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「黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地」は島根県松江市にある神話伝承地。
ココ、この世から黄泉国(死の国)へ至るとされる坂で、それはそれは恐ろしいスポット。
現地は、人気のない山の中にあって、ひんやりとした空気がただよっています。
今回は、日本神話ファンとしては絶対に外しちゃならない鉄板おススメスポットをご紹介します。
黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地|あの世の入口??この世から黄泉国へ至る坂の伝説地はおどろおどろしい空気が流れ込んでくるような気がした件
黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地への道
山陰道、9号線から山に入っていきます。

右手の山をぐるっと回っていく感じで、途中から山道らしき道を登っていきます。


現地は人里離れた山の中。駐車場があります。

駐車場右手に入っていく道がありますので、ココを行きましょう。駐車場を迂回する感じで伝説地に入っていきます。

▲右手には沼。主が棲んでいそうな雰囲気。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そして、
こちらが黄泉の国への入口!!!
黄泉比良坂

おおおおおお!!!
なんて恐ろしい場所なんだ!!!

▲? どこが入口? どれが塞いだ岩??
『古事記』に登場する坂。
伊邪那岐命が、黄泉国から還ろうとしたとき、追ってくる悪霊・邪鬼を「桃子もものみ」で撃退した坂、
大穴牟遅神(後の大国主神)が黄泉国で「須佐之男命」の課す様々な試練を克服し、妻の「素勢理毘売すせりびめ」とともに還ろうとしたとき、須佐之男命が追い至り、「大国主神」の名を与え国造りを託した坂
要は、この世から黄泉国へ至る坂。あの世の入口であります。
『古事記』では、その場所について、「故、其のいわゆる黄泉比良坂は、今、出雲国の伊賦夜坂いふやさかと謂ふなり」と伝えます。
ここから山道が続きますが、これが「伊賦夜坂」と言われていて、途中に「塞の神」が祀ってあります。
『日本書紀』には、「伊弉諾尊いざなきのみこと」が黄泉比良坂で「ここから入って来てはならぬ」と言って投げた杖から出現した神として伝えてます。
地元では、この道を通るときは、「塞の神」に小石を積んで通るという風習があり、今でも小さな石が積まれています。

昭和15年、「神蹟黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地」と刻んだ石碑が設立されました。

汝、吾を助けしが如く、葦原中国に有らゆるうつしき青人草の、苦しき瀬に落ちて、患へ己惚むときに助くべし
伊邪那岐が黄泉比良坂のふもとに生えていた桃の実を3つ取り、追いかけて来た黄泉の軍に投げつけると、桃の呪力を受けて黄泉の軍は退散していきました。
そこで、伊邪那岐は、「桃の実よ、私を助けたように、この世に生きるあらゆる人々が苦しみの流れに流されて悩み事に呆然となるときに助けてやってくれ」と告げ、桃に意冨加牟豆美命おおかむずみのみこと」という名を与えました。
この桃の木は、原種の桃と同様の「おはつもも」だそうです。
まとめ
黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地
島根県松江市にある神話伝承地で、日本神話において「この世から黄泉国(死の国)へ至るとされる坂」。それはそれは恐ろしいスポット。
山の中にあって、ひんやりとした空気がただよっていて、なしか背筋が寒くなるよな心地になれます。日本神話ファンとしては絶対に外しちゃならないスポット、是非訪ねてみてくださいね。
住所:島根県松江市東出雲町揖屋2407
駐車場:あり(6台分)
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