日本神話.comならではの、日本神話的観点から入った大阪の神社紹介をお届けします。
日本神話的に、大阪が主な舞台となるのはやはり神武東征神話です。最初の激戦地である孔舎衛坂は、神話ファンなら絶対に外せない超重要スポット。
今回は、東征神話を中心に関連する神社を、そして神代でも登場する神様をお祭りする個性豊かな神社の皆さんもまとめてご紹介です。
大阪神社巡りオススメスポット|大阪は神武東征神話の舞台!東征神話を中心に日本神話から入る大阪の神社の御祭神・御利益をまとめ!
目次
1.神武東征神話にちなむ神社、そして伝承地
まずは神武東征神話で、大阪が登場するところをチェックです。
初めて立った大和の地。入念な準備をしたにもかかわらず、最初の戦いで敗戦。。。なんてこったの世界で。
以下、物語の流れ順にご紹介。
まずは、神武一行が通った所。浪(波)が速くて「波速」という地名が生まれました。訛って「難波」。
これが今の「浪速」「難波」の由来です。ちなむ神社はコチラ!
大阪天満宮
⇒『大阪天満宮|合格祈願は「てんじんさん」で!学業成就の御利益満載の神社は大阪の下町ほんわり風情が心地よかった件』
御祭神:菅原道真
御利益:学業成就、合格祈願
学業成就の御利益で有名です。「てんじんさん」で親しまれる神社は、受験シーズンになると受験生とその親御さんたちが合格祈願に参拝されます。
って、なんでいきなり「てんじんさん」?その理由は、境内に神武天皇聖蹟顕彰碑が建っているからです!!!!!!
日本神話的には、大阪天満宮もさることながら、当サイトとしては「顕彰碑」を激しく推させていただきます!!!
そして、
最初の激戦地はコチラ!
神社とちゃうやんけ!というのは置いといて!要チェック。
ついでに、コチラも!
神社関係ないけど、、、チェックしといて。マジで。このディープな世界を是非ご一緒に。
さて、神話に戻りまして、上述の最初の敗戦を喫した相手が、大和最強の敵「長髄彦」であります。
この長髄彦のところには、神武が大和に来る遥か昔、この地に降り立ったという天神がいらっしゃいまして、、、それが「饒速日命」であります。
この饒速日命、東征神話の最後で結構大事な役回りを演じる重要な神様。その神様に関連する神社がコチラです!
磐船神社
⇒『磐船神社|饒速日命 降臨の地!?御神体「天の磐船」はじめ巨石・巨岩がゴロゴロしている超穴場&パワースポット!』
御祭神:御祭神ではなく御神体として巨大な岩。コレ、饒速日命が乗ってきたという「天の磐船」
御利益:不明。ですが、この地に満ちる神聖な空気、巨岩・巨石の神秘性を感じられます。
なんと!饒速日命が降臨した場所として伝えているのです!これはスゴイ!確かに、境内は巨岩・巨石がゴロゴロしていて、「天の磐船(あまのいわふね)」で降り立ったという伝承もうなずけてしまう雰囲気があります。超オススメスポットです。
石切劔箭神社
⇒『石切劔箭神社|「いしきりさん」でお百度参り。腫れ物・病気に効能ご利益で有名な神社は篤い信仰が息づいていた件』
御祭神:「饒速日命(にぎはやひのみこと)」、「可美真手命(うましまでのみこと)」
御利益:病気平癒(腫れ物・病気に効能)、武闘系の御祭神のため試合等の勝利祈願
饒速日命を祭る神社として。ただ、ココ、「いしきりさん」」「でんぼの神さん」として古くからアツい信仰を集める神社です。「でんぼ」とは「腫れ物」のこと。関西方言。腫れ物系やその他病気を治してくれる神社として有名で、「お百度参り」をする人が絶えません。実際行ってみたところ、平日にもかかわらずたくさんの方々が「お百度参り」されてました。こちらも超オススメスポット!
生駒山方面、山の中腹に上之社があります。
この周辺には商店街とかステキなスポットも!
特に、「石切駅」から「新石切駅」は懐かしくて温かい商店街が続いていてオススメです。是非!
以上、まずは神武東征神話にちなむ神社とスポットをご紹介しました。続いてコチラ!
2.神代に登場する神様にちなむ神社の皆さん
ココからは、神代に登場する神様に関連する神社をご紹介。有名どころとか穴場とかをチェックです。
住吉大社
⇒『住吉大社|航海安全御利益「すみよっさん」!ですが神話的には穢れや災厄を祓ってくれる御利益が超絶な件』
御祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命、神功皇后
御利益:穢れや災厄祓い、航海安全
一般的には「航海の神」として崇拝を集めております。が!神話的には、底筒、中筒、表筒男命の3神は、伊奘諾尊(♂)が「海の底・中・上」で身を濯いだときに生まれた神様なので、穢れや災厄を祓ってくれるご利益がある!という事でチェックされたし!
住吉さん関連ではコチラ!
そして!ここから生駒山関連神社を3つ!
まずは河内国一之宮!先ほどの石切神社の近く!
枚岡神社
⇒『枚岡神社|笑いは世界を救う?!国家安泰から開運招福まで幅広い御利益満載の神社は、岩戸神話にちなむ「お笑い神事」が胸を熱くしてくれる件』
御祭神:天児屋根命、比売御神、経津主命、武甕槌命
御利益:国家安泰、家内安全、夫婦和合、開運招福、安産・子授け・除災、商売繁盛、病気平癒、元気回復、交通安全、必勝祈願、厄除け
生駒山系のひとつ「神津嶽かみつだけ」のふもと、神聖な空気ただよう深い森の中にひっそりと建ってます。 ココ、神武東征神話で神武が橿原かしはら即位する3年前に創祀された由緒ある神社です。生駒山自体が東征神話の舞台として設定されているので神話的にも是非チェックしてもらいたいスポットでもあります。
高御座神社と岩戸神社
⇒『高御座神社と岩戸神社|巨岩の上に鎮座!山奥にたたずむ神社で心身ともに浄化されて運気までアップしそうな件』
高御座神社
御祭神:天照大神、高皇産霊大神、そして、伊勢津彦命、伊勢津姫命
御利益:神社紹介無しのため不明。ただし、天照大神も高皇産霊尊たかみむすびのみことも高天原の頂点に君臨する神様。そのパワーとご利益はあらゆる方面に広がります。そして境内の神聖な空気は浄化と運気アップをビシビシ感じます。
岩戸神社
御祭神:市杵島姫命
宗像三女神のなかの一神。「岩屋弁財天」「岩谷弁財天」と呼ばれてます。
御利益:商売繁盛
近鉄「信貴山口駅」から少し歩いて高安山へ登っていく感じで、山の中腹あたりに鎮座。ココ、2つの神社が互いの境界線もはっきりしない感じで隣接しています。古くから山岳信仰というか巨岩信仰がベースにあり、境内は神聖な空気に満ちています。
大阪稲荷山神社
⇒『大阪稲荷山神社|諸霊鎮魂、誓願成就の御利益がある稲荷大神を祭る神社は生駒山からの眺めが最高だった件』
御祭神:宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四之大神(しのおかみ)、以上5神を稲荷大神としてお祭り。
御利益:商売繁盛、諸霊鎮魂、誓願成就。
生駒山の中腹に建っていて、とにかく眺めがすばらしい神社。ここから東大阪一帯、大阪平野がすこーんと見渡せます。本社の隣にペット用の墓地があって、宗教・宗派の区別なく弔ってもらえます。ペットの御供養にはオススメ。今回、神武天皇顕彰碑を探索しているなかで参拝してみました。顕彰碑巡りをされる際は、是非、寄ってみてください。
そして、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)つながりで、コチラ!
玉造稲荷神社
⇒『玉造稲荷神社|大阪城鎮守の神様!2000年以上の歴史をもつ神社は五穀豊饒・商売繁盛御利益で霊験あらたかな件 』
御祭神:宇迦之御魂大神、下照姫命、雅日女命、月読命、軻遇突智命
御利益:五穀豊饒、商売繁盛、事業発展、家内安泰、子孫繁栄、国や家庭、事業の安泰、身体の創生ならびに精神の安定を司る、漁業関連、金銀財宝の守護、金運、招福、鎮火、防火、縁結び夫婦和合
古代、この地一帯が「玉作部」の居住地にもなっていたこともあり、社名に玉造の文字が。玉作部とは、古代の職業集団で、勾玉などの玉類の生産に従事した方々。閑静な住宅街のなかにある「近所の神社」な感じですが、当サイトならではの日本神話的観点から眺めてみると、古代からの歴史をしっかり継承されていて結構素敵な感じです!
今宮戎神社
⇒『今宮戎神社|商売繁盛の御利益満載「えべっさん」!100万人もの人出でにぎわう十日戎で有名な神社は普段はめっちゃ閑散としていた件』
御祭神:天照大神(天照皇大神)、事代主命、素戔嗚尊、月讀尊、稚日女尊
御利益:商売繁盛、漁業繁栄
「えびす」は日本神話に直接登場する神様ではありません。ですが、古くからその起源神として、大きく2つの神が流通しています。国産み神話で登場する「蛭子ひるこ」、または「事代主」。その中で、「えびす」を事代主神だとする神社の代表格が、じつは「今宮戎神社」です。100万人を超える人出でにぎわう十日戎と合わせてチェックされて下さい。
そして、天王寺方面へ。途中、この辺を抜けて…
最後に、
3.その他の神社の皆さん
堀越神社
⇒『堀越神社|一生に一度の願いを聞いてくださる神様!「ひと夢祈願」で願い事を叶える開運系神社をご紹介』
御祭神:第32代 崇峻天皇、小手姫皇后、蜂子皇子、錦代皇女
御利益:「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」、開運招福、商売繁盛
創建経緯から。聖徳太子が、叔父の第32代崇峻すしゅん天皇の徳を偲んでお祀り。ココ、近年は開運系神社として知られるようになってます。地元商店とか企業の皆さんからは商売繁盛としても信仰を集める神社でもあります。境内はなしかゆったりとした空気が流れる癒しのスポットでもあって、、、いろんな意味で素敵な神社です!
ということで、ざざっと大阪の神社をご紹介でした。
まとめ
日本神話.comならではの、日本神話的観点から入った大阪の神社紹介をお届けしましたがいかがでしたでしょうか。
くどいようですが、日本神話的に、大阪が主な舞台となるのはやはり神武東征神話。
ここだけでも是非覚えておいていただきたい!
今回のエントリーがご参考になれば幸いです。
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