「伊勢神宮」は三重県伊勢市にある神宮。
高天原の統治者であり最高神として、日本神話に燦然と輝く「天照大神」を祭ります。
美しい鳥居と宇治橋をわたるとそこは太古から続く御神域。深い木々に包まれ参道を進むと、時間の流れ方が違う感じがして、とても奥ゆかしい静謐な気持ちになります。
今回は、日本における神社の最高峰「伊勢神宮」を、日本神話的背景とあわせて参拝の方法や見どころをまとめてご紹介します。
伊勢神宮|高天原の統治者&最高神「天照大神」を祭る日本最高峰の神宮を日本神話的視点からご紹介します。
目次
伊勢神宮の御祭神「天照大神」の日本神話的誕生経緯
まずは、当サイトならではの日本神話をお届け。まずは神話を理解してリアルな現場「伊勢神宮」をチェックです。
「伊勢神宮」ご祭神の「天照大神」は、日本神話でその誕生経緯が伝えられてます。詳しくはコチラで⇒「伊勢神宮のご祭神|日本神話で伝える伊勢神宮のご祭神「天照大神」誕生経緯をディープにご紹介!」
ポイントは以下の通り。
- 『日本書紀』では、「この御子は輝くこと明るく美しく、天地四方の隅々まで照り輝いた。」と伝えるように、生まれながらにして照り輝く非常に尊貴な形で生まれました。また、世界の隅々までその光で照らす性質ゆえに、天上に送り天界の統治者として任命されました。
- 『古事記』では、禊祓の中で、左目を洗うことで天照大御神が誕生し、高天原を統治するように任命。『日本書紀』とは違い、天照の輝く性質や特質は伝えていません。
この性質とか統治領域=最高神としての位置づけ、が非常に重要です。
生まれながらにして照り輝く存在で、非常に尊貴な形で生まれた事、ゆえに天界の統治者として任命された経緯、是非チェックされてください。
伊勢神宮の創建経緯
日本神話にもとづくご祭神の誕生経緯をチェックしたところで、伊勢神宮自体の創建経緯も確認。こちら、神代ではなく、人代のお話。
第11代の垂仁天皇代(←諸説ありますが、紀元年前後のころ、今から2000年ほど前)。
垂仁25年3月、天皇の第四皇女である「倭姫命」が、天照大神の神魂(八咫鏡)を鎮座させる地を求め諸国を旅します。
で、「伊勢国」に来たところで、天照大神が「ココが良い!」と言って鎮座地決定。詳細はコチラで⇒「伊勢神宮の起源|「常世の浪が打ち寄せる美しい国だから。」by天照大神」
ココで、天照大神が自ら仰った内容が重要でした。
「この神風の伊勢国は、常世の浪の 重浪 帰する国なり。傍国の 可怜し国なり。是の国に 居らむと欲ふ。」
「是神風伊勢國、則常世之浪重浪歸國也、傍國可怜國也。欲居是國。」(『日本書紀』垂仁天皇条より)
ポイント以下3点。
- 天照大神が倭姫と諸国を旅したとき、天照は「八咫鏡」をご神体として巡っていたこと。
- 伊勢神宮の地は、天照大神自身が決めた場所であること。
- 伊勢が選ばれた理由が大事で、それは「伊勢国は、常世の浪の重浪 帰する国で、美しい国」であること。
です。
天照大神、実はもともと宮中にいらっしゃったのですが、天照パワーが強すぎて大変な事がいろいろ起こってしまった次第。で、別の場所に移動しましょうと。いうことで、鏡を御神体として諸国を巡った次第。
で、この伊勢の地に来た時、天照大神自身が、ココがイイ!と言って鎮座地決定。これが「伊勢神宮」のはじまり。
「神風が吹き、理想郷から打ち寄せる浪がおしよせる美しい国」、それが伊勢の地だったという訳で。
確かに、伊勢の地「伊勢神宮」は、時間の流れ方がとても穏やかで温かい感じがします。加えて、三重県に隣接する海の向こうに常世の国がある、、、って、もう、コレすごい神話ロマン!
さて、
現在のように「伊勢神宮」が「神の宮」、つまり「神宮」と呼ばれるほど大規模になったのは、7世紀後半、天武天皇(第40代)から持統天皇(第41代)にかけてのこと。これもチェック。律令体制の整備が進んだことも背景としてあります。
あとは、近世における全国的な「お伊勢参り」の拡大と浸透。それまで、どちらかというと宮中や公家社会中心だった信仰が、庶民のなかに浸透していった訳で。始まったのが「お蔭参り」。伊勢神宮を「お伊勢さん」と呼ぶようになるのも、庶民の親しみを込めた感覚が背景にあったりします。
伊勢神宮とは
神代から人代の経緯をお伝えしてきました。ココからは、現在の伊勢神宮についてのうんちくを少し。
伊勢神宮の正式名称は「神宮」。「伊勢神宮」自体は通称です。
実は、「伊勢神宮」自体は、単体の神社のことではなく、全部で125社もある宮社の総称。その実態は、「皇大神宮(内宮)」と「豊受大神宮(外宮)」の2つの「正宮」を中心として、14か所の「別宮」、109か所の摂社・末社・所管社、計125の宮社であります。
いわゆる「伊勢神宮」と言われるのは、「皇大神宮(内宮)」のこと。ココチェック。
他、代表的なところでコチラをチェック。
⇒「外宮(豊受大神宮)|伊勢神宮の台所!天照大神の食事を司る豊受大御神は衣食住や産業の守り神としても篤い崇敬をあつめていますが、実は丹波国出身。」
⇒「月讀宮(皇大神宮別宮)|簡素明澄にして清純な四宮が並列する独特なスタイル!厄除け、心身浄化、開運招福、安産・子授けご利益で信仰を集める宮では参拝順番にご注意を。」
⇒「月夜見宮(豊受大神宮別宮)|清々しさとシンプルさを兼ね備えた社殿が美しい!天照大神の弟的立ち位置の月夜見尊を祭る神社」
ちなみに、伊勢神宮は、明治時代から戦前までの近代社格制度では、すべての神社のさらに上に位置する神社として、一般の社格の対象外でした。要は、「別格」。
とにもかくにも、悠久の歴史と伝統、そして史上最強・全治全能的神様を祭る神社、それが伊勢神宮です。
伊勢神宮参拝の方法
そんなこんなで、伊勢神宮参拝の方法も独特。なんせ2000年以上の歴史を誇る訳で。蓄積されてきた「しきたり」というのがあります。詳しくはコチラで⇒「伊勢神宮の参拝方法|外宮先祭をベースにした伊勢神宮独自の参拝方法があります。」
ココではポイントを簡単に。
- 外宮から内宮へ参拝する順番です。
- 内宮は右側通行。真ん中は神様の通り道です。
- 鳥居の前では一礼を。
- まずは正宮にお詣り。その後、別宮をめぐる。
- 御正宮では報告と感謝を中心に。
- 「二拝、二拍手、一拝」で。
「伊勢神宮」参拝には、まずはこれだけ押さえておけば大丈夫!
あと、補足としては、
⑦浜参宮と呼ばれる習わしもあります。
詳しくはコチラで⇒「夫婦岩と二見興玉神社|夫婦岩の間から昇る日の出の美しさと荘厳さに感動!倭姫命がその美しさに2度振り向いたのも納得の、伊勢の超おススメ観光スポット!」有名な「夫婦岩」があるスポット。お時間があれば是非チェック。
他にも、外宮のほか月読宮等の別宮を回ってから参拝すべし的な内容もありますが、、、ま、あんまり形にとらわれる必要はなく、やはり気持ちが大事。ただ、ひとつひとつの作法には意味があるわけで、これはこれで大事にしたいですよね。
個人的には「先義後利」の優先順位はどんな場面でも大事だと思ったりします。「しきたりと気持ちバランス」の着地点はそれぞれの信仰にお任せ、ということで。
- 伊勢神宮のご祭神「天照大神」は、生まれながらにして照り輝く非常に尊貴な形で誕生。また、世界の隅々までその光で照らす性質ゆえに、天上に送り天界の統治者として任命されました。
- 伊勢神宮の場所が選ばれた理由が大事で、それは「伊勢国は、常世の浪の重浪 帰する国で、美しい国」であること。天照大神が自分で決定。
- そこから現在に至るまで2000年以上の歴史を持つ伊勢神宮。今では全部で125社もある宮社の総称として「伊勢神宮」があります。
- そんなこんなで、「伊勢神宮」参拝の方法も独特。歴史のなかで蓄積されてきた「しきたり」あり。全部で7つ。ただ、「しきたりと気持ちバランス」の着地点はそれぞれの信仰にお任せで。
伊勢神宮の場所
さて、日本神話にもとづく、伊勢神宮ご祭神の誕生経緯、並びに人代の創建経緯をチェックしたところで、実際の現場を確認していきましょう。
神話で伝える内容が、どのように現実として展開されているのか?
これも立派な神話の楽しみ方ですよね。
伊勢神宮の場所は、三重県伊勢市宇治館町 。島路山と神路山の麓、五十鈴川のほとりに鎮座なう。
[map addr=”三重県伊勢市宇治館町1″]何度も申し上げますが、この地は天照大神ご自身が選んだ場所であり超絶パワースポット。日本神話と創建経緯をゲットされた読者の皆さんならお分かりいただけるはず!
鉄道の場合、最寄りは近鉄「宇治山田駅」で、そこからバス15分くらいです。
ただ、先にご紹介した伊勢神宮参拝の「しきたり」に従い、外宮から参拝される場合は、近鉄&JR「伊勢市駅」からバス利用。まず外宮前で降りて外宮参拝、その後、伊勢神宮前で降りて内宮参拝、という流れ。コチラも参考に⇒「伊勢神宮参拝記|弾丸バージョン|電車で行く場合、最低1時間半は必要だった件」
車利用場合は、外宮、内宮ともに駐車場が整備されてますので、そちらを利用ください。早めの時間帯がおススメ。すぐに満車になってしまいます。土日祝日はヤバい、。。伊勢神宮。
伊勢神宮の境内
さて、ココからが「神話の現実展開」の現場。今回は、「伊勢神宮」の駐車場から、おはらい町、おかげ横丁を通って宇治橋へ到達するルートをご紹介。
▲地図上の「おはらい町」から「伊勢神宮」へのルート。とにかく広い!1周するのに30~60分程度を目安に。
▲おはらい町の様子。「おはらい町」とは、伊勢神宮のおひざ元にあって、お土産屋さんや飲食店が立ち並ぶ町のこと。
五十鈴川に沿って、約800mほどの石畳が続く道の両脇に、まー、いろんなお店が並んでまして。良い意味でレトロ? 別の言い方をすると、ごちゃっとなんでもアリ。参拝客、観光客目当ての雑多な商売が胸を熱くしてくれます。
おはらい町の先に、宇治橋前に立つ、伊勢神宮の最初の鳥居と広場。
▲この日はスカッと快晴。伊勢神宮、快晴の日は特に美しいです。
宇治橋と鳥居
コチラ、「冬至の日」が特別。日の出の時、鳥居の真正面で昇る太陽を見られます。この「太陽と鳥居の位置関係」が偶然なのか、計算されたものなのかはわかりませんが、伊勢神宮の神秘として知られます。
宇治橋を渡るといよいよ伊勢神宮の御神域。参拝方法でも触れた通り、鳥居の前では一礼を。帽子を取って一礼されてらっしゃる方も。流石でございます。
▲こちらが五十鈴川。美しい景色。可怜し国なり伊勢神宮。もう最初からそういうマインドで入ってるので、何から何まで神聖な感じに見えてしまう。。。汗
▲宇治橋を渡るとすぐ右手に折れてしばらく砂利道を進みます。伊勢神宮、右側通行ですね。ザクザク行きましょう。
五十鈴川御手洗場
砂利道を進むと右手に。五十鈴川御手洗場と呼ばれる場所。「伊勢神宮」における昔の禊の場所です。
▲ほんと、禊スポットとして最高な感じ。風景が素晴らしくて。。。可怜し国なり伊勢神宮。思わず飛び込んでしまいたくなる感じ。。。
手を清めたら、先に進みましょう。
御手洗場を過ぎると、深い木々に包まれた参道を行きます。
▲太古から続く神域で、ずっと大切に守られてきました。とても清々しい参道が続きます。
時間の流れ方が違う。。。まさに可怜し国なり。
ホント、深い木々で、太古から続く時間の流れを感じさせてくれるのです。
しばらく進むと神楽殿とかが見えてきますが、それは後で!まずは伊勢神宮の「御正宮」を目指しましょう。
御正宮
ご祭神:天照大神
輝くこと明るく美しく、その徳でもって天地四方の隅々までも照らす最高神。皇室の御祖先の神であり、日本国民の総氏神としても位置付けられてます。日本神話をゲットされた読者の皆さんならお分かりいただけるはず!
「二拝、二拍手、一拝」で、日々のご報告と感謝をお伝えしましょう。御正宮での参拝が終わったら、そのまま奥の別宮「荒祭宮」へ向かいます。
荒祭宮
ご祭神:天照大神荒御魂
内宮の「第一の別宮」。作法のところでも触れましたが、「荒御魂」とは、神様の魂のこと。特に、格別なご神威を現すマインドと表出(あるいは働き)のことを言います。お願いやお祈りをされる場合はコチラで。
ご利益:開運招福・心身浄化・病気平癒などあらゆる方面の御神威
コチラも参考に⇒「伊勢神宮の御利益とは?日本神話が伝える天照大神の御神徳は「照らす」ということ、私たちをいつも見守ってくださっています。」
風日祈宮
ご祭神:級長津彦命と級長戸辺命
農作物を育むのに大事な、雨と風を司る神様を祭ります。ご祭神は、日本神話的には国産みのシーンで登場。『日本書紀』第五段 一書第六より。
伊奘諾尊(♂)と伊奘冉尊(♀)の2神が「大八洲国」を生むと、その国には朝霧がかすんで立ちこめていた。その霧を吹き払った気(いき)が自然に神になった。その神の名前が「級長戸辺命」で、「是れ風の神なり」と伝えます。
ちなみに、、、鎌倉時代の2度の元冦のときに「神風」を起こして日本を守ったとされる神様です。。。外宮にも同じ御祭神の「風宮」あり。
御稲御倉
ご祭神:御稲御倉神
御稲御倉は、内宮の所管社。御正宮から荒祭宮に向かう道の途中、左手にあり。このサイズで実は神社。日本神話的に、稲を見出したのが天照大神となっていますので、そのつながりから。稲、日本文化や伝統においては超重要アイテムであります。
「伊勢神宮」の神田から収穫した「抜穂」の御稲が納められ、祭典に際し大御饌として神前にお供えされます。
四至神
伊勢神宮の境内四方を守る神様とのこと。「四至神」と読みます。
石座があるだけのシンプルな造り。近年、実はココが伊勢神宮の中で最高に強力なパワースポットだと言われています。。。神楽殿のそばにあります。
子安神社
ご祭神:木華開耶姫命
子授け・安産の神様として知られています。
神楽殿
▲カメラに入りきらないくらいデカい。。御祈祷を希望する場合はこちらで申し込みを。お守り、御朱印をいただける神札授与所のすぐそばです。
水の通る音が聞こえる?
とのことですが、「伊勢神宮」の御神木なので止めておきましょう。木が痛みます。
御厩
神様の乗り物とされる神馬「空勇号」。アングロアラブ種!見たときは暇そうでしたが。。。でも、毎月1日、11日、21日の8時頃に正宮にお参りされるそうです。
以上が、メインどころの「伊勢神宮」正宮と別宮、その他の施設でした。
- 宇治橋を渡ると伊勢神宮の御神域。橋手前の鳥居前では一礼を。五十鈴川御手洗場とで清めた後は、まっすぐ御正宮を目指しましょう。
- 御正宮では、日々のご報告と感謝を。その後、奥の荒祭宮でお願いやお祈りをしましょう。
- 風日祈宮や神楽殿の他、御祭神「天照大神」に関連する処では、御稲御倉は要チェック。日本神話的に、稲を見出したのが天照大神となっていますので是非。
伊勢神宮の式年遷宮
伊勢神宮が特に人気を博すようになったのは、やはり平成25年に62回目の式年遷宮が大きいですね。このとき、年間参拝者数がなんと1400万人超え!
詳しくはコチラでまとめてますので是非チェック⇒「伊勢神宮の式年遷宮|20年に1度の神様のお引越し♪遷宮の全体像と概要を分かりやすくまとめ!」
ココでは概要を。
「式年遷宮」とは、
- 「式年」とは「決められた年限」と言う意味。伊勢神宮の場合、20年を1つの年限=式年として定めているという事。
- 「遷宮」とは、古い社殿から新しい社殿にお遷りいただく事。神様なので「移る」も「遷る」という漢字を使います。
ということで、2つのポイントを合わせて「式年遷宮」。社殿を設ける敷地は、東西に二つ用意されていて、新社殿が完成すると、旧社殿からお引越し。これを20年を式年として行われます。これ、社殿だけでなく、装束や神宝も造り改めます。
大事なのは、それを行う理由で。
それは、神嘗祭と関係します。神嘗祭とは、五穀豊穣をお祝いする感謝祭の事。伊勢神宮で行われる年間のお祭りのなかで一番重要なのが神嘗祭。
そもそもは、この一番大切な神嘗祭をいつも清々しい環境で行うために、式年遷宮を行ったという事。ここ重要なところなのでしっかり押さえておきましょう。農耕社会を作り上げた古代日本にとって、五穀豊饒を祝う事は特別な意味を持ってた訳ですね。
- 社殿を設ける敷地は、東西に二つ用意されていて、新社殿が完成すると、旧社殿からお引越し。これを20年を式年として行われるので「式年遷宮」。社殿だけでなく、装束や神宝も造り改めます。
- もとは、五穀豊穣をお祝いする感謝祭である「神嘗祭」と関係あり。伊勢神宮で行われる祭りの中で一番大切な神嘗祭をいつも清々しい環境で行うために、式年遷宮を行うようになりました。
「伊勢神宮」その他!
ほんとどこまでも深く、神聖な太古の森が広がっています。この感覚は伊勢神宮でしか味わえないと思います。可怜し国なり伊勢神宮
まとめ
伊勢神宮(皇大神宮・内宮)
伊勢神宮は、三重県伊勢市にある神社で、高天原の統治者であり最高神として日本神話に燦然と輝く「天照大神」を祭ります。
美しい鳥居と宇治橋をわたるとそこは太古から続く御神域が広がります。深い木々に包まれ参道を進むと、時間の流れ方が違う感じがして、とても奥ゆかしい静謐な気持ちになります。それはまさに「可怜し国なり伊勢神宮」
再度、ポイントをまとめておきます。
- 御祭神「天照大神」は、生まれながらにして照り輝く非常に尊貴な形で誕生。また、世界の隅々までその光で照らす性質ゆえに、天上に送り天界の統治者として任命されました。
- 人代以降、天照大神は「八咫鏡」をご神体として、宮中から鎮座する地を求めて諸国を巡りました。その中で伊勢が選出。その理由は「伊勢国は、常世の浪の重浪 帰する国で、美しい国」だから。
- 宇治橋から先が伊勢神宮の御神域。橋手前の鳥居前では一礼を。五十鈴川御手洗場とで清めた後は、まっすぐ御正宮を目指しましょう。
- 御正宮では、日々のご報告と感謝を。その後、奥の荒祭宮でお願いやお祈りをしましょう。その他、伊勢神宮の参拝方法には「しきたり」がありますが、「しきたりと気持ちバランス」の着地点はそれぞれの信仰にお任せで。
- 式年遷宮は、五穀豊穣をお祝いする感謝祭である「神嘗祭」と関係あり。伊勢神宮で行われる祭りの中で一番大切な神嘗祭をいつも清々しい環境で行うために、式年遷宮を行うようになりました。
以上、是非。
日本における神社の最高峰「伊勢神宮」。是非、日本神話的背景とあわせてご参拝されてください。
[map addr=”三重県伊勢市宇治館町1″]住所:三重県伊勢市宇治館町1
アクセス:近鉄&JR「伊勢市駅」から三重交通バス20分
※鉄道とバス利用の場合は、外宮を飛ばしても1時間30分~2時間は必要です。
- 伊勢市駅と内宮前のバス往復:40~50分(片道20分)
- バス停から内宮入口まで往復:20分
- 内宮参拝 :最低30分
という事で、電車で行く場合、どんなに頑張っても伊勢神宮参拝に1時間半かかります。
鉄道駅は、他にも近鉄の「宇治山田駅」があり、伊勢神宮行きのバスもあります。
参拝時間:月によって若干変わりますのでご注意を。
- 1月・2月・3月・4月・9月 午前5時~午後6時
- 5月・6月・7月・8月 午前5時~午後7時
- 10月・11月・12月 午前5時~午後5時
外宮はコチラで!
☟三重県の神社をまとめております!
コチラも是非!日本神話を詳しく解説中!
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