「金光稲荷神社」は広島県広島市にある神社。
コチラ、元禄時代(1688~1704年)に二葉山山頂に祀られた、広島東照宮の境内社です。
稲荷神社ということで、昔から商売繁盛や家内安全等、諸願成就の神様として信仰をあつめてきました。
境内は、山頂の奥宮まで約500段の階段を登り、途中に立つ鳥居は120基ほどという非常にレアなつくり。パワースポットな感じがビシビシ伝わってきます。
今回は、全国の稲荷神社の中でもかなりレアな部類に入る広島のお稲荷さんをご紹介です。
金光稲荷神社|商売繁盛と家内安全、諸願成就の神様「金光稲荷大神」を祭る!奥宮からは広島市内を一望できる素敵な展望スポットがあります。
目次
金光稲荷神社の場所
広島県広島市東区二葉の里。JR広島駅北口から徒歩10分ほどのところ。
広島東照宮の境内社という位置づけながら、その規模感は独立した一社といってもいいほど。
広島東照宮についてはコチラで⇒「広島東照宮|勝負運、仕事運、上昇運向上ご利益で全国展開する東照宮系列の一社!東照宮特有の作りが美しい神社は双葉山中腹に鎮座中」
お車でお越しの際は、東照宮の入口に駐車場がありますので、そちらをご利用ください。
広島東照宮含めたマップはコチラ。
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/4e62f58dff98a75164aab6f92c01e12e.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
尚、
このあたり、「二葉の里 歴史の散歩道」として、散歩道コースが整備されております。
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東区には本市唯一の国宝である不動院金堂をはじめ、数多くの文化遺産が今も残っています。その中で、牛田新町~矢賀駅までの間に点在する、由緒ある神社・仏閣・史跡などを結んだコースが「二葉の里歴史の散歩道」です。
広島市東区役所HPより
とのことで、そういうことであります。
お時間があれば是非。
広島東照宮からは、東照宮境内の裏手に、金光稲荷神社へ続く道がありますので、コチラをどうぞ。
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/ced1607d8bb45ab403f8a54cf08e1ea5.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/792c785b70aa7434bde2e399b3c2b820.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
境内から続く急こう配の階段を登っていくと、、、
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/f25b6680a9265a67e54d46eed041446b.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
▲見えてきました! ほんとスグそこ。隣な神社です。
上記とは別に、右手に正式な入口もあります。
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/5d73f2925090c316a40e7c35d28c1a42.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
金光稲荷神社の創建経緯
元禄(1700年)の頃より當権現山に祀らる其の遠き昔より商売繁盛、家内安全など諸願成就の大神として神威赫々たるにより金光稲荷大神(きんこういなりおおかみ)と稱えられたり。 (神社説明文より)
とのことで。
背景理解として、稲荷神をチェックです。
通称「お稲荷さん」と呼ばれる「稲荷神(稲荷大神、稲荷大明神)」は、そのモトは京都の伏見稲荷大社であります。
形式としては、伏見稲荷大社から勧請され、「稲荷神社」として全国で祀られてます。食物神・農業神・殖産興業神・商業神・屋敷神として信仰をあつめてますね。
稲荷神社、ホント至る所にあります。その数、主祭神・境内社祭祀等含めると全部で35000社ほど!屋敷神として個人や企業などに祀られているもの、山野や路地の祠まで入れると膨大な数にのぼります。
一般的に、「お稲荷さん=狐」といったイメージがあるかと思いますが、狐は古来より日本人にとって神聖視された動物。
元々は農業神なのですが、穀物を食い荒らすネズミを獲ること、狐の色や尻尾の形が実った稲穂に似ていることから、狐が稲荷神の使いに位置付けられた経緯もあるようで。
さらにさかのぼると、
主祭神「宇迦之御魂神」の別名に「御饌津神(みけつのかみ)」という神名があり、
一方、狐は古く「けつ」と呼ばれていたことから、「みけつのかみ」に「三狐神」と当て字され、これがもとで、やがて稲荷神の使いになっていったという経緯も。
文献上にも、711年(和銅4年)には最初の稲荷神が登場したりして。全国展開しはじめたのは、江戸時代。稲荷が商売の神とされ、一般大衆の人気を集めるようになります。
当社もそうした全国展開の中で創建された訳ですね。
金光稲荷神社のご祭神
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/054357a6f9522acf3ed48a75ec71cda6.jpg?resize=728%2C728&ssl=1)
ご祭神:宇迦之御魂神(稲荷大神)
ご利益:商売繁盛、家内安全など諸願成就
ご祭神の、宇迦之御魂神(倉稲魂命とも)は、『古事記』『日本書紀』などの日本神話に登場。穀物・食物の神として信仰されています。
二葉山の奥宮への道
さて、金光稲荷神社は、奥宮へ続く山道が極めて特徴的。
二葉山の山頂付近に「奥宮」があり、途中、階段約500段!朱塗鳥居約120基!というとんでもない参道が用意されております。しかも頂上付近は広島のナイスなビューを見られるという素晴らしさ。
以下、詳細をご紹介です。
先ほどの主祭神を祭る本殿の右手、参道入口があります。
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/3a4cfadf5694d6283f4bd11bbf5cc3ec.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
スゴイ朱いな!
お稲荷さん特有の朱塗鳥居の参道であります。
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/67f68eddea43a9cd15f8f8cbbde09e19.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
▲ホント、山道です。誰が発想したの?コレ。。。
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/f78bf447ea155f8851628a394093d65d.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
▲途中、こんな感じで小さな祠と、「明るい参道」の心得が立っているわけです。
お産稲荷社
![金光稲荷神社](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/feb294e3957d72cd48821bd9e5a04240.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
ご利益:子授け・安産の守り神
最初の稲荷社です。その左手に参道が続き、奥には出世稲荷社があります。
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/81d5918fe4c10a21bad16e70f2d5ef93.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
出世稲荷社
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/120445423f9462642cb02e6df05da779.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
ご利益:昇進・出世の守護神
どんどん行って出世しましょう。
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登る登る、、、ぜーはーぜーはー
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/a7c59749e14522fa5ef9c5c3ccd3036e.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
ああ、ようやく次のお稲荷さんが見えてきた。。。
三狐呂稲荷社
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/f248cc322482b7d196f2e603dfab0918.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
玉成稲荷社
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/7a82aaf9a8e241eefcfec8560d2b62ae.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
ご利益:商売繁盛の御守護
山道、まだまだ続きます。。。
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玉秀稲荷社
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山道、まだまだ続きます。。。って、どこまで行くんだー!!!
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高彦稲荷社
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で、ようやく、、、
![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/b914fe1acc49b658121a69871b7f3959.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
おおおおお!!! やっと奥宮か!
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おおおおおおーこれは間違いなく、奥宮であります!
金光稲荷神社奥宮
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奥に、ご祭神「宇迦之御魂神(稲荷大神)」!
右手には、
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▲巨大な岩と、小さな祠。そして狐さんがいらっしゃいます。
金光神社、多分、この巨岩があって、山岳信仰というか巨岩信仰みたいなのがベースにあったんでしょうね。それが江戸時代に稲荷神社としての格式をもつようになったのでしょう。
その左手には、、、
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いいいいいいいいいいね! 広島駅を中心とする市街展望ビュー! 頑張って登って来た甲斐がありました。
さらに、先ほどの大岩は、上に登れたりします。
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大岩の左手に昇っていく階段があります。
そして、、、
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![](https://i0.wp.com/nihonshinwa.com/wp/wp-content/uploads/2016/12/f53f3b56f84ee26572deb56b18bffc19.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
嗚呼、こちらのビューも素晴らしい!!!写真下、屋根の一部が出ているのは先ほどの奥宮の簡素な社殿であります。
金光稲荷神社、いいですね!この巨岩といい、ビューといい、パワースポットな感じがビシビシ伝わります。
そして、、、
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あー、これを下っていくのか、、、こりゃ大変だ。
往復たっぷり30分以上はかかります。是非、準備をして登られてください。
まとめ
金光稲荷神社
広島県広島市にある神社で、元禄時代(1688~1704年)に二葉山山頂に祀られた、広島東照宮の境内社です。
稲荷神社ということで、昔から商売繁盛や家内安全等、諸願成就の神様として信仰をあつめてきました。
境内は、山頂の奥宮まで約500段の階段を登り、途中に立つ鳥居は120基ほどという非常にレアなつくり。パワースポットな感じがビシビシ伝わってきます。
全国の稲荷神社の中でもかなりレアな部類に入る広島のお稲荷さん。是非チェックされてください。
[map addr=”広島県広島市東区二葉の里2-1-18″]
住所:広島県広島市東区二葉の里2-1-18
駐車場 広島東照宮にあり
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