不老橋は、和歌山県和歌山市和歌浦にある橋。
こちら、江戸時代につくられたそうで、紀州東照宮の和歌祭りと関係あり。
アーチ型の石橋は、雲を文様化した勾欄のレリーフが特徴的で、その佇まいは美しい和歌浦に絶妙にマッチしています。
今回は、和歌浦の象徴?とも噂される不老橋をご紹介します。
不老橋|和歌浦の象徴!?江戸時代にアーチ型石橋は超レア!雲を文様化した勾欄のレリーフが特徴的な橋
不老橋とは
嘉永4年(1851)、徳川治宝が建造したアーチ型の石橋
徳川家康を祀る紀州東照宮の祭礼である「和歌祭」の時に、徳川家の皆さんや東照宮関係の人々が「御旅所」に向かうために通行した「お成り道」に架けられたもの。
「御旅所」とは、和歌祭りの神輿にのせたご神体が休憩する場所。神輿の前で相撲などが執り行われます。
▲御旅所に向かう渡御行列(和歌山県立博物館蔵)より
橋は和歌山市指定文化財に指定。
和歌山県指定史跡・名勝「和歌の浦」(2008年6月15日指定)および国の名勝「和歌の浦」(2010年8月5日指定)の構成要素でもあります。
江戸時代のアーチ型石橋は九州地方以外では非常に珍しいらしいです。
雲を文様化した勾欄のレリーフが独特。
橋台のアーチ部分は肥後熊本の石工集団の施工、勾欄部分は湯浅の石屋忠兵衛の施工と推定されています。
▲橋の中央から、紀州東照宮方面を望む。こちらの川は「市町川」。御手洗池まで伸びてますが、実は干潟の痕跡。結構奥まで深く入り込んでいたようですね。
そして!反対側!
左手、名草山に朝日昇るの図から、、、美しい和歌の浦です。
右手、これから朝日が照らしていく世界へ。
この静謐な、透き通った空気感。素晴らしいです!
朝。日の出の時間帯。超おススメです!
ちなみに、現在修復工事中です。
▲平成28年の秋に修復完成予定です。
まとめ
不老橋
和歌山県和歌山市和歌浦にある橋。
こちら、江戸時代につくられた石橋で、紀州東照宮の和歌祭りと関係があります。
徳川家康を祀る紀州東照宮の祭礼である「和歌祭」の時に、徳川家の皆さんや東照宮関係の人々が「御旅所」に向かうために通行した「お成り道」に架けられた次第。
橋は和歌山市指定文化財に指定されていて、和歌山県指定史跡・名勝「和歌の浦」(2008年6月15日指定)、国の名勝「和歌の浦」(2010年8月5日指定)の構成要素でもあります。
2016年現在、一部工事中。平成28年秋ごろをめどに修復されるようです。和歌浦を訪れた際には是非合わせてチェックされてください。
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