墨坂神社は、奈良県宇陀市にある神社。
宇陀市は、日本神話の「神武東征神話」にも登場する神話関連スポット。「墨坂」という言葉も東征神話で最初に伝える地名です。
先日、奈良県榛原の宇陀に行く機会があり「墨坂神社」に行ってきましたので、その参拝記をご紹介。
とても美しい神社で、「波動水」が湧き出るパワースポット的な神社でした♪
墨坂神社|大和東限の守護社!墨坂神社は「波動水」が湧くパワースポットでもあります。
目次
墨坂神社のある「墨坂(宇陀市榛原周辺)」の位置づけ
日本神話的に、奈良県宇陀市は非常に重要な地。
宇陀市の中心である「榛原」は、古代、「大和」から見て「東限の地」「東の境界の地」でした。伊勢との交通における要所であり、墨坂を超えて東へ向かうと大和ではなくなるという訳です。
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確かに榛原(墨坂周辺)は山間の盆地的なところで、盆地を貫くように東西に国道165号線が走ります。165号線の西は大和、東は伊勢へ。
「大和の平和維持」には境界線に位置する地域、つまり交通の要所をしっかり固める事が重要ですよね。
その意味で、ココ宇陀市榛原は要所として位置づけられ、大和から見て「東の境界」にあたる訳です。
冒頭でも触れた通り、「墨坂」という言葉が最初に出てくるのは「神武東征神話」です。
敵である「八十梟帥」が、交通の要所となっている坂に「墨」をおこし、真っ赤に燃える墨(炭)の火で士気を高めている場面があります。
「真っ赤な墨をおこす」=敵の勢力を象徴。
そこで、神武東征軍の将軍「椎根津彦」が宇陀川の水をかけて消火する事を進言。実際に、東征神話では敵を欺き宇陀川の水で、火を消すシーンを伝えています。
神武がどうしても攻略すべき場所であったという事。つまり、神話的にも重要な要所だった訳ですね。
ちなみに、神武はココ墨坂の地から西へ、つまり日神を背に受けて大和へ進軍、連勝を重ねていきます。
墨坂神社の創建経緯
「墨坂神社」名称の由来は、先ほど触れた神武東征神話の「坂に火の熾った墨をおこして士気を高める」という所から。
それを「崇神天皇の御代(380年)に国中に疫病が蔓延したため、赤盾・赤矛(あかたて・あかほこ)を幣帛(へいはく)として祭ったことによる(神社説明札より)」そうです。
※幣帛(へいはく)とは、祭祀において神に奉献・お供えする「神饌以外のもの」の総称。特に、御幣・幣束・幣物の事。
が、この由来説明は↓で詳しく触れています。ご参考までに。
もとは、伊勢街道の西峠付近の天の森に鎮座していたそうですが、文安六年(1445)、当地へ遷座しました。
近鉄「榛原駅」から徒歩約10分。369号線沿いに歩いて行くと宇陀川にさしかかります。その橋を渡った先に入口の鳥居があります。
▲この日は雨でしたが、宇陀はもともと水に関連が深い地。むしろ雨が降っている事は何かしらの引き寄せを感じましたよ♪
宇陀川のほとりにあります。この水で、まっ赤に熾った墨を消したわけですね!うーん、神話ロマン、サイコーだ!
そして、コチラ。入口手前の「手水舎」。
「波動水」!
本殿の左奥に「竜王宮」というお宮があり、そこに湧き出ている神水の事です。後程説明。
墨坂神社の境内
入口の鳥居はコチラ!
階段を上がると本殿です。
▲元治元年(1864)に春日大社本殿から移築された社殿。趣のある非常に美しい神社です。
ご祭神
御祭神:天御中主神、高皇彦霊尊、神皇産霊神、伊耶那岐神、伊耶那美神、大物主神(6神総称:墨坂大神)
天御中主神、高皇彦霊尊、神皇産霊神、伊耶那岐神、伊耶那美神は、『古事記』に登場する天地開闢から神生み・国生みに登場する神様たちです。
左右には、
天神社、市岐島神社、菅原神社、恵比須神社、金毘羅神社、愛宕神社、稲荷神社、八幡神社の小さな社が。
ココにお参りするだけで、一度にいろいろなご利益をいただけます♪
山の神
本殿から右奥に向かいます。山の神を祀っています。
竜王宮
そして本殿から左奥に向かうと、「竜王宮」!
本殿の右手が山の神で、左手が水の神という訳ですね。関連がありそうです。
そして、こちらが墨坂神社の御神水である「波動水」をお祭りする池。
御神水は自由にいただけます。蛇口をひねると井戸の水を汲み上げるモーター音が聞こえてきます。
実際、御神水をいただいてみると、体中に不思議な力が・・・?
▲「波動カード」を用いて、、、とありますが、、、どんなカードなんでしょうか!?
参拝を終えて、感じた事。
宇陀川のほとりで神水をいただく。東征神話で「真っ赤に燃えた墨に水をかける場面」のイメージと重なって、まさに「水」のパワーを感じる神社でした。墨坂の神様に感謝。
まとめ
墨坂神社
「墨坂」名称の由来は、神武東征神話の「坂に墨をおこして士気を高める」という所から。墨坂神社周辺は、日本神話にも登場する非常に重要なスポットでもあります。
そもそも「墨坂」の地は、大和の東限。大和の平和維持のために重要な祭祀が行われた場所でした。歴史的にも重要な位置づけだったということを是非チェック。
本殿の左奥、「竜王宮」は「波動水」が湧き出るパワースポットです。神聖な水で運気をアップさせましょう。
[map addr=”宇陀市榛原萩原703″] 住所: 〒633-0253 宇陀市榛原萩原703
拝観時間: 自由
拝観料 :無料
トイレ あり、駐車場 なし
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