三翁神社は広島県廿日市市、厳島(宮島)にある神社。
厳島神社の摂社です。摂社とは、本社に縁故の深い神を祀った神社の事。
厳島神社との縁故とは、厳島創建の佐伯さん。御祭神でもある訳。
厳島神社の裏手、思わずスル―してしまうので注意が必要な神社をご紹介します。
三翁神社|厳島神社の裏手!思わずスル―してしまう感じだけど中身は全11神を祭るボリューミィな神社
三翁神社への道
厳島神社の裏手。
ロープウェイの無料バス乗り場方面に歩く途中にあります。
反対側はこんな感じ↓
厳島神社参拝後、出口から出て小川沿いにフェリー乗り場へ戻る途中。スル―禁止!
平安時代、平清盛が日枝神社から勧進したものが始まり(当初は山王社と呼ばれていた)。
明治維新後には、厳島にあった末社を三翁神社に合祀していった結果、御祭神が11も。。。
で、明治11年(1878)に厳島神社の摂社に指定されました。
御祭神
3殿から成ってます。
中央殿
- 佐伯鞍職(佐伯の翁)
- 安徳天皇、
- 所翁
- 二位尼(平時子 平清盛の正室(後妻))
- 岩木翁
- 大綿津見命
左殿(向かって右)
- 大己貴神
- 猿田彦命神
右殿(向かって左)
- 御子内侍
- 竹林内侍
- 徳寿内侍
の全11神。祖神系を祀ります。先ほどご説明したとおり、明治維新後の末社合祀の結果ですね。
御利益
は、、、いろいろあるのでしょう。11神もいるので。。。
厳島神社縁故
少し触れておきます。
佐伯鞍職は安芸国の豪族で「佐伯翁」とも言われるお方。
所領は近年まで「佐伯郡」と呼ばれており、広島県広島市西区己斐以西、同市佐伯区・安佐南区、廿日市市、大竹市、北広島市にも及ぶ広大な領地。
鞍職さんの生年と没年は不明。海上交通の要衝であった廿日市市に守護神となる「速谷神社」を、同じく海上交通の要であった厳島に守護神となる「嚴島神社」をそれぞれ建立したとか。
こうした縁故から、現在は厳島神社の摂社として位置づけられているという次第です。
まとめ
三翁神社
広島県廿日市市、厳島(宮島)にある厳島神社の摂社。
厳島神社との縁故とは、厳島創建の佐伯さん。御祭神でもあります。
その御祭神は全部で11神。厳島にあった神社を合祀する過程でこんなに増えてしまった経緯あり。ま、そのおかげできっと御利益は全方面オッケーな感じだと思われます。
厳島神社の裏手に建ってますので、スル―せずにチェックしてみてください。
住所:広島県廿日市市宮島町1-5のとなり
[map addr=”広島県廿日市市宮島町1-5″]駐車場無し
トイレ無し
広島の神社はコチラでまとめてます!
オススメ関連エントリー!安芸国三社はコチラ!
鞍職さん関連で
↑御祭神は、宗像三女神。
↑御祭神は、飽速玉男命。
からの、
↑御祭神は、神武天皇と安芸津彦命!
ちなみに、日本神話の最高神を祭る宮はコチラで☟
コメントを残す