八咫烏神社|八咫烏神社は神武東征神話にちなむ八咫烏を祭るジモトな神社です

 

八咫烏やたがらす神社」は奈良県宇陀市榛原はいばら高塚にある神社。

宇陀市と言えば「神武東征神話」。実は、日本神話にゆかりの深い超穴場なスポットであります。

今回ご紹介する「八咫烏やたがらす神社」も、神武東征神話に登場する「八咫烏やたがらす」を社名に冠する神社。この「八咫烏やたがらす」、サッカー日本代表のシンボルとして有名ですよね、3本足のカラスです。いえ、霊鳥であります。

東征神話の中では熊野の山で道に迷った神武一行を、ココ宇陀まで導く「道案内役」として登場。

日本神話ファンとしては泣いて喜ぶ歓喜の神社ながら、ご祭神は実は別だったりして、なんともジモト感満載な神社だったりします。

今回は、そんな「八咫烏やたがらす神社」をご紹介です。

 

八咫烏神社|サッカー日本代表のシンボルである「3本足カラス」の名前が付いていながらご祭神は別!?実際、超ジモトな神社です。

八咫烏神社の場所

奈良県宇陀市榛原高塚。

近鉄「榛原駅」から車で15分ほど。宇陀盆地の中にポツンと建ってます。非常にジモトなスポット。

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▲こちら神社入口から振返って撮影。県道31号線に面したところに入口の鳥居があります。

 

本社の入口はこんな感じ。背後に小高い丘。

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八咫烏神社の創建経緯

当社は、我が国の草創期の正史のひとつである『続日本紀』(797年成立)に「慶雲二年九月丙戌ひのえいぬ八咫烏社于大倭國宇太郡祭之也」と記述がみえることから、これを以て当社の創祇と伝えられています。(神社説明文より)

とのことで、

「慶雲二年」とは、705年のお話です。当初から「八咫烏社」としてお祭りされていたことが伺えます。

 

八咫烏神社の境内

階段を上ると広場。拝殿があります。

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そして、山というか小高い丘を少し登ったところに本殿があります。

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ご祭神:「武角身たけつのみ命」(八咫烏大神)

建角身命たけつのみのみこと」とは、当社では「八咫烏の化身」と伝えらています。

8世紀以降、山城の加茂氏がこの地に勢力を伸ばした時に、その加茂氏の祖である「武角身命たけつのみ の みこと」が「八咫烏の化身」となった背景もあるとか。

東征神話の影響もあって「軍神」として崇敬され、南北朝時代には後醍醐天皇の篤い信仰により大いに栄えたと伝えられています。その後、戦乱により衰退、江戸時代中期には廃絶寸前の状態だったとか。しかし、地元の皆さんの支えによりなんとか存続してきた神社のようですね。

 

コチラ、八咫烏像。3本足が特徴。頭の上にサッカーボールを載せてます。

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と、ココで当サイトならではの日本神話コンテンツを少しお届け。

さっきから推してる「八咫烏やたがらす」って? のお話。

「八咫烏」とは、神武東征神話に出てくる3本足の霊鳥(カラス)。熊野の山中で道に迷っていた神武軍を助け、大和へ道案内をしました。詳しくはコチラで⇒「頭八咫烏の導きと熊野越え|山で迷って進退窮まる!?天照による2度目の救援は「天孫降臨」の再現だった件|分かる!神武東征神話No.9

「八咫」の、「咫(あた)」は長さの単位。親指と中指を広げた長さ(約18cm)のこと。

で、「八咫」は8×18cm=約144cmデカ!

「1メートル半」のカラスって、、、流石霊鳥。でも、それだけ大きくないと熊野の険しい山道では見えないし、道案内として役に立たなかったんじゃないかというリアリズムもありそうです。

ただ、この烏についている「八咫」は単に「大きい」という意味ですが。。。

いずれにせよ、当社参拝の際には神武東征神話は必須のコンテンツ、ココ激しく推させていただきます。

 

まとめ

八咫烏神社

奈良県宇陀市榛原はいばら高塚にある神社。

ご祭神は「武角身命たけつのみ の みこと」。『続日本紀』で、八咫烏の社を宇太郡に祭ったという記述が創建の経緯。

熊野から大和への道案内をした「八咫烏」の名前を持つ神社。位置的に、熊野から大和への途上近くにあり、その意味では「八咫烏神社」がココにある意味も納得であります。もし近くに来られることがれば是非。

すっきりとした小奇麗な神社です。神武東征神話の物語を踏まえて参拝するのが「〇」。

 

奈良県宇陀市榛原高塚42

住所       〒633-0234 奈良県宇陀市榛原高塚42

拝観時間              自由
拝観料    無料
休日       なし
トイレ    あり
駐車場    あり
神社のHPはコチラで!

宇陀の神武東征神話はコチラで!

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こんにちは、さるたひこです!読んでいただきありがとうございます。「日本神話をこよなく愛するナビゲーター」として日本神話関連情報、題して「日本神話がおもしろい!」を発信していきます。どうぞよろしくお願いします。ちなみに、ネーミングは、天孫降臨の折、瓊瓊杵尊を道案内した国津神「猿田彦命」にあやからせていただいてます。ただ、神様の名前をそのまま使うのは畏れ多いので「さるたびこ」の「び」を「ひ」に変えております。