、すごい迫力でやんす。。。金ピカピカ。。。汗
![紀三井寺 (63)](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/07/e47f9e046c8ba375c0414cb48b515974.jpg?resize=654%2C872&ssl=1)
と、いうことで。
お帰りはお気をつけて。手すりは必ず利用しましょう。名草山と春の紀三井寺。なかなか素敵なところでした!
まとめ
名草山
和歌山県和歌山市にある山。標高228.7m。
まろやかにやさしい山容は、美しい和歌浦の一部として是非チェックしていただきたいスポットです。
中腹には西国二番札所の紀三井寺がありますので、こちらも是非。特に3月下旬の桜の季節を激しくおススメいたします。
[map addr=”和歌山県和歌山市1201]住所:和歌山県和歌山市1201
駐車場あり
トイレあり
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