読み聞かせ 無料 絵本 日本神話 日本の建国神話である神武東征神話を『日本書紀』をもとにつくりました

神武東征神話

 

日本の建国神話である「神武東征神話」を読み聞かせ絵本として制作いたしました。

お子様と一緒に、日本という国がどうやってつくられたのか学びを深めていただければ幸いです。内容は『日本書紀』をもとに、できる限り原本に忠実に、重要なポイントをしっかり盛り込んで作成しております。

また、挿絵は、橿原神宮に公開展示されていました、「神武天皇御一代記御絵巻」を一部引用させていただいております。

 

読み聞かせ 無料 絵本 日本神話 日本の建国神話「神武東征神話」

 

たろうも おはるも みんなこい。

ここさ きて かこんで すわれ。

これから 長いながい 昔ばなしを 聞かせて やるからの。

この国が どうやってできたのか、 みなは知っとるかのう。

ひとりの男が、 「こころざし」というものを もって、 みなが なかよく、 正しく くらせるようにと、 この 「日本」という国を つくった話じゃ。

とっくと 聞かせるから、 よっく聞くんじゃぞ。

 

むかしむかしの、 そのむかし。

天には天神という尊い神々が、地には国神という神がおった。

天神あまつかみの中でも もっとも尊い神が 天照大神あまてらすおおみかみでの、 その 天照大神あまてらすおおみかみの 子が この「葦原あしはらの なかくに」に おりたってから 百七十九万年あまり たったころ。

その 子供たち、 孫たちは 「中つ国」の はるか西、 さらにずっと奥の 「日向ひむか」という国を おさめておった。

その国の 皇子みこを 「火火出見ほほでみ」と言った。

母は 海の神の むすめであり、 3人の兄がおった。 とてもかしこく、 だれからも したわれておったから、 国もおおいに さかえておった。

しかし、 国のそとには、 まだあちこちで あらそいが つづいておって、 「火火出見ほほでみ」は、それを聞くたび、 人びとの 苦しむすがたを思い 深いためいきを つくのじゃった。

 

読み聞かせ絵本 神武東征神話 日本の建国神話

ある日、 「火火出見ほほでみ」は 心をけっし、 みなに おのれの考えを 語って聞かせた。

「私は、 この「あし原の 中つ国」が みな 平和になって、 人びとが 安心して くらせるようにしたい。 それには、 中つ国の 中心に 行って その ふさわしい場所で 天下を おさめなければならない。

その昔、 天神が 「あまのいわふね」にのって とびおりたという場所がある。 その地こそ 世界の 中心だろう。 そこへ行き、すばらしい国を つくるのだ。」

この話を きいたみなは 口ぐちに「そうしましょう。」と言うた。

そこで、 「火火出見ほほでみ」は 「あし原の中つ国」の 中心をめざす 長くたいへんな旅に でることにしたんじゃ。

 

読み聞かせ絵本 神武東征神話 日本の建国神話

旅は 「東せい」 といって、 西から 東へむかう ものじゃった。

火火出見ほほでみ」は たくさんの 船と兵士を したがえ、 船の先に立ち 海の風を 胸いっぱい すいこみ 進んでいった。

うずまく潮をこえ、 みさきを回り、 何日も何日もかけて 瀬戸内せとうちの海を、 昼も夜も 進んだ。

 

とちゅう、 「はやすいなと」では、 「しいねつひこ」という 海を 案内する者を えた。 

「うさ」では、 国神くにつかみが うたげを もよおし むかえてくれた。 

「あきの国」では、 美しい海岸に建つ 「えのみや」ですごした。 

そして、「きび」の 「たかしまの宮」では 三年かけて、 戦いの じゅんびをした。

こうして ついに 大和やまとの地に たどりついたんじゃ。

 

めざす 「中つ国の 中心」は 「いこまの山」を こえた向こうがわ。

波がはやく さかまき流れる 「なにわのさき」をこえ、

「いこまの山」の ふもとちかく、 白い崖の岸に つくと、 「火火出見ほほでみ」は 船をおり、そこから 「くさえ坂」をこえて いこうとした。

読み聞かせ絵本 神武東征神話 日本の建国神話

のぼる 坂の上からは 日の光が まぶしく照りつけ 「火火出見ほほでみ」は 思わず目を つぶった。

すると とつぜん ひゅーっと 風を切る 音が したかと思うと、 山の上から 無数の 矢が 飛んできた。

大和の敵、 「長すね彦」が たくさんの手下を したがえて、 攻めてきたんじゃ。

はげしい 戦いと なった。

矢は 雨のように ふりそそぎ、 剣と剣が 火花をちらし、 傷ついた 兵士たちの血が 山肌をおおい 滝のように 流れた。

火火出見ほほでみ」の 一番上の 兄である 「いつせのみこと」も 飛んできた 矢をうけ きずをおうた。

兵士たちも 逃げまどう ばかりじゃった。

火火出見ほほでみ」は なんとか もりかえそうと、 考えを めぐらせた。

「私は 天神あまつかみの子、 日の神の子なのに、 今、 東にむかって 戦っている。 これでは 日に向かって 矢を はなつようなものだ。 天神あまつかみを 祭り、 日を背にして 戦えば きっと敵を うちまかすことが できるはずだ。」

そこで、 ひとまず 兵を引き 立てなおすことにした。

いきようようと ふみ進んだ 大和の地で、 さいしょの戦いに 負けてしまったんじゃな。

 

日を背にして 戦おうと、 「火火出見ほほでみ」は 南へ むかった。

紀伊の 半島を おおきく回り、 西から 東へ向かって、 日を背にして 大和に 入ろうと したんじゃな。

 

じゃが、 「くさえ坂」の戦いで 「いつせのみこと」が 受けた 矢きずの いたみは 日に日に ますばかりじゃった。

 「ちぬのみなと」まで 来たところで、 「いつせのみこと」は 敵に しかえしも できんで 死んでしまう くやしさに うめき苦しみ、 さらに南の 「かめ山」まで きたとき、 ついに力つき 死んでしもうた。

みな 「いつせのみこと」の くやしさを思い 声をかぎりに 泣いた。

悲しみのなか この地に 墓をつくり、 だれもが かたきうちを ちかった。 「火火出見ほほでみ」は ひとり じっと 海を 見つめておった。

 

火火出見ほほでみ」は、 兄をうしなった 悲しみを むねに さらに 南へ 進んだ。

そして 「しおの岬」をこえ 「くま野」に 入った。

 

「くま野」の地には ただならぬ 空気が ただよっておる。

「魔界だ!」と さけぶものも おった。

「みわの村」の 「天の岩たて」に登り、 進むほう はるか先を見ると 暗くおもたい海が 広がっておった。

火火出見ほほでみ」は 用心ぶかく 進んだが、 とつぜん はげしい風が ふきつけ 耳をつんざく かみなりが とどろいた。そして、 滝のような はげしい雨が ふってきた。

 

神武東征神話

船は 木の葉のように ゆられ、 今にも 海のそこに 引きずりこまれそう じゃった。

二番めの 兄である 「いなひのみこと」は

「ああ、 ご先祖は 天神あまつかみで、 海の神を 母にもつ私を どうしてこんなに 苦しめるのだ」となげき、 あれくるう 波にむかって 剣をぬき、 海に 飛びこんで いった。

つづいて 三番目の兄 「みけいりののみこと」も うらみなげき 海へ 飛びこみ 大波の中にきえてしもうた。

とつぜんのできごとに、 「火火出見ほほでみ」は 言葉を うしなっておった。

とどろく かみなりと どしゃぶりの雨、 はげしい風に あれくるう海は 「火火出見ほほでみ」の おどろきと 悲しみを すべて のみこむように いよいよ はげしくなるのじゃった。

兄たちのすべてを うしなってしまった 「火火出見ほほでみ」じゃったが、 悲しんで ばかりはおられん。

それでもなお 目ざす 「中つ国の 中心」へ むけて 兵士たちを ふるいたたせ 前へすすんで いったんじゃ。

 

やっとの思いで 嵐をぬけた 「火火出見ほほでみ」たちは、 「あら坂」の みなとに たどりついた。

ここで 船をおり、 陸路を いくことにした。 目のまえには 急な坂が つづいておる。

ところが、 「火火出見ほほでみ」らが 坂に さしかかるのを 待ちかまえて おったのか、 とつぜん 「くま野の神」が どくの気を はきかけて きよったんじゃ。

だれもかれも 何もできず、 正気をうしなって ばたばたと たおれてしまった。「火火出見ほほでみ」も また 正気をうしない たおれてしもうた。

 

どれほど 時がたったんか、 気がつくと そばに りっぱな剣を もった男が おった。男は 「たかくらじ」と名のった。

火火出見ほほでみ」が たずねると、 「たかくらじ」は ふしぎな 夢の話を 語りはじめたんじゃ。

神武東征神話

「きのうの 夢に 日の神 天照大神が あらわれたのです。

天照大神は 「たかみかづちの神」に 『火火出見ほほでみたちを 助けなさい』と 命じたところ、 「たけみかづちの神」は 『「ふつまの剣」を 天上から くだしましょう。』 と答えました。

そして、 「たけみかづちの神」は、 私に、 『おまえの家の 倉に 剣を 置いておくから、 それを 火火出見ほほでみに ささげなさい。』 と言うのです。

夢からさめて 倉のなかをみると、 たしかに 剣が さかさまに つきささって いました。 それが この剣です。

そして たおれていた みなさんに 剣をささげると、 今 こうして 正気を とりもどされたのです。」

「たかくらじ」 の話に 「火火出見ほほでみ」は 深くうなずき、 天神あまつかみであり 日の神 天照大神が 助けてくださったと 心から ありがたく 思い 涙したそうな。

 

このあと、 「くま野」の 深く けわしい山で 迷ったときも、 天照大神は 「やたがらす」を つかわして 助けて くださった。

ふしぎな 三本足のからすが、 「火火出見ほほでみ」たちの もとへ 飛んできて 道案内を してくれたんじゃ。

火火出見ほほでみ」は 天神が 守って くださっていることを 心にきざみ 東征とうせいの 決意を 固めたんじゃな。

 

このとき、 飛んでいく からすを 追って、 山を 切りひらき 岩をうがち 兵士たちが 進む道を つくったのが、 将軍「日のおみのみこと」じゃった。

火火出見ほほでみ」は、 そのはたらきを ほめて、 「道のおみ」 という名を 与えたんじゃ。

こうして、 天神の 助けを もらいながら、 「火火出見ほほでみ」は 大和の地の 手前にある「宇陀うだ」に でることができたんじゃ。

 

「うだ」まで やってきた 火火出見は、 「高倉山たかくらやま」に のぼって、 めざす 「中つ国の 中心」を はるかに のぞみ見る ことにした。

すると、 山や谷、 草むらの中にも かぞえきれないくらい たくさんの敵が、 息をひそめて こちらを うかがっているのが 見えた。

まさに まわりじゅう 敵だらけ といったところじゃの。

 

そこで 「火火出見ほほでみ」は 天神あまつかみの 力を かりるべく、 その夜 お祈りをして 寝ると、 はたして 夢に 天神が 立ちあらわれ、 勝つための 方法を 教えてくれたんじゃ。

天香山あまのかぐやまの 土を とってきて、 お皿を 80枚つくり、 それで 神を 祭りなさい。 そうすれば 敵は しぜんに 降伏するだろう。」

火火出見ほほでみ」は さっそく、 臣下しんかの「しいねつひこ」と「おとうかし」をよびよせ、 ふたりに 天香山の土を 取ってくるように 命じた。

ふたりは、 「みの」と「かさ」を かぶり、 年老いた じいじと ばあばの 姿に 身を変えた。 はたして、 敵は 年老いたふたりを みて 怪しむことがなかった。 こうして 敵の目を あざむき かいくぐり、 ぶじ 天香山の土を 取ってくることが できた。

火火出見ほほでみ」は、 さっそく その土を使って 天の神が 教えたとおり お皿を つくり、 「にうの川」のほとりで 祭りを おこなった。

祭りは 占いのような ものじゃった。

火火出見ほほでみ」が 「もし つくった皿が 水を使わずに 「あめ」のように なれば 天下を 平定できるだろう」と言い、 お祈りをして 「あめ」を つくろうとすると、 はたして 皿は 「あめ」のように なった。

また、 「もし 祭りにそなえた 「かめ」を 川に沈めて 魚が ういてくるなら 中つ国を 平定できるだろう」と言い、 お祈りをして、 川に「かめ」を沈めた。 すると 川に たくさんの魚が うきあがった。

お祈りと そのとおりの ことがなった ことで、 かならず 勝てるという おみちびきが でたんじゃ。

 

さいごに 天上の とうとい神 である 「たかみむすひのみこと」を 天から おまねきし、かならず 勝てるように お祈りをした。

そして おそなえした 食べものを 「火火出見ほほでみ」が 口にすると、 ふしぎな力が 体じゅうに みなぎってきた。 

天神の力を えた 火火出見に 向かうところ 敵なしじゃ。

 

国見丘くにみおか」の 敵を 攻めあげ、 やすやすと ほろぼした。

ちりぢりに 逃げた 敵たちも、うたげに おびきよせ、 思うぞんぶん 酒によっぱらったところで 一気に うちはたしたんじゃ。

さらに、 「しき彦」という 強い敵は、 はさみうちにして ほろぼした。

 

こうして ようやく 大和の地に 入った 「火火出見ほほでみ」じゃたが、 ここで 立ちはだかったのが、 最初の 戦いで 打ち負かされた相手、 「長すね彦」じゃ。

いちばん上の兄は この戦いで うけた傷が もとで 死んで しまっとっただけに 憎い かたき じゃな。

火火出見ほほでみ」は 歌をよみ みなを 勇気づけ 戦いに のぞんだ。

 

「長すね彦」の 軍勢を 激しく 攻めたてる 「火火出見ほほでみ」と その兵士たち。 ふりそそぎ 飛びかう矢、 剣と剣は ぶつかりあい 火花をちらした。

しかし どんなに 攻めたてても なかなか 勝てんかった。

そのとき、 とつぜん 空が暗くなり、 ひょうが ふってきた。

そのなかを、 まばゆいばかりに 金色に 光りかがやく 「とび」が 飛んできた。 そして、 「火火出見ほほでみ」の 弓の先に とまったんじゃ。

金色に 光かがやく その光に、 「長すね彦」や その手下どもは 目がくらみ、 戦うことが できなくなった。

神武東征神話

「長すね彦」は たまらず 手下どもを ひき、 「火火出見ほほでみ」に 使いを 出してきた。

 

じつは、 「長すね彦」が ていこうするには 訳があったんじゃ。

「むかし、 『にぎはやひ』という 天神あまつかみの子が、 「天のいわ船」にのって、 この地にくだってきた。 わしは 妹を けっこんさせ、 今では 子供もおる。 わしは 今でも そばで 仕えておる。 

それなのに、 どうして おまえは 天の子と名のり、 わしの土地を うばおうと するのだ。 おまえは にせものの 天の子 だろう。」

そこで 「火火出見ほほでみ」は 「天の神の子には、 証となる品 がある。 それを見せよ。」と せまった。

すると、 「長すね彦」は 「天のはは矢」という おろちさえ 射ころす矢と、 その矢を いれる 矢づつを もってきた。

火火出見ほほでみ」は それを確かめると、 こんどは 自分が もっている 同じものを 見せた。それは 「長すね彦」が 思わず あとずさりするほど、 この世に またとない 立派なもので、 まともに 見ることも できんかった。

 

それでも 「長すね彦」は、 かたくなに おのれの考えを あらためん。

これまで 「にぎはやひ」を 後ろだてにして きたんじゃから、 そうやすやすと 降参する わけには いかんかったんじゃろ。 

顔を まっ赤にして 天のはは矢を うばおうと しおった。

それを見た 「にぎはやひ」は、 もはや ここまでと、 おのれの 天のはは矢を とり、「長すね彦」を 殺してしまったんじゃ。

これまで 戦っておった 手下どもも こうなっては なにもできん。 「にぎはやひ」は、 手下を 引きつれて、 「火火出見ほほでみ」のもとで つかえることに したんじゃ。

火火出見ほほでみ」は、 この「にぎはやひ」の 勇気を ほめ、 いつも そばにおいた ということじゃ。

 

火火出見ほほでみ」が らんぼうものの 「長すね彦」を うちやぶったという話は、 人から人へ、 野から山へ またたくまに 伝わっていった。

反こう していたものは 武器をすて、 「火火出見ほほでみ」のもとに やってきた。

山のおくの 穴に住んでいた ものたち でさえ、 仲間をさそい、 妻や子をつれて つぎつぎに やってくる。

こうして よろこびに あふれた人々が むかえるなか、 「火火出見ほほでみ」は ついに 「中つ国の 中心」に たどりついた。 それは 大和の「かし原」の地 じゃった。

 

火火出見ほほでみ」は、 さっそく 国づくりに とりかかった。

老人も 子供も みな すすんで木をはこび 宮をつくる 手伝いをした。

そうして りっぱな 宮をたて 都をつくり、 「火火出見ほほでみ」は 日本で 最初の王、 「天皇」になったんじゃ。

これが「神武天皇」じゃな。

天皇として、 ご先祖の神々を尊び、 争いのない 平和な世の中に することを 約束したんじゃ。

それから 長い旅の とちゅうで 助けてくれた 天神を 心をこめて 祭った。

人々は 平和で 豊かな時代が きたことを よろこび、 神武天皇を たたえたんじゃ。

今でも かし原では、 この 神武天皇を お祭りしとるわの。

 

だからして、 たろうも おはるも みんな よっく おぼえて おくんだで。

すばらしい国を つくろうと 「こころざし」というものを もって、 日本という国を つくった 「火火出見ほほでみ」のように みんな おっきくならねば ならねでなぁ。

 

読み聞かせ 無料 絵本 神武東征神話 あとがき

神武東征の物語自体は、

『日本書紀』巻三「神武紀」、『古事記』中巻にそれぞれ記載されてます。

これ、実は、

日本最古の英雄譚、サクセス・ストーリー。

これほどドラマチックな展開と、練りに練られたツボを持つ神話は、世界を見渡してもなかなかありません。古代日本人がそうした物語を紡いでいた事にビックリです。

決して平たんな道のりではなかった所、がポイントで。

旅立ちから孔舎衛坂くさえさか直前までは順風満帆。支援者の登場、入念な準備。「建国」という夢と野心にあふれていました。

ところが、大和の地に入り「長随彦ながすねびこ」という最大の敵に蹴散らされて以降、苦難の連続です。兄の全てを失い、道に迷い、気力喪失昏倒し、、、
しかしあきらめずに、勝利する方法を思考し、臣下の協力と天照大神の助力を得ながら進軍。最終的に、一度戦って敗れた最大のライバルを撃破。

その上で、橿原の地に宮殿を建設し初代「天皇」として即位する訳です。

まさに「旅立→試練→帰還(凱旋)」という流れ。よくできていますよね。

こうしたストーリー展開の中で分かるのは、

大業(志・ビジョン)は一人で成し遂げるものではない。臣下(あるいは仲間)の協力や天神(私たちで言えば先祖様的な守護者)の力を得て初めて大業は成し遂げられる!

という事かと。このメッセージ性は現代でも十分通用するものだと思います。

その他、細かいところでは、いろいろな裏設定があって、飽きさせないところでしょうか。練りに練られた奥ゆかしい神話になっています。

こうしたポイントをもとに神武東征神話を読むと、よりオモシロくなるはず!激しく推させていただきます!

詳しくはコチラでチェック!

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神武東征神話

1 個のコメント

  • 初めまして。
    素晴らしい絵本をありがとうございます。
    私は3年ぐらい前から神武東征の聖地巡礼の旅をしていて一昨日の紀元節の日に無事に終える事が出来ました。
    その旅には日本神話.comさんの情報がとても役に立ちました。ありがとうございました。
    これからも拝見させていただきます。

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    参考文献:『古代神話の文献学』(塙書房)、『新編日本古典文学全集 日本書紀』(小学館)、『日本書紀史注』(風人社)、『日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店)他