三断橋と妹背山は和歌山県和歌山市和歌浦にある橋と小島。
妹背山は、和歌川河口に浮かぶ島で、周囲250m程。
実はココ。相模の江ノ島、近江の竹生島、安芸の厳島と並ぶ水辺の名勝だったこともあるとか。
中国の景勝地である西湖をモデルに造られた景観はまさに言葉に尽くしがたいほどの美しさ。訪れたのが早朝で、朝の静謐な空気も相まって素晴らしい時間が流れていました。
今回は和歌浦を代表するやんごとなき美しさで有名な三断橋と妹背山をご紹介です。
三断橋と妹背山|山水絶妙。かゝるやんごとなき美しき地にて朝の静謐な空気を感じる至福たるやまさに言語に絶えたるが如しな件
目次
三断橋と妹背山の場所
和歌の浦のすぐそば。
和歌の浦は和歌山市の南西部に位置する景勝地。国の名勝指定あり。
[map addr=”和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-28″ zoom=”14″]
三断橋
まずは橋からご紹介。
こちら、妹背山の西側にある橋で、砂岩製&高蘭付きの三つの橋から成ってます。
県内最古の石橋で、妹背山が整備された慶安期(1650年前後)に建造したもの。
三断橋の欄干、板石、橋桁、橋脚などが、中国の西湖をモデルにしていると言われてます。
西湖と言えば、白居易などの詩に謳われ、時に艶麗な美女として、または神仙の境域にみたてられてきた中国有数の景勝地ですね。
三断橋はそんな背景を持つ橋。
何度か補修されてますが、橋の原型そのものは400年以上にわたり崩される事なく、今日まで継承されてます。

▲三断橋の先、妹背山と朝日が昇るの図。美しいです。
▲橋を渡ったところから。確かに、三つの橋から成ってますね。
さて、
そんな三断橋を渡ると、妹背山です。
妹背山
妹背山について『紀伊国名所図絵』では、
「三つの橋をわたし、山のめぐりは石を畳みて平地とし、山上には寳塔高く聳え、石階くだりて水楼あり。南は名にあふ和歌のうら、東面は名草山なり、山水絶妙、言語に絶えたり。かゝるやごとなき御制地なるも、下民の遊翫をゆるされ、四季をりをりの間断なく、ここにつどひ集まり、おのがさまざま楽しみ興ず。」と記しております。
なんだかとってもステキな楽しそうな場所だということですね。
橋を渡ると、ぐるっと回る道が続きます。

左回りに回ってみました。

反対側。広場になってマス。

▲東向きに水中に突き出る感じで建ってるのが「観海閣」。確かに雰囲気が中国風です。

▲登った朝日と名草山。ステキな景色!
そして

▲さくらがめっちゃキレイです!いいところだなー
ここから石段を登ると多宝塔(和歌山市指定文化財)があります。

▲コチラ、海禅院 多宝塔。日蓮宗の寺院だそうです。
そして、塔の右手すぐそばには、さらに妹背山山頂へ続く道が。。。



▲先ほどの塔を左手に見ながら。。。登る登る・・・

ようやっと頂上です。

▲鏡山。鹽竃神社と玉津嶋神社が建ってます。いい眺めです。手前下は先ほどの三断橋。

見てください!この美しさ!
確かに、この地の美しさはハンパないですね。ホント、かゝるやんごとなき美しき地にて朝の静謐な空気を感じる至福たるやまさに言語に絶えたるが如し。
なんて。
と、まー、ほんと美しいの一言なスポットであります。

まとめ
三断橋と妹背山
和歌山県和歌山市和歌浦にある橋と小島。
妹背山は、和歌川河口に浮かぶ島で周囲250m程。
相模の江ノ島、近江の竹生島、安芸の厳島と並ぶ水辺の名勝だったというのも納得。中国の景勝地である西湖をモデルに造られた景観はまさに言葉に尽くしがたいほどの美しさでした。
訪れたのが早朝で、朝の静謐な空気も相まって素晴らしい時間が流れていました。これは超オススメスポット!是非一度訪れてみてください!
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住所:和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-28
JR和歌山駅→バスで、バス停:玉津神社前下車、徒歩1分。または南海和歌山市駅→バス停:玉津神社前下車、徒歩1分
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