神武東征神話をもとに東征ルートを辿り、書紀文献とあわせて検証してみるシリーズ
どこまでもアツく奥ゆかしい日本建国神話である「神武東征神話」。でも、「それってホントにあったの?」「ウソでしょ!?」「実際どこよ?」的な興味と疑問にお答えするシリーズ。
なんと、嬉しいことに西日本を中心に「多分ココ的なところ」を集めたスポットがあるのです!
それが、顕彰碑とか伝承碑の皆さんm9( ゚Д゚) ドーン!
日本建国神話の舞台ですから、超パワースポットであります。その地その地が選ばれたのは理由があるからで、それらの謎とかを神話ロマンと合わせて探っていこうという、これまた激しく奥ゆかしい取組みが本シリーズであります!
今回は、白肩の津。
『日本書紀』巻三 神武紀には、このような記載があります。
3月10日に、急流を遡上り、すぐに河内の国の草香の邑の青雲の「白肩の津」に到る。
詳細は、こちらでご確認いただくとして、
ココで伝える
草香村の「青雲の白肩の津」。
「青雲の~」は枕詞なので、削除して考えて
草香村の「白肩の津」。
白い色に関連する港なわけです。
少なくとも。
で、生駒山をチェックしてたら、見つけました!その様子をご報告です。
生駒山はやっぱり白かった!?草香村周辺は白い崖と巨岩がゴロゴロしている件
場所は、大阪府東大阪市。生駒山のふもと、「石切」付近であります。
このあたり、ほんと、生駒山が目の前まで迫ってくるような感じがあって、その生駒山の絶壁がコチラ!
やっぱり白かった。。。
巨石ゴロゴロですよ。
という訳。
白い崖ッ!
白い花崗岩ッ!!
巨岩がゴロゴロしてるッ!!!
地元の方々にとってみれば見慣れた風景なんでしょうが、神話ヲタクからすれば「ちょ。。マジ?!」の連続なわけです。
ちょいちょい目立つ、石屋さん。
▲巨大な石、しかも白っぽい花崗岩が庭先に置かれてたりします。
石切劔箭神社の巨石とか。
▲石切神社の巨岩。これだけで既にパワーを感じる大岩であります。
もう、ホント、山も街もいたるところで白い石がごろごろしていたわけです。
なんか、神話と現実世界が繋がっている感じがして、ドキドキするわけですよ。こっちとしては。何の根拠も無く書いてるわけじゃない。神話を記述した人達って、きっといろんな地理を理解していたんだろうなと。これ、すでにロマンの世界。
まとめ
草香村の「青雲の白肩の津」付近と思われる場所は、確かに「白い崖」があり、「白い花崗岩」「巨石」がゴロゴロしています。
神武にとっては初めての地。目印として、この白い崖、白い石は大いに役立ったと思います。神話の記述にはやっぱり「理由」や「根拠」がある。なにかしら。それを探るのはミステリーに似た面白さが満載です。
その他のスポットはコチラで!
こちらの記事もどうぞ。オススメ関連エントリー
どこよりも分かりやすい日本神話解説シリーズはコチラ!
日本神話編纂の現場!奈良にカマン!
コメントを残す