田所明神社|御祭神とご先祖様は安芸の開祖!神話から続く由緒ありすぎの神様でありお家な件|広島県安芸郡の神社

 

田所たどころ明神社は、広島県安芸あき郡府中町にある神社。

細い小道の奥に目立たない感じで建っているのですが、その出自とか宮司さんとかを辿るとなんと神武東征神話と安芸あき開国までたどり着きます。

そしてそこからは、厳島神社や速谷神社との関連も。。。

田所名水というお水もいただける由緒と歴史ありすぎの神社をご紹介します。

 

田所明神社|御祭神とご先祖様は安芸の開祖!神話から続く由緒ありすぎの神様でありお家な件

田所明神社への道

途中の詳細、、、撮り忘れました。。。涙

 

田所明神社を参拝されるときは、是非立ち寄っていただきたい!!!

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後ほどご説明しますが、神武東征神話と関連するのです!

 

明神社は車一台やっと通れるくらいの細い小道の奥にあります。

田所明神社 (2)

▲手前は駐車場。5台ほど停められます。閑静な住宅街のなかにひっそりと建ってます。

 

田所明神社 (6)

▲駐車場には、いろいろな説明が。ふむふむなるほどですね。と。アピールスゴイな。

 

田所明神社 (10)

▲すっきりシンプルな社殿です。

大正5年に、多家神社の社司であった田所さんにより、国廰こくちょう神社、槻瀬つきのせ明神、大黒社の3社を合祀、「田所明神社」と改め、この地に祭ったそうです。

 

御祭神

田所明神社 (9)
  • 飽速玉命あきはやたまのみこと
  • 安芸津彦命あきつひこのみこと
  • 槻瀬明神つきのせみょうじん
  • 市杵島姫命いちきじまひめのみこと
  • 宇迦之御魂命うかのみたまのみこと
  • 大国主命おおくにぬしのみこと
  • 事代主命ことしろぬしのみこと

3社合祀の影響で主祭神の飽速玉命の他、6柱の神を祭ります。

御利益

家内安全、農耕安産生育、厄除け、学業成就、商売繁盛

 

その他

田所名水

田所名水

ご神水をいただけます。社殿の後ろに社務所(自宅)がありますので、インターフォンを押してお声掛けされてください。

実際、いただきましたが、まろやかな感じで美味しかったです。(ような気がする)

 

無駄に深堀りコーナー

さて、ここからが本題。

以下、無駄に深堀りしたディープな内容をお届けします。でも、今まで知らなかった広島の側面を知れると思うので是非。

そもそも、

田所たどころ明神社」の「田所たどころ」というのは、名前、というか名字であります。

じつは、田所氏は安芸の国(古代は「阿岐国あきこく」)の造家。つまり阿岐国あきこくを造ったおいえという事。

なんと!御祭神である「飽速玉命あきはやたまのみこと」の末裔まつえいで、阿岐国第一の旧家であります

 

阿岐国あきこくを造った??

御祭神の末裔まつえい???

そう、それが、この田所明神のディープな所。

以下、一つずつほどいていきます。

出発は、分かりやすく御祭神の「飽速玉命あきはやたまのみこと」から。

さかのぼっていく感じで。

この「飽速玉命あきはやたまのみこと」、この神様からから5世代さかのぼると「天湯津彦命あめのゆつひこのみこと」というお方(神様の御先祖なので神様か。。。)にたどり着きます。

天湯津彦命あめのゆつひこのみことは『先代旧事本紀』では「安芸津彦命あきつひこのみこと」であり、言い伝えでは、安芸津彦命あきつひこのみことは神武東征で、神武一行を迎えその東征に協力したお方だったとか。。。

なんとももんげー繋がりであります。ちなみに『日本書紀』『古事記』にはそうした記述はないので民間伝承的な内容ですが、個人的にはこうしたお話は大好きです。

きっと協力したんですよ。神武天皇に。一行をお迎えして饗宴を催したんすよ。。。

 

なので、今度は起源からくだっていくと、、、

  • 田所さん家の初代は安芸津彦命あきつひこのみこと
  • 安芸津彦命は天湯津彦命あまのゆづひこのみことと同じ。神武東征神話で東征に協力したお方。というか神様か。
  • その天湯津彦命あまのゆづひこのみことの5世代孫が「飽速玉命あきはやたまのみこと」。
  • で、成務天皇の代に、安芸国造くにのみやつこを賜った後、広く国土を開拓し、国造り・村造りに尽力したと伝え、
  • その安芸国の開祖とも言える飽速玉命あきはやたまのみことの子孫・末裔が田所氏である。

という立て付け。

従って、冒頭の結論部分、田所氏は、阿岐国を造った家であり、阿岐国開祖の末裔でもあるという事です。スゴ・・・

以上、『先代旧事本紀』『国造本紀』『田所文書』を根拠にされておられます。

ちなみに、『田所文書』は、その長さ全26mにも及ぶ巻物。広島県重要文化財に指定。

国造くにのみやつこ」についてはコチラを参考に。

国造と県主|行政区画の明確化と治める長の任命は神武即位以降の重要課題「版図拡大」における一つの到達点だった件

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さらにちなみに、

  • 田所氏は、阿岐国造くにのみやつこを代々相続。
  • 現在の速谷神社や広島市佐伯区の田所屋敷(跡)等に住んでいた。
  • 平安期には「安芸三社」として絶大な社勢を誇った厳島神社、速谷神社、多家神社で、永代勅使代として神祭を担当。政務官とか神官とかを担った。
  • 同、平安期、五日市から府中に移り、以後国府の在庁官人として安芸国の政治を掌った。
  • 田所氏は姓を「佐伯」のほか「三宅」「石井」とも称していたが、平安期の職名「田所」を本姓とした。
  • ちなみに速谷神社の御祭神は、飽速玉男命あきはやたまおのみこと。田所さんの祖神。田所さんは速谷神社に住んでいた事もある。

、、、掘り出すともっとでてきて収集が付かないくらいあれやこれやがある訳です。

ということで、神武東征神話の埃宮えのみやを起点に、神話と歴史と、代々受け継がれる家系と、広島主要神社の祭祀とか宮司とかが、「田所さん」というキーワードでつながっていくという訳です。

うん、マニアック。こんな広島初めて。。。

 

まとめ

田所明神社

広島県安芸郡府中町にある田所明神社。

細い小道の奥に目立たない感じで建っているのですが、その出自とか宮司さんとかを辿るとなんと神武東征神話と安芸開国までたどり着く、由緒がありすぎる神社です。

現在の厳島神社や速谷神社との関連もあり、安芸の行政や主要神社の祭祀まで担った田所氏は、安芸の開国と歴史そのものとも言えます。

とにもかくにも安芸を語るには欠かせない必須スポットとして是非参拝されてみてください。

 

田所明神社

広島県安芸郡府中町石井城1丁目6−16

〒735-0007 広島県安芸郡府中町石井城1丁目6−16

駐車場あり

トイレ無し

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さるたひこ

こんにちは、さるたひこです!読んでいただきありがとうございます。「日本神話をこよなく愛するナビゲーター」として日本神話関連情報、題して「日本神話がおもしろい!」を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。ちなみに、ネーミングは、天孫降臨の折、瓊瓊杵尊を道案内した国津神「猿田彦命」にあやからせていただいてます。ただ、神様の名前をそのまま使うのは畏れ多いので「さるたびこ」の「び」を「ひ」に変えております。