「出雲日御碕灯台」は島根半島の西端にある日御碕にある灯台。
日御碕は、古代より「日没の地」として日本の夕日を代表する景勝地です。
日本海を一望できるナイスなビュー、白亜の美しい灯台が青天を突くように建っております。
今回は、日御碕の概要と出雲日御碕灯台を中心にご紹介です。
出雲日御碕灯台|白亜の塔身が青天に映える東洋一の灯台!夕日で有名な景勝地に立つ島根県のおススメ観光スポット
出雲日御碕灯台への道
出雲大社、稲佐の浜から延びる「県道29号線」で、海岸沿いのぐねぐね道を行きます。
▲早朝の県道29号線。左は日本海、右は山。ホント、ぐねぐねです。
途中、筆投島などのちょっとした景勝地もあり。
筆投島
平安時代の画伯・巨勢金岡が、この島を描こうとしたものの、朝夕に色彩が変わる絶妙な風景をついに写すことができず筆を投げてしまったという言い伝えから。
巨勢金岡は、平安時代前期の宮廷画家。日本画における独自の様式を追求、深化させ、唐絵の影響を脱した大和絵の様式を確立させた功労者とされるお方です。
こ、こんなところに来て筆を投げてたんですね。流石でございます。
日御碕
日御碕は、島根県出雲市大社町にある岬。島根半島の西端にあって日本海に面しています。
ココ「大山隠岐国立公園」の一部。
▲日御碕の先端部分。「出雲日御碕灯台」を中心にお土産屋さんが立ち並び、広大な駐車場もあります。
▲駐車場を降りると出雲日御碕灯台への道案内。こちらを降りていくとその先に灯台が!
▲岬周辺は、昭和の往時を偲ばせるお土産屋さんが立ち並び胸を熱くしてくれます。早朝だったこともありますが、閑散としすぎて、、、汗
近づいてきました!出雲日御碕灯台!! 白い塔肌が美しい!
出雲日御碕灯台
出雲日御碕灯台は、1900年に着工、1903年4月1日(明治36年)に完成。
現在も島根半島最西端の要衝で、日本海を航行する船舶の道しるべとして利用されてます。
灯台建設の背景は、日清戦争直後の海運振興のため、各地に大型灯台が集中的に建設されたこと。島根県においては、馬島灯台(浜田市)、美穂関灯台(美穂関町)に次ぐ3番目の灯台。
地上から頂部まで43.65mもある石積みの灯台としては東洋一。日本トップクラスの長身を誇る灯台であります。
作りは、地震対策として独特のスタイルを採用。
外壁は松江市美保関町から硬質の石材を切り出して使用した美しい石造り、内壁はレンガ造り外壁と空間をあけた特殊な二重構造で、コレ、日本独自の技術として個性を発揮しております。
参観料200円でなんと、163段のらせん階段付きで上部デッキにあがる事もできます。もちろん、展望台からは眺めは最高。
光源の一等レンズは、フランス製。直系2m59cm!デカ!
明るさは48万カンデラ、光到達距離は39km!スゴ!
出雲日御碕灯台は国際航路標識協会(IALA)なる機関が提唱した「世界灯台100選」にも選ばれるほど、地元でも日御碕のシンボル、「東洋一の灯台」として位置づけられてます。
建設当時は、職員が家族で生活するための宿舎があったそうですが、1974年に無人化、以後、有線監視方式となってます。
周辺の様子もご紹介。
そこかしこに標高20~36m程度の海岸段丘が広がる個性的な地形。
日御碕の海岸段丘は、数万年前に海面がこの高さまで上昇していた時期があったことを意味してるらしく、波による浸食作用によってつくられた平坦面の名残だそうです。
西向きのため、確かにここからの日没は絶景と呼ぶに相応しいこと間違いなしですね。
▲パノラマで。
おまけ
▲カニさんたちが足元に。。。もぞもぞされておりました。
それにしても灯台の白と空の青のコントラストは記憶に残る美しさでした。
まとめ
出雲日御碕灯台
出雲日御碕灯台は、島根半島の西端にある日御碕にある灯台。
日御碕は、古代より「日没の地」として日本の夕日を代表する景勝地。
日本海を一望できるナイスなビュー、白亜の美しい灯台が青天を突くように建っております。
出雲大社ご参拝の際には是非足を延ばしてみてくださいね。
[map addr=”島根県出雲市大社町日御碕1478″]住所:島根県出雲市大社町日御碕1478
お車の場合は、出雲大社から15分ほど。
バスの場合は、JR出雲市駅から一畑バスで45分、出雲大社から一畑バスで20分です。
コチラも是非!
コチラで☟島根の神社をまとめております!
旅と神社好きな皆さまへ。当サイトおススメ神社の皆さん!
コメントを残す