白兎神社|「因幡の白兎」伝承の地!白兎神社は皮膚病・やけど平癒の他、縁結びご利益でも人気のスポット!

 

白兎神社はくとじんじゃは、鳥取県鳥取市白兎にある神社。

白兎海岸を望む小山の中にあり、カワイイ白兎はくとが至る所に置かれています。

日本神話の中でも、特に有名な「因幡の白うさぎ」から、皮膚病ややけど平癒ご利益の他、縁結びご利益でも信仰をあつめています。

今回はそんなウサギ満載の神社「白兎神社」をご紹介です。

 

白兎神社|「因幡の白うさぎ」の神話から皮膚病・やけど平癒ご利益の他、縁結びご利益でも信仰をあつめる神社

白兎神社の日本神話的背景

まずは、当サイトならではの日本神話をディープにお届け。まずは神話を理解してリアルな現場をチェックです。

ご祭神の白兎神は、日本神話で登場。尚、日本神話とは『日本書紀』『古事記』に記載されてる物語。コチラ参考に⇒「『日本書紀』と『古事記』の違いに見る「日本神話」の豊かさとか奥ゆかしさとか

白兎神は、日本神話のなかでも、『古事記』の「因幡いなば白兎しろうさぎ」のシーンで登場。

ざっくりかいつまむと、、

大穴牟遲神おおなむぢのかみ(=大国主神おおくにぬしのかみ)」が「気多けた」を通りがかったとき、裸の兎あかはだのうさぎが伏せって痛みに苦しんで泣いていました。

訳を尋ねると、ワニザメをだまして体中の毛をむしり取られ丸裸にされてしまったと言います。

さらに、「大穴牟遲神おおなむぢのかみ」の兄たちである「八十神やそがみ」に「海水で体を洗って山の頂上で乾かすとすぐ治る」と嘘をつかれ、逆に傷が悪化してしまったとのこと。

哀れに思った「大穴牟遲神おおなむぢのかみ」は兎に「今すぐ水で体を洗い、そこのがまの穂をとって敷き散らして、その上を転がって花粉をつければ、膚はもとのように戻り、必ず癒えるだろう」と教えます。

すると、菟の肌にはフワフワと白い毛が生え白兎に戻ることができた。

で、このあと、この菟の助力によって「大穴牟遲神おおなむぢのかみ」は美女「八上姫やかみひめ」をゲットします。

この神話から、神社が皮膚病ややけどなどに効くとして信仰されてきました。また、白うさぎは大国主命と八上姫(やかみひめ)の縁を取りもった、縁結びの神様としても人気があります。

 

白兎神社の場所

さて、神話的背景を理解したところで、実際のリアルな現場をチェックです。

当社の場所は、鳥取県鳥取市白兎はくと。周辺は「白兎はくと」の文字が至る所で見られ、白兎白兎したエリア。

国道9号を挟んで白兎海岸が広がってます。

白兎神社

▲白兎海水浴場。結構広々としたビーチ。

尚、こちら、海へ向かって左手の沖。白兎がいたとされる「淤岐島(隠岐の島)」があったりします。

白兎神社

▲あれが隠岐の島!鳥居が建ってるの見えますかね。あそこからワニをだまして渡って来たのか??!

 

白兎神社

▲国道9号線沿いの交差点ビュー。奥にある鳥居が白兎神社です。右手奥に駐車場と道の駅「神話の里 白うさぎ」があります。

 

白兎神社

▲交差点入口のところには、大国主命と因幡の白兎の像が。大国主、青年のようですね。

って、コレ、どこかで見たことが、、、

って出雲大社やん!

白兎神社

▲コチラが出雲大社の像。出雲大社の方が老けた感じの大国主。神話的には白兎神社のほうが正しいです。つまり、「因幡の白兎」のシーンは、大国主が成人する前のお話なので、こんなに老けてるわけがないのであります。参考⇒「出雲大社|幽界(神事)を司る大国主を祀る!縁結びや招福ご利益の他にも神話的には国土開拓・医薬開発の神として知られる出雲大社の全部をまとめてご紹介!

、、、話を戻します。

 

白兎神社の創建経緯

白兎神社

詳細不明。古くから「兎の宮」、「大兎大明神」、「白兔大明神」とも呼ばれていたそうです。

慶長年間(1600年前後)、鹿野城主「亀井茲矩かめい これのり」によりに再興されたところから歴史的に確認されます。

古く、御神体は現社殿から10kmほど南にある山の「松上神社」に遷座していたそうで、現社殿に戻ってきたのは、明治時代に入ってから。

 

白兎神社の境内

白兎神社

▲白兎神社境内は「身干山みぼしやま」と呼ばれる丘で、白兎が身を乾かした山と伝えられております。いいですよねー、すぐそこに神話がある感じ。サイコーです!

 

白兎神社

▲整備された階段を上っていよいよ境内へ。両脇にはカワイイ白兎が。。。

 

白兎神社

▲階段を上ったところのビュー。奥へ続いていきます。ココにも両脇に白兎が!

 

白兎神社

▲カワ(・∀・)イイ!! 白い石は社務所でいただけるお守りの石。「縁」と書かれた白い石に縁結びや願い事の成就を祈ります。身に付けてお守りにも。こちらの「縁」は、「良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康」の5つの縁を示します。

 

大国主命と八上姫やかみひめの逢瀬「砂像さぞう

白兎神社

▲大国主命と八上姫やかみひめ、そして白兎の「砂像さぞう」! 砂で作ってあるんです!!!海岸近くの神社だけに。

コレ、白兎が二人の縁を取り持ったの図で。日本最古のラブストーリー成就神話として位置づけられてまして、ここから縁結びご利益のパワースポットとして知られるようになりました。

 

白兎が身を癒したガマ

白兎神社

▲白兎神がワニザメに皮をむかれて泣いていたところ、大国主が登場。体を洗い、ガマの穂に体をくるんで休んでいるようにと教えた「がま」! ここで癒したのね!!!

いやーホント、神話がすぐそばにある感じです。

そしてそして、

境内をすすむと・・・

白兎神社

▲左手に手水舎。そして! 右手には「御身洗池みたらしいけ」が!

 

御身洗池

白兎神社

▲白兎が体を洗ったと伝える御身洗池みたらしいけ。ココ、ひでりや豪雨のときでも水位の増減がないとされ「不増不減の池」とも呼ばれております。

こ、こんなに濁った池だったのね・・・生皮をはがされた白兎、こんなところで体を洗ったら逆に悪化しないかい??

ま、昔はキレイだったんでしょう、、、そういうことで。

 

白兎神社のご祭神と御利益

白兎神社
  • 主祭神:白兔神
  • 配祀:保食神うけもちのかみ

改めて、「白兔神」は日本神話に登場する「因幡の白兎」のこと。

後ほどご紹介しますが、その神話の内容から「皮膚病に霊験あらたかな神」として、また、大国主と八上姫やかみひめ神との婚姻を取り持ったことから「縁結びの神」として信仰をあつめます。

ご利益:皮膚病・やけど平癒、縁結び、夫婦和合

 

社殿は裏手をぐるっとまわることができます。

白兎神社

 

菊座石

白兎神社

▲本殿の土台部分。28弁の菊の紋章が彫刻された「菊座石」という台座石が使われてます。コレ、創建創建に皇室との何らかの関わりがあったのではと言われてます。

 

白兎神社

 

まとめ

白兎神社

鳥取県鳥取市白兎にある神社で、白兎海岸を望む小山の中にあり、カワイイ白兎が至る所に置かれています。

日本神話の中でも、特に有名な「因幡の白うさぎ」から、皮膚病ややけど平癒ご利益の他、縁結びご利益でも信仰をあつめるスポット。

全国でもレアなウサギ満載の神社。日本神話をもって是非参拝されてください。

 

住所:鳥取県鳥取市白兎592

アクセス:
鉄道:JR鳥取駅から路線バス約40分
車の場合:鳥取自動車道「鳥取IC」から車で約20分

駐車場:あり

トイレ:道の駅にあり

 

どこよりも分かりやすい日本神話解説シリーズはコチラ!

日本神話とは?多彩で豊かな神々の世界「日本神話」を分かりやすく徹底解説!

日本書紀 現代語訳

日本書紀 現代語訳 天地開闢から日本建国までの日本神話

11/04/2021
『古事記』現代語訳

古事記 神話 現代語訳 天地初発から日本建国までの日本神話

11/04/2021
天地開闢

天地開闢とは? 日本神話が伝える天地開闢を、日本書紀や古事記をもとに分かりやすく徹底解説!

01/07/2016
国生み神話

国生み神話とは?伊奘諾尊・伊奘冉尊の聖婚と大八洲国(日本)誕生の物語!国生み神話を分かりやすくまとめ!

09/04/2021

 


追加開催決定!!朝日カルチャーセンター中之島教室 日本神話講義(秋冬)のご案内 10/29, 11/26, 12/24

日本神話講座

白熱講義 追加開催決定! 日本神話は『日本書紀』がまず編纂され、『古事記』がそれを取り込んで成り立っている!? この実態と驚きの真相を、通説や常識とは全く違う世界を、本講座では徹底的に検証します。10/29, 11/26, 12/24の全3回、途中参加でも大丈夫!激しくオススメです!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

ABOUTこの記事をかいた人

Avatar photo


日本神話.comへお越しいただきありがとうございます。
『日本書紀』や『古事記』をもとに、最新の文献学的学術情報を踏まえて、どこよりも分かりやすく&ディープな日本神話の解釈方法をお届けしています。
これまでの「日本神話って分かりにくい。。。」といったイメージを払拭し、「日本神話ってオモシロい!」「こんなスゴイ神話が日本にあったんだ」と感じていただける内容を目指してます。
日本神話研究の第一人者である佛教大学名誉教授の榎本先生の監修もいただいているので情報の確かさは保証付き!文献に即して忠実に読み解きます。
豊かで多彩な日本神話の世界へ。是非一度、足を踏み入れてみてください。
参考文献:『古代神話の文献学』(塙書房)、『新編日本古典文学全集 日本書紀』(小学館)、『日本書紀史注』(風人社)、『日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店)他