八重垣神社|出雲の縁結びの大神!縁結びご利益と鏡の池占いめがけて全国から参拝客が押しかけるパワースポット!

 

「八重垣神社」は島根県松江市にある神社。

コチラ、「出雲の縁結びの大神」として知られ、縁結びご利益めがけて全国から主に女子の皆さんが占いをしにやってくるというスゴイ神社。

境内は、縁結びご利益を引き出すとっても素敵な仕掛けがあって、私さるたひこもついつい占いにあやかってしまいました。

今回は、そんな縁結び満開の素敵な神社をご紹介です。

 

八重垣神社|出雲の縁結びの大神!縁結びご利益と鏡の池占いめがけて全国から参拝客が押しかけるパワースポットは素戔嗚尊と奇稲田姫の夫婦が祀られる美しい神社でした

八重垣神社に関連する日本神話

まずは、当サイトならでは。ご祭神と創建経緯にまつわる日本神話コンテンツをディープにお届け。

ご祭神「素戔嗚尊すさのおのみこと」「稲田姫いなだひめ」、そして「八岐大蛇やまたのをろち」、というところから、当社は『日本書紀』が根拠。※社伝は「稲田姫いなだひめ」、『日本書紀』では「奇稲田姫くしいなだひめ」です。

なので、以下、『日本書紀』より「八岐大蛇退治」部分をご紹介。ご祭神がどのようにして夫婦になったのか紐解いてみましょう。

文献根拠は、『日本書紀』第八段(本伝)。テーマは、「素戔嗚尊の八岐大蛇退治と大己貴神おほあなむちのかみによる国造り」

日本神話全体の流れにおいて、このあとに国譲りと天孫降臨が続く事になっており、要は、それまでの高天原中心の神話から、葦原中国あしはらのなかつくに(地上)中心の神話への転換点にあたります。

天界から地上へ。舞台の大転換。

素戔嗚尊すさのおのみこと」が地上に降り(実際は追放され)、大蛇を倒し「奇稲田姫くしいなだひめ」(嫁)をゲット、子作りに励んで生まれたのが「大己貴神おほあなむちかみ」であり、「大己貴神おほあなむちかみ」による国造りと国譲りがあって、天孫降臨へと続いていく流れ。

なので、

ここでの重要ポイントは、

「大己貴神誕生経緯」であり、それは「素戔嗚尊すさのおのみこと」と「奇稲田姫くしいなだひめ」が結婚してできたよ、

ということを押さえておく必要ありです。神社の「縁結びご利益」や「夫婦円満系のご利益」へつながるのはココから。しっかりチェック。

さて、

以下、「素戔嗚尊すさのおのみこと」と「奇稲田姫くしいなだひめ」との出会いからお届け。

大きな流れとしては、とても分かりやすい「ボーイミーツガール」です。

①出逢いと求愛、②困難と克服、③そして成就

神社経緯に関連する、特に①②の部分を以下『日本書紀』本文より抜粋します。

①出会いと求愛

さて「素戔嗚尊すさのおのみこと」は天上から出雲国のの川上に降り着いた。その時、川上で人の泣く声が聞えた。そこで、泣き声を尋ね求めて行くと、一人の老人と一人の老婆がいて、間に一人の少女を坐らせて、で慈しみながら泣いていた。 「素戔嗚尊すさのおのみこと」は間うた。「お前たちは誰か。どうしてそのように泣いているのか」。 すると、答えて、「私は国神で、脚摩乳あしなずちと申します。我が妻は手摩乳てなずちと申します。この童女は私の子です。奇稲田姫くしいなだひめと申します。泣いている訳は、もともと私の子は八人の少女がおりましたが、年ごとに八岐大蛇やまたのをろちのために呑まれてしまいました。今またこの娘が呑まれようとしています。逃げる術もありません。それで、泣き悲しんでいるのです」と言う。 「素戔嗚尊すさのおのみこと」は勅して、「もしそういうことならば、お前は娘を私に献上しないか」と。 答えて「仰せのとおり献上いたします」と申しあげた。 そこで「素戔嗚尊すさのおのみこと」はすぐさま「奇稲田姫くしいなだひめ」を湯津爪櫛ゆつつまぐしに化身させて、御鬟みずらに挿した。 (『日本書紀』神代紀 第八段(本伝)より抜粋)

ということで。

原文「簸の川」。こちら、島根県東部を流れる斐伊川ひいかわに比定されてます。

奇稲田姫くしいなだひめ」の「奇」は、「霊妙な」という意味。あわせて「霊妙な稲田の姫」。後半に「櫛」に変身させたとあり、名前が響きあうように設定されています。

素戔嗚尊すさのおのみこと」は勅して、というところは重要です。「素戔嗚尊すさのおのみこと」は天上の神、で「脚摩乳あしなずち」「手摩乳てなずち」夫妻は国神くにつかみです。立場が全然違うことが大前提。国神からすると天神は、文字通り雲の上の尊いお方。其のお方が、「勅して」娘を「献上」せよと申される訳で、、、断るなんてありえない、むしろ泣いて喜ぶ局面であります。

②困難と克服

ココはかいつまんで。

「八つの丘、八つの谷間に這いわたる」ほどの超巨大な「八岐大蛇=敵」に立ち向かう「素戔嗚尊すさのおのみこと」。って、実際は、酒を飲ませて、酔って眠ったところで寝首をかく狡猾な作戦であります。で、切り刻んだ大蛇の尾から、「草薙剣くさなぎのつるぎ」をゲット。

③成就(そして子づくり)

そうして後に「素戔嗚尊すさのおのみこと」は婚姻の場所を求めて出かけ、ついに出雲の清地すがに着いた。そこで言葉に出して、「私の心は清々しい」と言った。(これによって、今この地を呼んで「すが」というのである。)そこに宮殿を建てた。 

(ある伝えに、その時、武素菱鳴尊は歌を詠まれて、

八雲たつ 出雲八重垣 妻ごめに 八重垣作る その八重垣ゑ
→出雲の八重垣作りの家よ。妻を内に籠らせるために八重垣を作る。その八重垣作りの家よ。

と新築の祝歌を歌われたという。)

そして尊と姫は結婚し、御子「大己貴神おほあなむちかみ」を生んだ。 (『日本書紀』神代紀 第八段(本伝)より抜粋)

めでたしめでたし。

と。尚、二人の新婚生活用の宮殿と伝えられているのが「須賀神社」であります。

こうして、

出会い、求め、困難を克服し、成就した二人

「八重垣」ということで、幾重にも連なる垣根に囲まれた立派な宮殿で子づくりに励み、出雲神話最大のヒーローである「大己貴神おほあなむちかみ(=大国主)」を生む

この流れと背景は是非チェックされてください。困難を克服して成就した訳なんで縁結びパワーも超絶、という訳ですね。

 

八重垣神社への道

島根県松江市佐草町にあります。

松江市の中心より南方の山沿い。県道246号線沿いにあって、のどかな農村地帯がひろがります。

 八重垣神社

 

こちら右手が神社の入口。

八重垣神社

 出雲は「縁結びの国」として近年激しくプロモーションされておりますが、その中核的な神社がコチラ。全国から主に女子の皆さんが縁結びご利益めがけて押しかけるパワースポットであります。

 

八重垣神社

▲境内は主に2つの区画に分けられます。本殿部分と、奥にある「奥の院」。有名な鏡の池は奥の院にあります。

ちなみに、出雲に伝わる古い民謡の一節に「早く出雲の八重垣様に、縁の結びが願いたい」という内容があるそうで、古くから縁結びご利益の神社として名を馳せていた模様。

その根拠がご祭神にあって。素戔嗚尊と奇稲田姫の夫婦をお祭りしているところから。こちら、日本神話背景と合わせて後ほど詳しく。

 

八重垣神社創建経緯

八重垣神社

社伝曰はく、

八重垣神社

素戔嗚尊すさのおのみこと」が「八岐大蛇やまたのをろち」を退治する際、の川上から七里離れた「佐久佐女さくさめの森(奥の院)が安全な場所であるとして選ばれ、大杉を中心に八重垣を造って「稲田姫いなだひめ」を隠し、大蛇を退治して、「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣作る その八重垣を」という喜びの歌を歌い、両親の許しを得て「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」という出雲神楽歌にもある通り、この佐草の地に宮造りをしてご縁結びの道をひらき、略奪結婚から正式結婚の範を示し、出雲の縁結びの大神として、また、家庭和合、子孫繁栄、安産災難除け、和歌の祖神として古来朝廷国司藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国の古社であり名社であります。

とのこと。

むむむ、、、文章が奥ゆかしすぎてよく分かりません。。。汗

要は、「奇稲田姫命」を大蛇退治より避難させたという「佐久佐女の森(現・奥の院、鏡の池がある森)」を中心に、八重垣を造って稲田姫命を隠したところが経緯とのことで。

しかしながら、『日本書紀』にも『古事記』にもそんな伝承は無いので、独自伝承といった感じでしょうか。

他の伝承としては、当初、八重垣神社は須賀神社での創建で、ココから「佐久佐神社」に遷ったというものも。須賀神社についてはコチラで⇒「須我神社と奥宮|須佐之男と稲田姫の新婚生活用新居!「日本初之宮」として有名な神社は夫婦円満・児授かり・出産守護ご利益満載で清々しい風が吹いている件

その後いろいろあって、「八重垣神社」という呼称が確立したのは、実は明治に入ってから。明治11年(1878年)に改称されたそうです。

 

八重垣神社のご祭神とご利益

八重垣神社
  • 素盞嗚尊すさのおのみこと
  • 稲田姫命いなだひめのみこと

合祀:大己貴神おほあなむちのかみ

ご利益    特に「縁結び」、夫婦和合、安産・子授け、厄難除、災難除

 

脚摩乳あしなずち社、手摩乳てなずち

八重垣神社

両社のご祭神:「脚摩乳あしなずち」「手摩乳てなずち」。

本殿後ろ左右に、「奇稲田姫くしいなだひめ」の両親がご祭神夫婦を見守るように建ってます。こちらは「手摩乳てなずち」の方。

 

貴布禰社

八重垣神社

ご祭神:高靇神たかおかみ命、倉稲魂うかのみたま

 

山神神社

八重垣神社

ご祭神:大山祗おおやまつみ命、石長姫命

ご利益:授児、子宝に恵まれます。左手のそそり立つ石が気になります。

 

宝物殿

八重垣神社

御祭神を始め六神像が描かれた壁画が展示されてます。元々は御本殿にあったそうです。

描かれた年代については諸説あり。ただ、寛平5年(893年)、平安時代の宮廷画家だった巨勢金岡(こせの かなおか)によって描かれたとされてるようです。入館料200円なり。

尚、出雲大社の隣にある島根県立古代出雲歴史博物館にもレプリカが展示されてたりします。

八重垣神社

▲「古色蒼然雄渾な筆力は神社建築史上類例のない壁画」とのことで、国の重要文化財の指定を受けております。

 

奥の院

御本殿後方にある「奥の院」。ここは「佐久佐女の森」と呼ばれるスポット。全国的に有名な「鏡の池」での縁結び占いは、コチラになります。

縁占いの方法

奥の院に行く前に、社務所で占い用紙をゲットしましょう。

八重垣神社

▲社務所にずらりと並ぶ「縁結びお守り」の皆さん。スゲー。。。( ゚Д゚)

 

八重垣神社

▲こちらが「鏡の池 占い用紙」であります。一枚100円なり。

 

八重垣神社

ゲットしたら、奥の院へ向かいましょう。本殿左手に、奥の院へ続く道があります。

 

八重垣神社 八重垣神社

文字通り、「奥の院」。なしか神秘的な空気が漂っているように感じます。

八重垣神社

コチラ、入って右手奥に鏡の池があります。

八重垣神社

キタ━(゚∀゚)━! 鏡の池! 女子がお二人、占いをされてました。流石でございます。

 

八重垣神社

▲池のすぐ向こうに建っている社は、稲田姫命がまつられた「天鏡神社」。まるで良縁を願って訪れた人たちを見守っているかのよう・・・

この池は、稲田姫命が、八岐大蛇の難を避けるため、森の大杉を中心に八重垣を造って御避難中、日々の飲料水とし、また、御姿を写され美容調整された池で神秘的な池で鏡の池(姿見の池)といいます。

とのこと。

しつこいようですが、書紀にも古事記にもそんな伝承はなく、、難を避けるため避難中、とありますが、姫は櫛に変えられて素戔嗚尊の髪に刺さっていた訳であります。ま、そんなことはいいか。

八重垣神社

占い用紙に百円か十円硬貨をのせ浮かべてお祈りします。

用紙が早く沈む(15分以内)と良縁が早く、遅く沈む(30分以上)と縁が遅いといわれ、また近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人と結ばれるといわれております。

とのことです。

誰が考え出したの?このルール。。。(;・∀・)

しかし、ミーハーなさるたひこはさっそく実践であります。

八重垣神社

とのこと。

初めに用紙、その上に硬貨。そして静かに祈ると。。

八重垣神社

ほどなく用紙が水を吸い、文字が浮かび上がってきます。

「待ち人くる 大切にせよ 東と南 吉」

とのことでございます。いただきましたー

で、、、

八重垣神社 八重垣神社

するーっと沈んでいかれました。

やりました!15分以内!

くるぅーー?? 良縁。。。w

稲田姫、素晴らしい結果をありがとうございました!

日本神話の世界へといざなうスピリチュアルな森で、良縁を示すこれまたスピリチュアルな体験。これは確かに人気が出るのかも。

奥の院には、この他、要チェックとして、コチラ。

大杉の跡

八重垣神社

▲こちらが奥の院の中心地。稲田姫が避難したという場所であります。て、だから稲田姫は素戔嗚尊によって櫛に変えられて髪にさされて、強制的に大蛇退治に参加させられたんだって。。。って、もういいか。

 

夫婦椿

八重垣神社

地面から二本の木が出て地上で一本になっております。ココから、一身同体、愛の象徴として神聖視されております。また、年により二葉の葉(ハート形の葉)が現れることもあり、御神徳の表れと大切にされてるそうです。

どこまでもLOVE推し。。流石でございます。

 

参拝を終えて、、抜けるような青空!

八重垣神社

いいっすね!

まとめ

八重垣神社

島根県松江市にある神社で、「出雲の縁結びの大神」として知られ、縁結びご利益めがけて全国から主に女子の皆さんが占いをしにやってくるというスゴイ神社です。

境内は、縁結びご利益を引き出すとっても素敵な仕掛けがあって、なんだかご縁に恵まれてしまうような気分になってしまいます。

全国屈指の「縁結び満開な神社」。島根にお越しの際は是非、お立ち寄りください。

 

〒690-0035 島根県松江市佐草町227

駐車場:あり

トイレ:あり

バス:JR松江駅より「八重垣神社」行きバスで約25分ほど。

車:山陰道松江中央ランプを出て10分ほど。

 

コチラで☟島根の神社をまとめております!

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参考文献:『古代神話の文献学』(塙書房)、『新編日本古典文学全集 日本書紀』(小学館)、『日本書紀史注』(風人社)、『日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店)他