橿原神宮では、毎年2月11日(建国記念の日)に「紀元祭」が行われてます。
橿原神宮で年間を通じて行われる祭典の中でも、最重要な祭りとして位置づけてるのが「紀元祭」。かなり力入ってます。
この紀元祭、実は、御祭神である「神武天皇」が橿原宮で即位した日を、新暦で表すと2月11日だったという解釈からきています。
全国から数千人規模の「参列者」が集い、盛大に「建国のお祝い」が催される一大イベント。
橿原には、このお祭りに合わせていろいろな方々が集結されるため、橿原はいつもとは違う、ちょっとしたナニなスポットに変化。見る人によってはドン引きも、、、?
今回は、2月11日(建国記念の日)に橿原神宮で行われる「紀元祭」の様子を、現地から詳しくお届けします。
橿原神宮紀元祭|2月11日「建国記念の日」に天皇勅使から〇〇な方までみんなで祝う橿原神宮紀元祭を現地レポ!
目次
橿原神宮紀元祭とは
毎年2月11日は、「建国記念の日」。この日、橿原神宮では「紀元祭」が行われます。
コレ、橿原神宮で行われる祭典の中でも、最重要な祭りとして位置づけられており、、それもそのはず。橿原神宮の御祭神である「神武天皇」が橿原宮で即位した日を、新暦で表すと2月11日だったという解釈からきてます。なんなら橿原神宮の存立根拠、その原点が「紀元祭」だったりする訳です。
詳しくはコチラで↓
橿原宮即位と東征完結|歴史はココから始まる。橿原宮で即位し世界最古の国「日本」をつくった件|分かる!神武東征神話 No.20
「橿原宮即位と東征完結|歴史はココから始まる。橿原宮で即位し世界最古の国「日本」をつくった件|分かる!神武東征神話シリーズ」
建国創業の御神徳をお祝いする「国民的祭典」として、全国津々浦々から数千人に及ぶ「参列者」の皆さんによって盛大に執り行われてます。
一般参拝の場合、外拝殿までしか入れませんが、事前予約をすれば外拝殿から奥に入ることができます。
その場合、事前予約制となっておりますので、橿原神宮庁へお問い合わせください。
ご参列の方法
◆ 当神宮から郵送する案内勧奨物に同封の返信葉書で御回答ください。
(御参拝時の当日受付による御参列は出来ませんので御了承ください。)
◆ 祭典直前の受付は大変混み合いますのでお早めに受付をお済ませください。
◆ 祭典は午前11時に斎行致します。(受付は午前9時より南神門内受付所で行います。)
◆ 御案内郵送物を御希望の方は下記(奉賛部宛)にお問い合せください。問合せ先:橿原神宮庁奉賛部
〒634-8550 奈良県橿原市久米町934
電話:0744-22-3271 FAX:0744-24-7720 橿原神宮説明文より
ということで、まずは電話で問合せ。
奉賛ありきで、外拝殿より中に入れ、参列者として椅子に座って参観できます。パンフレット、参列者認定証がモレなくツイてるツイテくる♪
「紀元祭」自体は、11時からスタート。終了は12時30分ごろ。約1時間半の行程。
メインイベントは、
- 勅使御参向
- 君が代
- 紀元奉頌の歌
そして神楽!
「勅使」というのは、天皇陛下の使者のこと。紀元祭では、現在の天皇から初代「神武天皇」へ、ご挨拶と贈り物を届けるという形式をとっております。
今回は、実際に参列してみた様子をお届け。まずは、お祭りの中身を、そして後半は個性豊かな参拝者の方々を。当サイト的にはまずは神武東征神話をチェックしていただくことを激しくオススメ致します!
橿原神宮 紀元祭 の様子
2月11日「建国記念の日」当日。私さるたひこは、開始30分前行動。
入口の様子はこんな感じ。
こちら、午前10時30分過ぎごろ。すでに、いろいろなオモシロい車も混ざって駐車場はいっぱい。
紀元祭に間に合わせるなら、電車利用か、もう少し早い時間、10時前までには到着するようにしましょう。
にぎわってますねー。 ん?黒服の方々は・・・? 後ほどご紹介。
▲紀元祭当日は、快晴。抜けるような青空がとても気持ちよかったです!
▲南神門手前の右側。こちらから、天皇勅使の方が登場されます。一般ピープルは当然立ち入り禁止です。
▲ご参向の地面、全て波型模様に整備されております。美しいですね。
▲南神門のところ。
▲こちら、真ん中は勅使専用通路となっております。勅使ですよ。勅使。フツーに生活していてこんな言葉に触れる場面があるでしょうか??かなりレアであります。
参列券をお持ちの方は、左手の受付所で、入場券と交換ください。
▲参列者証明書の授与!皆さん流石でございます。
さて、ここから、いよいよ紀元祭の中心へ。外拝殿です。
こちら外拝殿の中。
▲既にたくさんの参拝者でごった返しておりました。
中、分かりますかね? 左右に巨大なテント。その下に、椅子がところ狭しと並んでおります。申込をしていない皆さんは、外販殿のところから中を参観。やはり、距離感が違いますね。
紀元祭進行①神職入場
まずは、宮司さんたちの入場です!
紀元祭進行②開会・奏上
▲神職の皆さんが内拝殿に入り、いよいよ紀元祭の始まりです。
▲まずは、開始のご案内。全員起立!
そして、供物を捧げ、建国の事をお祝い申し上げる奏上を捧げ、、、
そうこうしていると、、、勅使が来るぞ!真ん中あけて!
紀元祭進行③勅使参向
しばし待っていると、、、勅使キター!!!
これが、天皇からのお祝いの品。。。幣帛!
ち、近い。。。
あ、階段登るときは横にされるのね。
斜めにしちゃダメなものが入ってるのでしょう。
・・・行ってしまわれた。。。
って、中身が気になる!!!
ということで、参考までに、出雲大社で展示されている「幣帛」を!
▲コチラ、出雲大社の彰古館に展示されている幣帛。「幣帛」であります( ゚Д゚)!
幣帛とは、祭祀において神様に奉献するもの。五色絹・綿・絁・糸などが納められてます!
背景としては「勅祭社」という神社のカテゴリがあり、これは、毎年例祭に、天皇のお使いである勅使が参向し幣帛をお供えしての祭文奏上する神社のこと。出雲大社の他、橿原神宮や靖国神社、明治神宮、平安神宮等の名高い神社が列せられている次第。
紀元祭進行⑤神楽奉納
その後、しばらくすると、神楽の奉納が始まります。
遠くて撮れなかったので、パンフレットから。
▲美しいですね。笛の音と太鼓の音に合わせて奉納されておられました。
ということで、紀元祭の大まかな進行は以上です。
橿原神宮は、神武天皇即位の地。言わば、「建国総本山」な訳です。
そんな、スーパー建国パワースポットで、建国のお祭りである紀元祭に立ち会えたなんて。。。感無量。。。と言いたかったのですが、、、意外に、、フツーでした。やっぱ外から見てるとそうなるのか?!
他にも、
こんなのもやってました。
銃剣道。。。マジか!
銃剣ですよ。銃剣。リアルに、小銃の形してて、それで「突き!」を繰り返しておられました。。。汗
他にも、2時間おきに、詩吟剣舞奉納、居合奉納、杖道奉納、等があります。神賑行事だそうです。
それでは、
紀元祭のご報告が終わった所で、その他の部分もご紹介していきます。
橿原神宮 紀元祭に参加される個性豊かな皆さんの様子
まずは、入口手前に戻って。
(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?警察の皆さんです。
武装されております。
こちら、騒音計測器。道路に向かって、、、???
なぜ?と思われた方、これから分かります。
そして、入口へ。
ホラ、ナニな車が見えて参りました。
入口の大きな駐車場にドーン!
奥の駐車場にも、、、
車だけではございません。いろいろな方々が。。。
あ、目が合った?? って、まだまだいっぱいいらっしゃったのですが、割愛させていただきます。
いやー、、、
最終的に、なんか微妙な気分でしたが、、お祭り自体は、それはそれで、あくまで神宮がやってる事なので、そういうものかと思うだけですが、そこに集まってくる方々やカルチャーとかが、、、いろいろ入り込んでしまっている感じがして。。。
神武が東征を決意し、建国を目指した「志」は、純粋に清々しいものだったはずで、私たちはそのことに思いをいたし、今、こうして「日本」という国で、彼が建国した当時の国のままであることの重みも含めて、こうして生きている事に感謝しつつ建国の記念日を迎えたいなと思いました。
↑コチラ是非。起源祭が始まるまでのお時間に、建国の熱きロマンを!!!
まとめ
橿原神宮紀元祭
毎年2月11日(建国記念の日)に行われます。御祭神である「神武天皇」が橿原宮で即位した日を「日本建国の日」としてお祝いするお祭り。1年を通じて行われる数々の祭典のうち、橿原神宮的最重要祭りです。
「紀元祭」自体は、11時からスタート。終了は12時30分ごろ。約1時間半の行程。メインイベントは、勅使御参向、君が代、紀元奉頌の歌、そして神楽等。
参列者として外拝殿より中に入りたい場合は事前予約制となっておりますので、橿原神宮庁へお問い合わせくださいませ。奉賛ありきで、中に入れ、参列者として椅子に座って参観できます。パンフレット、参列者認定証がモレなくツイテくる♪
尚、近くのホテルはこちらで!
■ 橿原神宮紀元祭基本情報
住所: 奈良県橿原市久米町934
- アクセス: 近鉄「 橿原神宮前駅」から徒歩5分
- 時間:午前11時~12時30分ごろ
- 電話番号: 0744-22-3271
- 駐車場: 約800台
- 公式サイトURL: http://www.kashiharajingu.or.jp/
駐車場利用の場合は、午前10時までには到着するようにしましょう。
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