「広島東照宮」は、広島県広島市にある神社。
江戸時代に創建された神社で、現在全国で47社が加盟する全国東照宮連合会の一社。
境内は、東照宮独特の作りで、境内へ続くドキドキ感あふれる石段と、左右に展開する回廊が特徴的。
今回は、広島駅の北口から徒歩10分ほどのところにある徳川徳川な神社をご紹介します。
広島東照宮|勝負運、仕事運、上昇運向上ご利益で全国展開する東照宮系列の一社!東照宮造りが美しい神社は双葉山中腹に鎮座中
目次
広島東照宮の場所
場所は、広島県広島市東区二葉の里。JR広島駅北口から徒歩10分ほどの駅チカ東照宮です。
▲東照宮入口から、広島駅方面を望むビュー。北口は現在再開発真っ最中であります。
尚、
このあたり、「二葉の里 歴史の散歩道」として、散歩道コースが整備されております。
東区には本市唯一の国宝である不動院金堂をはじめ、数多くの文化遺産が今も残っています。その中で、牛田新町~矢賀駅までの間に点在する、由緒ある神社・仏閣・史跡などを結んだコースが「二葉の里歴史の散歩道」です。
広島市東区役所HPより
とのことで、そういうことであります。
お時間があれば是非。
▲東照宮入口のビュー。手前に駐車場があり、奥に境内へ続く石段があります。
▲入口の石鳥居。慶安元年、当社を創建した広島藩2代藩主光晟の伯父「浅野長治」により寄贈。
▲美しいですよね。幾何学的であり、計算された構造です。中央の石段、そして唐門、左右に展開する回廊。典型的な東照宮造りです。
▲こちら唐門。唐様の様式美。門の左右には翼廊が付けられています。広島市指定重要有形文化財。
それはそれとして、
結構登りますよ、この石段。。。ぜーはーぜーはー。。
後ろを振り返ると、、、
おおおおお! なんか達成感あるわー♪ てか、石段転げ落ちたらタダでは済まない感じが緊張感を高めてくれます。
こちらが、門の左右にある翼廊。
からの、、、
唐門の先、美しい境内と空間が広がっています。
広島東照宮の創建経緯
1648年(慶安元年)創建。
徳川家康公薨去(こうきょ)後33年忌に当る慶安元年(1648)、当時の広島藩主浅野光晟(みつあきら)公(浅野家第四代)によって、広島東照宮は、広島城の鬼門(東北)の方向に当たる二葉山の山麓に造営されました。
光晟公の生母は、家康公の第三女、振姫(ふりひめ)であったことから、祖父家康公の御遺徳を敬慕すると共に、城下町の平和を願って神霊を祀りました。歴代藩主、社領三百石を付し、広島周辺の崇敬を集め、春秋の祭礼の外、家康公薨去後50年に当る寛文6年(1666)以後は、五十年毎に盛大な祭典が行われました。
社殿は、「二葉山山麓に位置し、観望の美麗なるは、毛利氏広島に築城以来、第一のもの」と云われていましたが、昭和20年8月6日の原子爆弾の熱風により、桧皮葺本殿、中門、瑞垣、拝殿は焼失。現在の社殿は、昭和40年4月、家康公薨去後350年祭を記念して再建されました。
神社説明文より
とのことで、
背景理解として、全国展開した東照宮建立ブームがあります。
経緯に、
- 1616年6月1日(元和2年4月17日):徳川家康が駿府城で死去したのがキッカケ。
- 1617年1月:久能山東照社を創建。
- 1617年3月:朝廷は「東照大権現」の神号を宣下&「正一位」を贈位、さらに、神となった家康本人に対しても「正一位」を贈位。
大盤振る舞い。。。スゴ、、、
で、その後、各地の徳川や松平一門の大名家により地元に東照宮を造営する動きが広がり、さらに3代将軍「徳川家光」による諸大名への造営の進言もあり、譜代大名も競って建立するようになります。
で、全国で500社を超える東照宮が造られるようになりましたとさ。
ま、その後、治維新以後の廃仏毀釈により廃社や合祀によって数を減らし、現存するのは約130社とされている東照宮系列。
現在は、「全国東照宮連合会」なるものが日光東照宮を中心に結成されております。
東照宮350年式年大祭にあたる昭和40年(1965)、全国の家康公を奉斎する神社28社を以って結成されました。本部を日光東照宮に置き、神社相互の連携を密にして各神社の興隆、神徳宣揚を図ることを目的として、各神社相互の参拝視察、機関紙その他の出版物の刊行、講演会、研修会などの活動を行っています。現在全国で47社が加盟しています。
東照宮連合会説明文より
ということで、
当社、広島東照宮も、そうした背景の中の一社ということで。
創建したのが浅野家ということで、納得であります。浅野家の皆さんからすると、棚ぼた的に安芸の国の城主になれたわけで、家康様様であり、家光からの進言とあらば建てずにはおられないわけであります。
特に、当社を創建した藩主「浅野光晟」は、お母さんが家康の三女であったこともあり、特に造営に熱心で、1646年(正保3年)に東照宮の造営を開始、1648年(慶安元年)7月に完成した次第。
浅野家の広島城主になったぞ経緯は、コチラで⇒「饒津神社|藩祖「浅野家の皆さん」がご祭神!「広島の町が物が豊かな水の都となるように」と願い創建された神社」
広島東照宮のご祭神と御利益
ご祭神:東照大権現(徳川家康)
ご利益:勝負運、仕事運、上昇運向上
ご祭神が家康ですから、天下統一を果たした勝負運や対局を見据えた仕事運・上昇運は間違いございません。
本地堂
▲本地仏を安置。「東照」の本地仏は「薬師如来」とされ東方浄瑠璃世界の教主とされてます。
御供所
神様に供える神饌を調えるところです。広島市重要文化財指定。
神輿殿
「通り御祭礼」の時にも使用される神輿を安置。御祭神の家康公薨去後50年ごとに広島城下町で行われたお祭りで、2015年に復興されております。
▲中には神輿と石引台花車が、、、花車の巨大な車部分だけでもカメラに映り切りません。。
御産稲荷社
安産祈願のお稲荷さん。左右には、安産祈願の絵馬がたくさん奉ってあります。左手には「亥の小石」あり。
イノシシは多産・安産ということで、豊作・繁栄のシンボル。是非撫でていただいて安産・多産ご利益をいただいてください。
七福神めぐり:福禄寿
そして、
▲広島東照宮の背後にある、金光稲荷神社への道。
詳しくはコチラで⇒「金光稲荷神社|商売繁盛と家内安全、諸願成就の神様「金光稲荷大神」を祭る!奥宮からは広島市内を一望できる素敵な展望スポットがあります。」
ということで現場からは以上です。
改めて。風情のある素敵な神社ですね。
まとめ
「広島東照宮」
広島県広島市にある神社で、江戸時代に創建され、現在全国で47社が加盟する全国東照宮連合会の一社です。
境内は、東照宮独特の作りで、入口へ続く危険な石段と、左右に展開する回廊が特徴的。
広島駅の北口から徒歩10分ほどのところにある徳川徳川な神社。是非チェックされてください。
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住所:広島県広島市東区二葉の里2-1-18
駐車場あり トイレあり
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[…] 出典:日本神話 […]