貴船神社|水神を祭る水のパワースポット!貴船神社の魅力を全部まとめてご紹介!

 

貴船神社きふねじんじゃ」は京都府京都市左京区、「貴船山」の山奥深くにある神社。

ココ、全国に約450社ある貴船神社の総本社でご祭神は「高龗神たかおかみのかみ」を祭ります。

周辺は水の豊かな清流「貴船川」が流れ、夏は「床」と呼ばれる避暑地&お食事処が並び、秋になると紅葉が美しいスポット。

近年は「えんむすび」ご利益で、とくに女子の皆さんからパワースポットとして絶大な人気を博すようになっております。

今回は、そんな水にまつわる神社をたっぷりご紹介です。

 

貴船神社|清流と紅葉が美しい貴船川沿いの神社は水のパワースポット!えんむすび・運気隆昌ご利益で有名な神社は、古くは祈雨・止雨の地として朝廷の篤い信仰をあつめていました。

貴船神社の場所

京都市左京区鞍馬貴船町。京都市の北、貴船山にあります。

車で行く場合、市内から38号線で北山方面へ。

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鴨川沿いに、ずーっと北上。市内からは1時間ほどかかります。

 

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途中、361号線へ入る道を左手に、さらに北上。右手は鞍馬山へ続きます。

このあたりで、京都市内からおよそ40分くらいでしょうか。

 

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▲最初の鳥居です。参拝したときは秋。紅葉がとてもキレイですねー♪

 

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▲361号線に入るとすぐに見えてくる叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」!

 

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貴船神社は「貴船口駅」から徒歩20分ほど。結構あります。「貴船口駅」の目の前には京都バス33系統のバス停もあり。ここからバスに乗っていくのもOK。そして「貴船」バス停で下車したら、そこからも5分ほど歩きます。。。

要は、貴船山の山奥深くにある訳で、半日以上スケジュールでご参拝されるのが◎

私さるたひこは、実は京都出身で、小学校の時とか遠足で貴船神社に行ったりしてました。遠足コースとしては、叡電で鞍馬山の鞍馬寺へ。そこから歩いて鞍馬山→貴船山→貴船神社→貴船口駅から帰る、といった感じで。

このへん、かすかな記憶が、、、懐かしい。。。(;´・ω・)

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さらに進むと、、、

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貴船エリアに入ってきました。趣のある風。右手に流れる清流が「貴船川」。道の両手に旅館&食事処のお店が続きます。

特に、川沿いの食事処は、夏になると貴船川の上に「床」と呼ばれる平台を広げ、せせらぎに囲まれながら美味しいお食事をいただくという京都ならではの風物詩が展開されます。

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いいですねー。ほんと、風情があって、水のパワーをビシビシ感じます。←これは気分的なものです。

 

と、そんなこんなで、、、

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キタ━(゚∀゚)━! 貴船神社であります!!! 平日の午前中。参拝客の皆さんがたくさんいらっしゃいます!

こちらより少し奥に駐車場があります。

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駐車可能台数が少ないので要注意。2時間までで500円なりー。

 

この付近全体の位置関係としてはコチラ!

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▲貴船川に沿って本宮、そして奥宮が立っています。まずは本宮でお詣りをして、その後、奥宮へ向かいましょう。

 

貴船神社(本宮)

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▲コチラ本宮への入口。全国に約450社ある貴船神社の総本社であります。

 

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▲美しい参道です。秋には夜間のライトアップイベントも開催されていて、紅葉と合わせて本当に美しい世界が広がります。

 

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さー、いよいよ中に入ります。

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貴船神社の創建経緯

詳細不明。ただし、

天武天皇白鳳6年(約1300年前)にはすでに御社殿造替がおこなわれたとの社伝があることから、貴船神社の創建年代は極めて古い。貴船神社の起源については、貴船大神が御鎮座することになった伝説が記されている社記のなかに見ることができる。

「国家安穏・万民守護のため、太古『丑の年の丑の月の丑の日』に、天上より貴船山中腹、鏡岩に天降れり」

とあり、よって「丑の日」が縁日とされているゆえんである。

貴船神社説明文より

とのことで、

コレ、余談としては、後世の発展形として、貴船神社が「うしこく参りの名所」になった所以ゆえんでもあります。

丑の刻参りって、、、流石に内容は当サイトでは書けません。。。汗

元の話は、「宇治の橋姫」伝説で、妬む相手を殺すため鬼となることを願い、その方法として「三十七日間、宇治川に漬かれ。」との訓えを受けたのが「貴船神社」だった、という話。そんなこと教えるなよ。。。

一方で、貴船神社では『丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻』に参拝すると願いが叶うという伝承もあり、もとは祈願成就のため丑の刻に参拝する内容だったのが、後に呪詛する行為に転じていったわけです。

かくて「丑の刻参りの名所」誕生。

祈りをどう使うかは「その人」次第なので悪用は避けましょうね((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

余談でした。

別伝もあり、

第18代反正はんぜい天皇の御代(1600年前)、初代神武天皇の皇母・玉依姫命が御出現になり、

「吾は皇母玉依姫なり。恒に雨風を司り以て國を潤し土を養う。また黎民の緒願には福運を蒙らしむ。よって吾が船の止まる処に祠を造るべし。雨風の国潤養土の徳を尊び、その源を求めて黄船に乗り、浪花の津から淀川、鴨川をさかのぼり、その源流である貴船川の上流のこの地に至り、清水の湧き出づる霊境吹井を認め、一宇の祠を建てて水神を奉斎す」

とあります。ここから「黄船の宮」とあがめられるようになりました。

貴船神社説明文より

とのことで。こちらの「黄船」は現在の奥宮にある「御船形ふながた石」であります。

こうした背景から、以前は奥宮が本殿でした。後世になって現在の地がメインの社となってます。後ほどチェック。

しかし、、、神武天皇とこんなところで繋がるなんて。。。

詳しくはコチラで!⇒「分かる!神武東征神話|神武の生い立ち|天照大神の第五世代 子孫(来孫・らいそん))であり、海神の孫でもある件

ちなみに、東征神話において、「玉依姫たまよりひめ」は「海神の娘」という位置づけになっておりまして。。。なぜか反正天皇の代(諸説ありますが西暦400年ごろ)に出現し、黄色い船で大阪湾から淀川→鴨川→貴船川とさかのぼってこの地に祠を建てられたわけであります。

彼女なりに、なにか思うところがあったのでしょう。

あと、

特筆すべき事項としては、「祈雨きう止雨しうの社」としての歴史。

祈雨きう」とは、雨を祈ること、つまり雨乞いです。「止雨しう」とは長雨が止むことを祈る事。古代、祈雨には「黒馬」を、止雨には「白馬(又は赤馬)」を、朝廷が献上しておりました。

祈雨、つまり雨乞いに「黒馬」というのは、黒=雨雲、というところから。逆に、止雨、つまり長雨が止むように「白馬」というのは、白雲≒青空、から。

ちなみに、実際の馬に代わって木の板に描いた馬が奉納されたこともあったようで、このことから此の地で絵馬が発祥したとも言われてます。

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余談ですが、奈良時代は、奈良県にある丹生川上神社にうかわかみじんじゃが朝廷による雨乞い神社として位置づけられていたのが、平安京に遷ってから貴船神社がその地位にとって代わるようになった経緯あり。

特に、祈雨・止雨における「特定社」として確立するのが、嵯峨さが朝の弘仁9年(818年)のこと

突如、歴史の表舞台に登場し、1年あまりの間にその地位を確立。

弘仁9年の5月に貴船神社は「大社」になり、翌6月には「従五位下」に叙され、7月14日に最初の「祈雨祈願」開催。また、10月9日には、祈雨に験があったとして朝廷から報賽されております。

ま、地理的にも、同社が位置する鴨川上流の洛北山中は平安京の唯一の水源地帯であって、このことから、重要視されるようになったのは自然の成り行きだったようですが。。。

ただ、文献上、この弘仁9年前後はとくにひどいひでりがあったわけでもないようで、そんなときに同社が急速にその地位を確立したのは、当時の嵯峨朝に積極的な意志や思惑があったように思われます。

背景が気になる。。。コレ歴史ロマンやね。

以上、3点。

  • 創建経緯から、貴船神社では『丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻』に参拝すると願いが叶うという伝承があること。
  • 反正天皇の代、初代天皇の神武の母「玉依姫たまよりひめ」が黄色い船で大阪湾から淀川→鴨川→貴船川とさかのぼってこの地に祠を建てられた、という別伝もあること。
  • 祈雨・止雨における「特定社」として黒馬・白馬の奉献があったこと。その地位は、嵯峨さが朝の弘仁9年(818年)の1年間に確立されたこと。

是非チェックされてください。

 

ご祭神とご利益

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ご祭神:高龗神たかおかみのかみ

ご利益:運気隆昌、えんむすび、諸願成就

※高龗神は、水を司る神として位置づけられています。

 

ご祭神にまつわる日本神話的背景

と、ココで、当サイトならではの日本神話コンテンツをお届けです。

ご祭神である「高龗神」は、『日本書紀』と『古事記』いずれにも登場。

先ずは、『日本書紀』からご紹介。

『日本書紀』では、神代紀の第五段(一書第七)で登場。第五段のテーマは「国生みと3貴神誕生」であります。

ある書に伝えて言う。伊弉諾尊いざなきのみことは剣を抜いて軻遇突智かぐつちを三つに斬ってしまわれた。その一つは「雷神いかずちのかみ」となり、一つは「大山祇神おおやまつみのかみ」となり、一つは「高龗たかおかみ」となった。

『日本書紀』第五段(一書第七)より

と。

一書の第七は、冒頭から上記内容で。経緯がごっそり抜けてます。他の伝承で補完すると以下の通り。

結婚した「伊弉諾尊いざなきのみこと(♂)」と「伊弉冉尊いざなみのみこと(♀)」は、国生みをはじめ万物を生んでいった。そして、最後に火の神「軻遇突智かぐつち」を生んだ時に、「伊弉冉尊いざなみのみこと」はその火に焼かれて死んでしまう。

それを恨んだ「伊弉諾尊いざなきのみこと」が我が子である「軻遇突智かぐつち」を切り刻んだという話。

ちなみに、愛する妻を亡くし悲しんだ伊弉諾いざなきは、このあと「黄泉よみの国」へ愛する伊弉冉いざなみを追いかけていきます。ま、結局散々な目に遭って帰ってくるのですが。。。(;´・ω・)

『古事記』でも、上巻でほぼ同じ内容を伝えます。

伊邪那岐と伊邪那美の夫婦神は力を合わせ、地上に様々な神神をお生みになった。そして伊邪那美が最後に、火の神をお生みになった時、その火に身を焼かれ、ついに亡くなってしまわれた。伊邪那岐は腰に下げていた十握剣を抜き、火の神を断ち切ってしまわれた。

~中略~

剣の柄に溜まり、指の間から漏れ流れ滴る血がそそいで神となった。名付けて「闇龗くらおかみ」という。

『古事記』上巻より

と、いうことで、

  • 『日本書紀』では「高龗」
  • 『古事記』では「闇龗」

神話上は別の名前となってますが、社伝曰はく

「呼び名は違っても同じ神なり」

とのことで。そういうことであります。

尚、水神とされたのは後世の話であって、日本神話においては明確に水神としては位置づけられておりません。「水神」として謳われているのは「罔象女神みつはのめのかみ」であり、伊弉冉尊が死ぬ間際に生んだ神として登場します。同第五段一書第二・三・四など。

いずれにしても、母親殺しをした火の神「軻遇突智かぐつち」を恨んだ伊弉諾いざなきによって切り刻まれたところから生まれたのが「高龗たかおかみ」であり、これが水神として位置づけられているわけで、

きっとそれは、

火を鎮められるのは水だけ

といったイメージも関係しているように思います。

貴船神社ご参拝にあたっては是非チェックされてくださいね。

その他の社殿等を以下ご紹介です。

御神水

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▲本殿の正面にあります。石垣から流れ出ている谷水。いただいてみるととても丸みがあっておいしい水でした。不思議なパワーが???

ちなみに、

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▲お持ち帰り用の容器を販売されております。一本300円なりー。

 

水占おみくじ

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▲社務所で販売されております。200円。貴船神社のおみくじは、置いてあるおみくじ紙の中から一枚を選び、境内の霊泉に浮かべると吉凶が浮かび出てくる内容。素敵ですよね♪

 

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浮かべて、、、文字が浮かび上がってくるのを待って、、、

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すぐそばにある、おみくじを括りつけるところへ。

 

社務所でおいてあるのは、他にも、

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▲水まもり、えんむすび守り、龍神札などなど。まー、女子の皆さんの心をくすぐるグッズがずらり。流石でございます。

 

さて、本宮内にある末社は以下の通り。

白髭社

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  • ご祭神:猿田彦命
  • ご利益:延命長寿

本宮入口の鳥居のすぐ右わきにあります。道ひらきの神様ですが、延命長寿の御神威としてお祭りされてます。

祖霊社

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  • ご祭神:社人、氏子、崇敬者の祖先の御霊
  • ご利益:というより、初心忘るべからずという教えにより、報本反始、敬神、崇祖の心を養います。

ご本殿の下にあります。祖先を敬う心を養うなんて素敵な神社ですよね。

牛一社

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  • ご祭神:木花開耶姫命このはなさくやひめのみこと(古伝に牛鬼)
  • ご利益:諸願成就

牛鬼はご祭神が降臨した際に御伴した神です。創建経緯で少しご紹介した「丑の刻参り」の中心であります((((;゚Д゚))))ガクブル

川尾社

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  • ご祭神:罔象女命みつはのめのみこと
  • ご利益:病気平癒

本社裏手の鈴鹿谷の下にあるところから川尾社と呼ばれるようになったとの事。

鈴鹿社

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  • ご祭神:大比古命おおひこのみこと(皇大神宮)
  • ご利益:諸願成就

伊勢の大神、つまり天照大神を祭るということで、これは超絶パワーご利益ありです!

その他、

御神木(柱)

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▲樹齢400年、樹高30mの御神木です。根本からいくつもの枝が天に向かって伸びているところから、御神気が龍の如く大地から勢いよく昇っている姿に重ねられ、当社の御神威を象徴するものとして位置づけられてます。

石庭

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▲昭和の作庭の第一人者「重森さん」によって、昭和40年に造られた庭。すべて貴船石でつくらており、庭全体が船の形になってます。中央にある椿がマストで、神が降臨する「ひもろぎ」でもあります。

創建経緯から、玉依姫が水源の地を尋ねて黄色の船に乗ってこの地に来られたところから。

龍船閣(休憩処)

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こちらでゆっくりと、、、

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▲貴船川のせせらぎを聞きながら、素敵な眺めを見られます。紅葉が最盛期にはきっとすごい美しい感じになってると思います。

ココでは是非、

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縁結びの「結び文」をゲットされてください。こちら、緑色の用紙です。祈願を書き込んだら、そのまま奥の結社へ。縁結びのパワースポットがあります!

尚、当社では、えんむすび特別祈願も行なってます。恋の宮、貴船神社でえんむすび祈願♪ 当日祈願で3000円なりー。社務所にて受け付けてもらえます。えんむすびは男女恋愛限定だそうです。このへんも流石。

 

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本宮はざっと以上です。

御神水をゲットし休憩処で体力を回復させたあとは、いよいよ奥宮へ向かいましょう。

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▲本宮の奥には、奥宮へ続く道が。こちらからどうぞ。

 

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本社裏手が鈴鹿谷。そこから流れる谷水にかかる橋。だから鈴鹿橋。

一度、道路に出て奥へ向かいます。再び風情のある旅館&飲食店が続きます。

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貴船神社(結社)

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奥宮へ続く道の途中。結社があります。古くから縁結びの神、「恋を祈る神」としての信仰篤く、恋愛系のパワースポットであります。貴船神社の中宮としての位置づけ。

神武天皇の曽祖父にあたられる「瓊々杵命ににぎのみこと」が、「木花咲耶姫命このはなさくやひめのみこと」をめとらんとする時、父の「大山衹命おおやまつみのみこと」が姉の「磐長姫命いわながひめのみこと」も共におすすめしたが、「瓊々杵命ににぎのみこと」は「木花咲耶姫命このはなさくやひめのみこと」だけを望まれたため、「磐長姫命いわながひめのみこと」は大いに恥じ、「吾ここに留まりて人々に良縁を授けよう」といわれ、御鎮座したと伝えられています。

社伝説明文より

との事で。

瓊々杵命ににぎのみこと」が降臨したのは九州。上記神話の舞台も九州なんですが、「磐長姫命いわながひめのみこと」はなぜかココに鎮まったのね!!

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  • 御祭神:磐長姫命いわながひめのみこと
  • ご利益:縁結び

 

平安時代から縁結びの神として知られておりました。特に、平安の女流歌人「和泉式部いずみしきぶ」が切ない心情を歌に託して祈願したいう話は有名。『後拾遺和歌集』に収録されてます。

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旦那である「藤原保昌やすまさ(=男)」に忘れられている頃、和泉式部は貴船神社に参拝し、御手洗川に蛍が飛んでいるのを見て詠んだ短歌が以下。

ものおもへば 沢の蛍も わが身より あくがれいづる 魂たまかとぞみる

訳:恋しさに悩んでいたら、沢に飛び交う蛍も私の体から抜け出した魂なんじゃないかと見えるわ

それに対し、なんと!

貴船明神が返したと伝えられる短歌もあります。

おく山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 玉ちるばかり ものな思ひそ

訳:奥山にたぎり落ちる滝の水玉が飛び散るように、(魂が飛び散ってしまうほど)思い悩んではいけないよー

、、、

優しいな、貴船明神!!!

たぶん、ココで言う「貴船明神」とは、「磐長姫命いわながひめのみこと」のことを言うのでしょうか。。。(誤解を恐れずに申し上げれば)男に捨てられた女子同士、感じあうものがあったのでしょう。←すみません。失礼ですね。。。汗

一応、

昔はススキ等の細長い「草の葉」を神前に結びつけて祈願する習わしがあります。男女間の縁だけでなく、人と人、会社と会社、就職、進学などあらゆる縁を結んでくださる神様です。

社伝説明文より

とのことで、「あらゆる縁」を結んでくださるところが良いですね。ありがとうございます。

 

天乃磐船

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この船形の自然石は、貴船の山奥より産出し、平成8年3月京都市在住の作庭家・久保篤三氏より奉納された。重さは六トン。船は古くは唯一の交通機関であり、人と人、文化と文化の交流(結ぶ)ということから、縁結びの信仰と関りがある。また奥宮の「船形石」伝説にみられるように神様の乗り物として神聖視され、当社と船との関りは深い。縁結びの神で知られる結社の 御祭神・磐長姫命の御料としてここにおさめた。

神社説明文より

ということで、苔むした感じが良い雰囲気を醸し出しつつ、実はド迫力の6トン巨岩であります!

 

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▲本宮でゲットした「結び文」をこちらに括りつけておきましょう。すげーぞ、このご利益。多分。

 

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▲こちらにも御神木。エネルギーをもらえそうな生えっぷり!昔はここに「結び文」を括りつけていた記憶がありますが。。。

 

以上、結社でした。まとめると、

  • 古くから「縁結びの神」「恋を祈る神」としての信仰篤く、恋愛系のパワースポットであること。
  • ご祭神と和泉式部はともに、男に捨てられた、というかそっぽを向かれたというところで共通体験あり。だからこそ、和泉さんの歌に呼応して貴船明神も歌を返したんだろうこと。
  • 本宮でゲットした「結び文」は是非、こちらで結んでいただき、縁結びパワーを最大化していただきたいこと。

と、いうことで。

次はいよいよ最後、奥宮へ向かいます。

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一度道路に出て、奥へ向かいます。

途中、

谷水が流れ出しているところもあったり、、、

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ほんと、いたるところに水、そこかしこに水。。。癒されるわー

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見えてきました!奥宮です!!!

 

貴船神社(奥宮)

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貴船神社が創建されたところ。ご祭神も本宮と同じ。

創建経緯で触れましたが、玉依姫たまよりひめがはるばる大阪湾から黄色い船でさかのぼってきた地がココで。地名や社名の起源をこの「黄船きふね」にもとめる説もあったりします。

永承元年(1046年)の水害で奥宮が被災したのを契機に、天喜3年(1055年)に本宮へ移築されました。それまではこちらが本殿でした。

 

ちなみに、鳥居の所に橋がかかっておりますが、ココ、清水が流れておりまして。。。

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「思ひ川」と名付けられております。

これも、結社でご紹介した和泉式部つながり。

夫の愛を取り戻そうと思い悩んでいた和泉式部は、貴布禰詣でを思い立ちました。当時は奥宮が本社で、参拝者はこの谷川で手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参拝しました。この谷は禊(もそぎ)の川、物忌(ものいみ)の川だったのです。和泉式部もここで身を清めて恋の成就を祈ったのしょう。禊の川だった「おものいみ川」が和泉式部の恋の話と重なり、いつの頃からか「思ひ川」と呼ばれるようになりました。

神社紹介文より

とのことで。ここで身を清めたそうです。

和泉式部さん、どうやら恋愛遍歴が多く、当時の太政大臣「藤原道長」から「浮かれ女」と評されたことも。しかも同僚の女房だった紫式部には「恋文や和歌は素晴らしいが、素行には感心できない」と批評されたりするお方だったようで。

ただ、その分、とくに「恋歌」においては情熱的な歌が多く、真情に溢れる作風はそれはそれで有名だったりします。百人一首の歌手でもあります。

 

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鳥居からしばらく杉並木の参道が続きます。

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奥宮境内入口。とても神聖な空間です。

 

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奥宮の入口にも谷水による手水舎が。シダ類と苔むした岩がステキな雰囲気です♪

 

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奥宮境内は広い空間が広がっています。

奥宮

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ご祭神:高龗神たかおかみのかみ

ご利益:運気隆昌、えんむすび、諸願成就

本殿下には巨大な「龍穴(縦穴)」があるとされてます。伝承では、文久年間(19世紀中頃)の本殿修理の際、大工があやまって「ノミ」をこの穴へ落としてしまったところ、空が急にかき曇り、風が吹きすさんで、ノミを空中へ吹き上げたとの事Σ(゚Д゚;マジデ!?

 

御船形石

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黄船があったところに、人目を忌みて小石で覆ったのがコチラ。巨大な船形の石で、積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全につながるとの信仰があります。貴船神社の原点ですね。必須のチェックポイント。

 

その他、奥宮内末社は以下の通り。

鈴市社

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  • ご祭神:五十鈴姫命

事代主命の娘。神武天皇の皇后として天皇を助けたことで功績多し。

吸葛社

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  • ご祭神:味耜高彦根命あぢすきたかひこねのみこと

大国主の子を祭ります。『古事記』に登場。農業の神、雷の神、不動産業の神として信仰されております。ココでは「鴨大明神」とも言われ、雨関連の神として位置づけ。

日吉社

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  • ご祭神:大物主命

ココでは、山の神として貴船山の守護にあたっているそうです。

尚、日吉社のすぐ後ろには、巨大な御神木がたっております。

連理の杉

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「連理」とは、別々の木が重なって一つになる、という意味。この御神木は杉と楓が和合したもので、めっちゃ珍しいものだそうです。夫婦和合、男女の仲睦まじい姿を表象。

ということで、奥宮をまとめると、

  • 永承元年(1046年)の水害で奥宮が被災し、天喜3年(1055年)に現在の本宮へ移築されるまで、こちらが本殿であったこと。
  • 創建経緯より、小石で覆った「御船形石」が「黄船」があったところ。貴船神社の中心地。積み囲んだ小石を持ち帰ると航海安全につながるとの信仰があること。
  • 本殿下には巨大な「龍穴(縦穴)」があるとの伝承あり。ノミを吹き上げるほど、なんかスゴイ。

という感じで。

 

以上が貴船神社の本宮、結社、奥宮でした。

その他の境内外神社等

楫取社

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  • ご祭神:宇賀魂命
  • ご利益:航海安全、交通安全、人生進路守護

貴船川と鞍馬川が合流する貴船口に鎮座。創建経緯から玉依姫が水源の地を求め黄船に乗って遡ってこられたときに、上手に梶を操った「梶取大神(舵取り)」が祀られているとも伝えられております。

林田社・私市社

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  • ご祭神:少名彦命(林田社・左) 、大國主命(私市社きさいちしゃ・右)
  • ご利益:医薬神、酒造神としての信仰

林田社・私市社の2社をあわせて「二ツ社」といい、貴船明神の荒御魂を祭ります。林田社は少名彦命であり、医薬の神、酒造の神として信仰されてます。

 

その他、おまけ!

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貴船の清流と清々しい空気に心身ともに癒されます。ホント素敵な場所でした。

 

まとめ

貴船神社きふねじんじゃ

京都府京都市左京区、「貴船山」の山奥深くにある神社で、全国に約450社ある貴船神社の総本社でご祭神は「高龗神たかおかみのかみ」を祭ります。

周辺は水の豊かな清流「貴船川」が流れ、夏は「床」と呼ばれる避暑地&お食事処が並び、秋になると紅葉が美しいスポット。

近年は「えんむすび」ご利益で、とくに女子の皆さんからパワースポットとして絶大な人気を博すようになっております。

水のパワーを感じられるとても神聖なエリア。是非ゆっくり時間をつくって参拝されてください。

 

京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

叡山電鉄鞍馬線 貴船口駅から、、、

バス:京都バス(33系統)「貴船」バス停下車 (下車後徒歩約5分)

徒歩:片道約20分ほど

 

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こんにちは、さるたひこです!読んでいただきありがとうございます。「日本神話をこよなく愛するナビゲーター」として日本神話関連情報、題して「日本神話がおもしろい!」を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。ちなみに、ネーミングは、天孫降臨の折、瓊瓊杵尊を道案内した国津神「猿田彦命」にあやからせていただいてます。ただ、神様の名前をそのまま使うのは畏れ多いので「さるたびこ」の「び」を「ひ」に変えております。