多彩で豊かな日本神話の世界へようこそ!
日本最古の書『古事記』をもとに、
最新の文献学的学術成果も取り入れながら、どこよりも分かりやすい解説をお届けします。
今回は、
『古事記』の神武東征神話を分かりやすく解説するシリーズ第3回目。
「熊野陸難と天照大神・高木神の救援」をお届けします。
『古事記』中巻|神武東征神話③ 熊野陸難と天照大神・高木神の救援
目次
『古事記』中巻|神武東征神話③ 熊野陸難と天照大神・高木神の救援の概要
『古事記』中巻の神武天皇代をもとにお届けします。前回の内容、これまでの経緯はコチラ↓を確認ください。
そのうえで、、
ポイント3つ
①熊野は他界。人智の及ばない世界、荒ぶる神々が棲む場所
熊野について、『古事記』では詳しく伝えていないのですが、『日本書紀』版東征神話では、人智の及ばない世界、何をしでかすか分からない神々、あるいは魔物が棲む領域として設定されてます。(で、魔物の代表格は伊奘冉尊だったりする。。)
詳しくはコチラ↓で。
▲熊野上空からの様子。深く険しい山々が続き、まさに神々のすむ世界。人智の及ばぬ領域であります。これ、神話ロマン。
今回、熊野の熊がいきなり登場し正気を失う確変イベントが発生するのは、そもそも熊野が持つ神話的設定があるからってことで、ロマンと合わせてチェック。
次!
②熊野は東征の地理的転換点。ここからは東から西への動きに切り替わる
熊野は、東征における地理的転換点。熊野からは進軍する方向が逆になる、つまり東から西への動きに切り替わります。
前回、登美毘古との敗戦で「日神の御子」としての自覚を得た神武は、背に日を負って撃つ作戦へ変更。これに基づき、紀伊半島を南へぐるっと一周、熊野から吉野、宇陀、大和へ進軍しようとしてる訳ですね。
この、方向の転換をしっかりチェック。
次!
③東から西へ、背に日を負い始めると援護をいただける
方向転換により、東から西へ、背に日を負って進軍するようになると劇的な環境変化が生まれます。それが、天神の援護をいただけるようになるってこと。
今回、正気を失って絶体絶命の神武に対して、天照大神・高木神により救援の手が差し伸べられますが、これ、まさに方向転換によるもの。「日神の御子」として東から西へ、背に日を負って進軍するといろいろ助けてもらえるようになる、神武の出自と連動した劇的環境変化、非常に重要なポイントなのでしっかりチェック。
まとめると
- 熊野は他界。人智の及ばない世界、荒ぶる神々が棲む場所
- 熊野は東征の地理的転換点。ここからは東から西への動きに切り替わる
- 東から西へ、背に日を負い始めると援護をいただける
以上3点、チェックした上で本文をどうぞ!
『古事記』中巻|神武東征神話③ 熊野陸難と天照大神・高木神の救援の本文
古事記 : 国宝真福寺本 中巻 国立国会図書館デジタルライブラリより 故に、神倭伊波禮毘古命、其地より廻りいらっしゃって、熊野の村に到った時、大きな熊が、ちらりと出てまた入り、すぐにいなくなった。爾に、神倭伊波禮毘古命はたちまちに正気を失われ、及、御軍も皆正気を失って伏してしまった。此の時、熊野の高倉下、一横刀を䝴って、天つ神御子の伏しておられる地に到って獻った時、天つ神御子、即ち寤め起きて、「長く寢てしまったものだ。」とおっしゃった。故に、其の横刀を受け取った時、其の熊野の山の荒ぶる神、自ずから皆、切り倒された。爾に、其の錯乱氏伏せっている御軍、はすべて寤め起きた。
故に、天つ神御子、其の横刀を獲えた理由をお問いになると、高倉下は答えて「私の夢に、天照大神・高木神、二柱の神の命をもって、建御雷神を召してお詔なさるには、『葦原中國は、ひどく騒いでいる音が聞こえる。我が御子等は病気の様子だ。其の葦原中國は、專ら汝が服従させた國だ。故に、汝建御雷神、降くだるべし』とおっしゃいました。爾に答へて、『僕は降らなくとも、其の國を平た横刀があります。是の刀を降すのがよいでしょう。(此の刀たちの名は、佐士布都神と云ふ、亦の名は甕布都神と云ふ。亦の名は布都御魂。此の刀は石上神宮に坐す。) 此の刀を降そうとする様子は、高倉下が倉の頂に穴をあけ、其れより墮し入れよう。故に、朝起きがけによい物をみると縁起が良い、とばかりにその霊剣をみつけて、汝、取り持って、天つ神御子に獻』と仰られました。故に、夢の教のように、旦に己が倉を見ると、信に横刀が有りました。故に、是の横刀を以って奉ったのです。」と申し上げた。
故、神倭伊波禮毘古命、從其地廻幸、到熊野村之時、大熊髮出入卽失。爾神倭伊波禮毘古命、倐忽爲遠延、及御軍皆遠延而伏。遠延二字以音。此時、熊野之高倉下此者人名賷一横刀、到於天神御子之伏地而獻之時、天神御子卽寤起、詔「長寢乎。」故、受取其横刀之時、其熊野山之荒神、自皆爲切仆、爾其惑伏御軍、悉寤起之。
故、天神御子、問獲其横刀之所由、高倉下答曰「己夢云、天照大神・高木神二柱神之命以、召建御雷神而詔『葦原中國者、伊多玖佐夜藝帝阿理那理此十一字以音、我御子等、不平坐良志此二字以音。其葦原中國者、專汝所言向之國、故汝建御雷神可降。』爾答曰『僕雖不降、專有平其國之横刀、可降是刀。此刀名、云佐士布都神、亦名云甕布都神、亦名云布都御魂。此刀者、坐石上神宮也。降此刀狀者、穿高倉下之倉頂、自其墮入。故、阿佐米余玖自阿下五字以音汝取持、獻天神御子。』故、如夢教而、旦見己倉者、信有横刀。故、以是横刀而獻耳。」(引用:『古事記』中巻 神武東征神話より)
※現代語訳について原文中の尊敬語は冗長になるため原義を損なわない範囲で通常の言葉に変換。また、口誦性の投影による接続語(爾、故、及、於是、など)の頻用も原義を損なわない範囲で簡略化。
『古事記』中巻|神武東征神話③ 熊野陸難と天照大神・高木神の救援の解説
熊野陸難と天照大神・高木神の救援、いかがでしたでしょうか?
熊野に入るや熊の登場でいきなり正気を失うとか意味不明展開がありつつも、、天照大神・高木神に助けられて復活する、それはまさに死と復活の物語、、、そんなロマンに思いを致しつつ。。。
以下詳細解説。
『古事記』中巻|神武東征神話③ 熊野陸難と天照大神・高木神の救援のまとめ
熊野陸難と天照大神・高木神の救援
人智の及ばない世界、荒ぶる神々が棲む場所、熊野を舞台とした天照・高木神レスキュー神話、いかがでしたでしょうか?
大きくは、
熊野は東征の地理的転換点。ここからは東から西への動きに切り替わることで、背に日を負うようになる。そうすると天神の援護をいただける、と言う展開。
この劇的な環境変化が重要で。神武の出自と連動してるってこと、改めてチェック。
さらに、
東征神話的に、熊野からは、自然(または、荒ぶる神)が襲い掛かるシリーズ。コレにより、個人レベルではどないにもならん状況が発生するんですが、これも、個人レベルではどないにもならんので、誰かに助けてもらう必要が出てくるための設定。
で、『古事記』版東征神話的には、その誰かを天照と高木神としてるんです。ここがポイント。
さらにさらに、
天照大神・高木神の2神が登場してるのは国譲り+天孫降臨を継承しているからで、コレにより神代を引き継いでいることを明確にしつつ、もう一つの意味としては、天照と高木神のサポートが入るってことは、それまで個人レベルのプロジェクトだった「東征」に、二神=天神による「お墨付き」を与える意味があるってこと。、つまり、高天原コミットメント。
これほど心強い、というか圧倒的な後ろだてはありませぬ!!そう言う意味としてしっかりチェック。
本シリーズの目次はコチラ!
神話をもって旅に出よう!
神武東征神話のもう一つの楽しみ方、それが伝承地を巡る旅です。以下いくつかご紹介!
●熊野荒坂津(熊野市大泊港) ココ、大泊から伸びる42号線上で神が毒気を、、、((((;゚Д゚)))))))
●地元的にはココだとされる「熊野荒坂津神社」
●いやむしろココだと石碑が建つ「熊野荒坂津」
● 石上神宮 「武甕雷神が高倉下に下した神剣「韴靈」の霊威を祭る!!
●熊野についてのまとめ!
こちらの記事もどうぞ。オススメ関連エントリー
どこよりも分かりやすい日本神話解説シリーズはコチラ!
日本神話編纂の現場!奈良にカマン!




























→熊野だからって、熊??いやまさか!
「其地より廻り、熊野村に到った時」とありますが、「其地」とは「紀國の男之水門」。「熊野村」とは現在の和歌山県新宮市のあたり。男之水門から紀伊半島を南下、潮岬を回ってきたってこと。この時、ビッグベアーゴッドが出現!!
「大きな熊がちらっと出てまた入りすぐにいなくなった(原文:大熊髮出入卽失)」と。チラッと出てすぐにいなくなる謎のビッグベアー、、何がしたいねん??というのはさておき、、
「大熊」について3点。
①大熊=熊野の山の荒ぶる神
この大熊、この後に、高倉下が刀を献上したところで「その熊野の山の荒ぶる神は」と伝えていることから、熊野の山々に棲む荒ぶる神のこと。一応、熊野だから熊ってのもある??
②多分、毒気を吐いたんじゃないか説
『古事記』では、チラッと登場していなくなるなんだそれ状態なのですが、『日本書紀』では「神が毒気を吐き(原文:神吐毒氣)」と伝えてるので、大熊さん、いなくなった後、物陰から毒気を吐いてたんじゃないかと推測されます。神武はじめみんな正気を失うくらいの毒気、よっぽど臭かったんじゃな(銃声
③大熊が襲いかかる神話的意味=個人レベルではどないにもならん状況をつくり出すための仕掛け
これ、激しく重要事項。
東征神話的に、熊野からは、自然(または、荒ぶる神)が襲い掛かるシリーズ。コレにより、個人レベルではどないにもならん状況が発生します。
でも、
これ、めっちゃ重要な試練で。構造としては、個人レベルではどないにもならんので、誰かに助けてもらう必要が出てくる。で、『古事記』版東征神話的には、その誰かを天照と高木神としてるんです。ここがポイント。
つまり、、
天照と高木神のサポートが入るってことは、それまで個人レベルのプロジェクトだった「東征」に、二神=天神による「お墨付き」を与える意味がある、つまり、東征=高天原コミットメント入ってますってことになる訳で。これほど心強い、というか圧倒的な後ろだてはありませぬ!!そう言う意味としてチェック。
次!
「すると神倭伊波禮毘古命はたちまちに正気を失い、また御軍も皆正気を失って倒れてしまった。(原文:倐忽爲遠延、及御軍皆遠延而伏。遠延二字以音。)」とあります。
「遠延」について。注で「遠延二字以音。」とあり、音で読めとしてるので「をえ」と読む。遠延る。意味は「ぐったりと倒れる」「意識を失って倒れ伏す」。つまり、仮死状態??
荒ぶった大熊が吐いた毒気は広範囲に撒き散らかされたようで、、神武のみならず東征軍が全員ヤラれてしまう壮絶さよ。。。
次!
→たまたま??高倉下さんが神剣を献上。これによって復活!!!神武は一度死に蘇る、、、
言葉の解説を少し。
「横刀」について。こちら、歴史的には、奈良時代から平安時代初期にかけて使われた反りの浅い直刀の一種。特に「大刀」よりも短い直刀を指すことがあります。
「寤」について。意味は、「目が覚める」「眠りから覚める」こと。形声文字で、「吾(ゴ)」を音符とし、意味を表す部分(漢字の上部の「宀」は家屋、下部は「㝱」の省略形、夢に関連する象形とされる)から成り立っています。
その上で、
高倉下さん。こちら、意味があっての高倉下さん。
この後、建御雷神が神剣を地上に下ろすのですが、その時に、天からも見えるくらいの目印が必要ですよね。そのための高倉。きっと、雲を突き抜けるくらい高かったのだろう、、
で、その高倉下さんが神剣を献上したところ、たちまち正気を取り戻す神武。これ、後ほど伝えますが、葦原中国を平定した神剣だから。太刀の霊威による覚醒??その時、歴史が動いた
次!
→神武が神剣ゲットで神が自然と切り倒された、、、だと??
なんせ葦原中国を平定した神剣なんで、その霊威たるや超絶、、、?さらに、荒ぶる神が切り倒されたことで、呪縛が解けたのか、東征軍も復活!!ベホイミどころの騒ぎではないぞ
次!
→ここから高倉下さんが見た夢のお話が展開。「天神の御子に献上せよ』」まで。
ポイント3つ。
①天照大神・高木神の2神が登場してるのは国譲り+天孫降臨を継承しているから
実はこのシーン、国譲り神話と天孫降臨の再現とも言える設定だったりするんです。『古事記』上巻で伝える国譲り神話では、大国主への交渉役として、高御産巣日神(高木神)・天照大御神の2神が派遣すべき神を選定し実際に派遣してました。また、天孫降臨では、天照大御神・高木神の命を持って、忍穂耳に降臨指令を下しました。
これらの神話は、葦原中国の平定と統治に天照大神・高木神が深く関与していたことを物語るものであり、それを根拠として、熊野の神を平定するシーンで二神が登場してる訳なんです。合わせて、建御雷神が登場してるのも、国譲りで活躍した神だから。かなり意図的に設定されてるってことでチェック。
次!
②東から西へ、背に日を負い始めると援護をいただける
熊野は東征における地理的転換点。熊野からは進軍する方向が逆になる、つまり東から西への動きに切り替わります。この方向転換により、東から西へ、背に日を負って進軍するようになる訳です。
そうすると、
劇的な環境変化が発生。それが、天神の援護をいただけるようになるってこと。
今回、正気を失って絶体絶命の神武に対して、天照大神・高木神により救援の手が差し伸べられますが、これ、まさに方向転換によるもの。「日神の御子」として東から西へ、背に日を負って進軍するといろいろ助けてもらえるようになる、神武の出自と連動した劇的環境変化、非常に重要なポイントなのでしっかりチェック。
次!
→地上の様子が聞こえてくる、、、だと??
先に言葉の解説を少し。
「ひどく騒いでいる音が聞こえる(原文:伊多玖佐夜藝帝阿理那理此十一字以音)」。「伊多玖佐夜藝帝阿理那理」の11文字は音読みしろっていう注があるので「いたくさやぎてありなり」。
で、コレ、実は天孫降臨のところで使われてる言葉と全く同じなんです。天照大御神が天の忍穂耳に降臨指令を出すのですが、そこで、天の忍穂耳が天の浮橋に立って地上世界を見た時に「豊葦原千秋長水穂国、伊多玖佐夜藝帝阿理那理」とひとりゴチる。この「伊多玖佐夜藝帝阿理那理=いたくさやぎてありなり」。
先ほど解説した通り、今回の救援には国譲り神話と天孫降臨が深く関係していて、こうした言葉の選定もその延長線上にあったりします。
「(原文:不平坐良志此二字以音)」。コレ、読み方は「不平み ます らし」。「不平む」は病気になる意味。「坐す」は深い意味での敬意を表す、いらっしゃる。「らし」は、様子だの意味。全部あわせて、「ご病気の様子だ」といった意味になります。
その上で、
ここでは、天照と高木神が建御雷神に、二神の「命」をもって、かつ「詔」ベースで伝えてるシーン。かなり温度感高めのやつ。
ポイント2つ。
①葦原中国と高天原は繋がっているので騒ぐと聞こえてくる
今に始まったことではないが、、「ひどく騒いでいる音が聞こえる」とのことで、コレって葦原中国と高天原が繋がってる世界設定があればこそ。天照や高木神はいつも見てくれてはる、なんてありがたい存在なんや、、
そして!
②建御雷神の降臨と神剣は国譲り神話を踏まえてる
先ほど少し触れましたが、ココで建御雷神が登場してるのも、国譲りで活躍した神だから。ってことで、実際、建御雷神は天の鳥船神を従えて出雲国の伊那佐の浜に降臨、十掬剣を逆さにして波の穂に刺し立て、その剣の切先にあぐらをかいて座り大国主に国譲りを迫るという離れワザをかます、、、それを承けて、東征=国を平定する重要シーンで登場してる訳です。剣が登場してるのもそれ。
非常に考え抜かれた構想のもとで物語が組まれてる。。この構想力がスゴいのよ。。
次!
→今回は、地上に降りては来ず、、、平定の際に使用した剣を落として対応。
たしかに、スーパーゴッド建御雷神が直接来ちゃったらそれで全部解決しちゃうからね。。あんまり関与されすぎても神話的に破綻してしまうでござる。
ちなみに、、、横刀について。
「此の刀たちの名は、佐士布都神と云ふ、亦の名は甕布都神と云ふ。亦の名は布都御魂。此の刀は石上神宮に坐す。」とあるように、名前は「佐士布都神」「甕布都神」「布都御魂」。『日本書紀』では「韴霊剣」。
葦原中國平定のときに使用された神剣なんで、危篤状態に陥った東征一行を覚醒させる力を持つ訳です。
さらにちなみに、その神剣の霊威を祭る石上神宮はコチラ↓
「此の刀を降そうとする様子(方法)は、高倉下の倉の頂に穴をあけ、そこから墮し入れよう。朝、起きがけによい物をみると縁起が良いとばかりにそれを取り持って、天神の御子に献上せよ(原文:降此刀狀者、穿高倉下之倉頂、自其墮入。故、阿佐米余玖自阿下五字以音汝取持、獻天神御子。)」とあります。
他人の家の倉に穴をあけて落とし入れるワイルド建御雷神。やりたい放題じゃないか、、と言うのはさておき、、「起きがけによい物をみると縁起が良いとばかりに(阿佐米余玖自阿下五字以音)」の「阿佐米余玖」は、音注があるので「あさめよく」と読み、意味は「朝、起きがけに良い物を見ると縁起が良い」。古代の価値観の片鱗、オモロー!ですよね。
と言うことで、高倉下さんが見た夢はココまで。
次!
→夢はホントだった、、、倉の屋根はぶっ壊されたが神剣はあった、、、
「旦」は翌朝。太陽が地平線上に現れる時。よあけ。早朝。
と言うことで、コレにより、冒頭部分「その横刀を受け取った時、その熊野の山の荒ぶる神は自ずから皆、切り倒された。そして、惑い倒れている御軍はすべて目覚め起き上がった。」に繋がっていく訳です。