猿田彦神社|異様な恰好の守衛神「猿田彦神」を祭る!道ひらき・交通安全・方位除けのご利益で信仰される神社を日本神話とあわせてご紹介|三重県伊勢市

 

猿田彦神社は三重県伊勢市にある神社。

ココ、天孫降臨の際、天孫を「みちひらき」されたという猿田彦大神を祭ります。

立派な社殿が印象的で、伊勢神宮の近くにご鎮座。

今回は、猿田彦が登場する日本神話部分と合わせてご紹介します。

 

猿田彦神社|異様な恰好の守衛さん的神である猿田彦神を祭る!道ひらき・交通安全・方位除けのご利益で信仰される神社を日本神話とあわせてご紹介

猿田彦神社の場所

伊勢神宮のすぐそば。三重県伊勢市宇治浦田にあります。

JR&近鉄「伊勢市駅」や近鉄「宇治山田駅」から三重交通バスで「猿田彦神社前」下車。

後ほど触れますが、伊勢に到着した倭姫命に、五十鈴川上を天照大御神の鎮座の地であると教えたのが、猿田彦神の末裔とされる「大田命」で。

こうした経緯が鎮座する場所にも影響してるんだろうと勝手に推測。

猿田彦神社の境内

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創建経緯

詳細未詳。

ただ、『日本書紀』に、ご祭神である猿田彦神が鎮座した経緯と場所が記載されております。

それが現在の場所かどうかは別の話。

「私は、伊勢の狭長田さながたの五十鈴川の川上に着く」と猿田彦神が自ら到着する場所を述べております。

この「伊勢の狭長田さながたの五十鈴川の川上」が現在の場所だったかどうかばわかりません。

『日本書紀』ではこれだけしか伝えておらず、その他の部分は『皇大神宮儀式帳』等で伝えられているようです。

猿田彦の末裔として「大田命おおたのみこと」という方がいらっしゃったようで、

この「大田命おおたのみこと」さん、実は、垂仁天皇の御代、伊勢に到着した倭姫命に、五十鈴川上を天照大御神の鎮座の地であると教示し土地を献じたらしい。。。スゴ。。

さらに、「大田命おおたのみこと」の末裔である「宇治土公うじのつちぎみ」さんが屋敷内の屋敷神としてご先祖である猿田彦神をお祀りされていたそうで。

明治時代に入り、屋敷神を改めて神社としたのが現在の猿田彦神社だそうです。

話が本当であれば、猿田彦大神の子孫である宇治土公家が代々宮司を務める神社という訳です。

「猿田彦神」-「大田命おおたのみこと」-「宇治土公うじのつちぎみ」宮司家

神話時代の子孫が今でも宮司をつとめてるなんて。。。すごすぎです。

ご祭神

  • 猿田彦大神

ご利益

猿田彦神が天孫・瓊瓊杵尊の先導をしたということから、交通安全・方位除けの神社として信仰されています。開運系のご利益。

日本神話的背景

ご祭神である猿田彦大神が登場するのは、『日本書紀』神代下 第九段 一書第一 です。

皇孫・瓊瓊杵尊ににぎのみことを「葦原あしはら中つ国」に降すことになった時のお話。

天照大神は、瓊瓊杵尊ににぎのみことに三種の神器を授けてお供の神々を付き従わせます。

いよいよ皇孫・瓊瓊杵尊が降臨しようとしたとき、先駆者の者が引き返してきて報告をします。

一柱の神がいます。天八達之衛あまのやちまたにおります。その鼻の長さは七咫ななあた、座高は七尺余り。身長は七尋ななひろ。口や尻は光っていて、眼は八咫鏡のようで、照り輝くさまは赤いホオズキのようです。」

これが当神社の御祭神、猿田彦大神であります。

原文に「衛神」とあるので、「守り神」として位置づけられていることがわかります。

異様な恰好の守衛さん的神が、天孫の通り道を立ち塞いでいる状況です。

 

瓊瓊杵尊ににぎのみことは、付き従っている神々を遣わして、尋ねさせたが、みな、鼻の長い神の眼力で圧倒され、尋ねることすらできない。なんてこった。

そこで、「天鈿女あまのうずめ」を遣わした。天鈿女あまのうずめは、自分の胸乳を露わにして、裳の紐をヘソの下に押し垂らして、呵々大笑いしながら、鼻長の神に向かい立ちます。

スゴイ状況ですよね。。。

異様な恰好の守衛さん的な神の前に、上半身裸で呵々大笑いする天鈿女が向かい立つ。。。

 

ここから問答がはじまります。

衛神がまず尋ねます。

衛神「お前がそんなことをするのはどういう理由からだ?」

鈿女「天照大神の御子が通る道に、立ち塞いでいるお前こそ誰だ?」

衛神「天照大神の御子が降臨されると聞いた。そこでお迎え申しあげてお待ちしているのだ。私の名は、猿田彦大神だ。」

鈿女「お前が私を先導するか、それとも、私が汝を先導するか(どっちや!)?」

衛神(猿田彦)「私が先立って案内しよう。」

そこで、猿田彦大神を先導役として皇孫が降臨することになります。

 

鈿女「お前はどこへ行こうというのか?皇孫はどこにお着きになるのだ?」

猿田「天神の御子は、筑紫の日向の高千穂の槵触峰くしふるのたけにお着きになる。

私は、伊勢の狭長田さながたの五十鈴川の川上に着くことになる」

さらに

猿田「私を発顕あらはせたのはお前だ。だから、お前は私を送り届けるべきだろう。」

「発顕す」とは、ここでは、名前や住所はみだりに他に告げるものではないが、天鈿女がそれをうまく聞き出したことを言います。

そこで天鈿女あまのうずめは天に還って報告します。

皇孫は、そこで天磐座あまのいわくらを押し離し、天八重雲あまのやえくもを押し分け、威風堂々と、良い道を選びながら天降ります。降り立ったところが、筑紫の日向の高千穂の槵触峰。

一方、猿田彦のほうは、伊勢の狭長田の五十鈴川の川上に到着し、天鈿女は猿田彦神のねがいどおり、伊勢まで送っていったという次第。

その他の皆さん

たから石

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まとめ

猿田彦神社

三重県伊勢市にある神社で、天孫降臨の際、天孫の「みちひらき」されたという猿田彦大神を祭ります。

立派な社殿が印象的で、伊勢神宮の近くにご鎮座。

伊勢神宮ご参拝の際には是非お立ち寄りください。道開きの開運効果、抜群であります。かく言う私のハンドルネームは「さるたひこ」であります。皆様の神話世界の道ひらきでありたいと願っております。

 

三重県伊勢市宇治浦田2−1−10

住所:〒516-0026 三重県伊勢市宇治浦田2−1−10

JR&近鉄「伊勢市駅」、近鉄「宇治山田駅」、近鉄「五十鈴川駅」下車。三重交通バスで「猿田彦神社前」下車。目の前。

駐車場:限りあり。

猿田彦神社のHPはコチラで!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは、さるたひこです!読んでいただきありがとうございます。「日本神話をこよなく愛するナビゲーター」として日本神話関連情報、題して「日本神話がおもしろい!」を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。ちなみに、ネーミングは、天孫降臨の折、瓊瓊杵尊を道案内した国津神「猿田彦命」にあやからせていただいてます。ただ、神様の名前をそのまま使うのは畏れ多いので「さるたびこ」の「び」を「ひ」に変えております。