正妃 媛 蹈韛五十鈴媛命|現妻さしおき新たに正妃をお迎えす。いや、コレには深~い理由(ワケ)があって、、、の件|分かる!神武東征神話 No.18

『日本書紀』 巻第三(神武紀)

 

多彩で豊かな日本神話にほんしんわの世界へようこそ!

正史『日本書紀』をもとに、
最新の文献学的学術成果も取り入れながら、どこよりも分かりやすい解説をお届けします。

「神武東征神話を分かりやすく解説するシリーズ」今回は18回目。

テーマは、

正妃 媛 蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみこと

長髄彦ながすねびこ誅殺により、東征神話における最大の山場を乗り越えた神武こと「彦火火出見ほほでみ」。残る課題は「建国・即位」へむけた「準備」。

大きく4つ。

  1. 中洲ちゅうしゅう(=大和平野)平定
  2. 東征の事蹟じせきにちなむ地名起源設定
  3. 宮殿造営
  4. 天皇にふさわしい嫁をもらう事

全3回に渡ってお届けしております。

前回、3項目目の「宮殿造営」をお届けましたので、今回は最後、気になる「嫁もらい」をピックアップ!

概要で全体像をつかみ、ポイント把握してから本文へ。最後に、解説をお届けしてまとめ。

現代の私たちにも多くの学びをもらえる内容。日本神話から学ぶ。日本の神髄がここにあります。それでは行ってみましょう!

 

本記事の独自性、ここにしか無い価値

  • 日本神話研究の第一人者である榎本先生監修。確かな学術成果に基づく記事です
  • 日本神話全体の流れや構造を解き明かしながら解説。他には無い分かりやすい記事です
  • 現代語訳のほか原文も掲載。日本神話編纂当時の雰囲気を感じてもらえます
  • 登場する神様や重要ワードへのリンク付き。より深く知りたい方にもオススメです

 

正妃 媛蹈韛五十鈴媛命|現妻さしおき新たに正妃をお迎えす。いや、コレには深~い理由(ワケ)があって、、、の件

正妃 媛蹈韛五十鈴媛命の概要

今回も『日本書紀』巻三「神武紀」をもとにお届け。前回の内容、これまでの経緯はコチラ↓をご確認ください。

『日本書紀』 巻第三(神武紀)

平定し、事蹟も残し、宮殿もつくった。

残るは、、、

嫁!

ということで、、?

迎えた「正妃」が媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみことという、たいそう麗しくスペシャルなお姫様。

ポイント2つ。

  1. あくまで「正妃」。「皇后」ではない!
  2. 既に妻と子がいるのに、なんで新妻を迎えるの?

1つ目。

①あくまで「正妃」。「皇后」ではない!

現時点で、彦火火出見ほほでみこと神武はまだ、「天皇」として即位しておりません。なので、皇后とする(=立后)前に、まず正妃とした次第。

これ、結構大事で、正式な手続きと考え方にのっとってる。

どういうことか?

まず、「皇后」については、『漢書』の外戚伝「皇后」の顔師古がんしこの注に「天を皇天こうてんひ、地を后土こうどと曰ふ。故に天子の妃は、后を以て称と為す。」と伝えます。

つまり、

  • 皇天こうてん」と「后土こうど」という、天と地の対応関係

をもとに、

  • 「皇天」にちなむ「天子」に対して、その配偶者たる妃を「后」、つまり「皇后」と称する

というもの。

「天子(天皇)」になってはじめて、その正妃を「皇后」とすることができる訳です。

なので、天皇として即位前に、皇后として迎えるなんてありえん!となる。コレ、地味に大事。

2つ目。

②既に妻と子がいるのに、なんで新妻を迎えるのか?

東征前、神武は、日向国の吾田邑あたむらの「吾平津媛あひらつひめ」を「妃」とし、さらに手研耳尊たぎしみみのみことを生んでました。

神武東征神話1

で、どうやら、東征においても、この母子を伴っていたようで。。少なくとも「手研耳尊たぎしみみのみこと」は確実に同行。

↑ココでは、熊野灘海難の後に「火火出見ほほでみは、たった独りで皇子の「手研耳尊たぎしみみ のみこと」 と軍を率いてさらに進み、熊野の「荒坂あらさか」に至った。」と伝えてます。

吾平津媛あひらつひめ」も同行していたとしたら、、彼女こそまさに「糟糠そうこうの妻(貧乏な時から連れ添って苦労を共にしてきた妻)」そのもの。その妻をさしおいて、新たに正妃を立てたんで。。。。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

いや、これには深い理由(ワケ)があって。。。

ということで、まずは、本文を確認しましょう。

 

正妃 媛蹈韛五十鈴媛命の現代語訳と原文

庚申かのえさるの年(紀元前661年)、秋8月16日、彦火火出見は正妃を立てようとして、改めて広く高貴な血筋のむすめを求めた。その時、ある者が「事代主神ことしろぬしがみ三島溝橛耳神みしまのみぞくいみみのかみむすめである玉櫛媛たまくしひめと生んだ子で、名を「媛蹈韛五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみこと」と申します。この者は国中でもとりわけ麗しい美人です」と申し上げた。彦火火出見はこれを喜んだ。

9月24日、媛蹈韛五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみことを迎え入れて正妃とした。

庚申年秋八月癸丑朔戊辰、天皇當立正妃、改廣求華胄、時有人奏之曰「事代主神、共三嶋溝橛耳神之女玉櫛媛、所生兒、號曰媛蹈韛五十鈴媛命。是國色之秀者。」天皇悅之。

 九月壬午朔乙巳、納媛蹈韛五十鈴媛命、以爲正妃。 (『日本書紀』巻三 神武紀より抜粋)

正妃召喚 神武東征神話
▲橿原神宮で公開中の「神武天皇御一代記御絵巻」より

 

正妃 媛蹈韛五十鈴媛命の解説

 正妃として迎えられた「媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみこと」という方、実は謎の多いお方です。

まず、このお姫様、2通りの説があります。

  1. 大己貴神おおあなむちがみの魂が三諸山に鎮まった、その神(大三輪の神)の子
  2. 事代主神ことしろぬしがみがワニに化けて玉櫛媛たまくしひめのもとに通って生まれた子

で、

元ネタは、実は神代にさかのぼります。『日本書紀』第8段〔一書6〕の後半、「国造り神話」に上記2つが併記されてるんです。

(海から現れた幸魂さきみたま奇魂くしみたまに対して) 「どこに住みたいのか?」と大己貴神おおあなむちがみが問うと、幸魂さきみたま奇魂くしみたまは「私は日本国の三諸山みもろやまに住みたい」と言った。そこで、その神の宮殿を三諸山に造営し住まわせた。これが大三輪の神である。この神の子は甘茂君等かものきみたち大三輪君等おおみわのきみたち、また蹈韛五十鈴姫命たたらいすずひめのみことである。

また曰く。事代主神ことしろぬしのかみ八尋熊鰐やひろくまわにに化して、三島の溝樴姫みぞくひひめのもとに通って〔ある伝えに、玉櫛姫たまくしひめという〕、御子姫蹈韛五十鈴姫命を生んだ。これが神日本磐余彦火火出見天皇かむやまといわれびこほほでみのすめらみことの后である。(『日本書紀』第8段〔一書6〕より抜粋)

 と。神代で「媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみこと」の出自が語られている次第。しかも、2つの伝承で。「又曰く」の前と後ろ。

  • 「又曰く」の前:大三輪の神の子
  • 「又曰く」の後:ワニに化けた事代主神ことしろぬしがみと玉櫛媛の間に生まれた子

どっちやねん!?

と言いたくなるのですが、、今回ピックアップ中の神武紀では「又曰く」以降の、「別伝」を引き継いでる。まず、ココチェック。

なので、本文の解説に入る前に、まずは上記、「又曰く」の前後について2つポイント解説。

まず、「又曰く」の前、神代の設定、大三輪の神の子について。

再度、『日本書紀』第8段〔一書6〕。

これが大三輪の神である。この神の子は甘茂君等かものきみたち大三輪君等おおみわのきみたち、また姫蹈韛五十鈴姫命たたらいすずひめのみことである。」とあり、そもそも設定では、蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみことは大三輪の神の子です。

で、この大三輪の神=大物主神おおものぬしがみであります。そう、現在三輪山に鎮まり大神神社で祭られている神様ですね。

で、そもそも大物主神は、大己貴神おおあなむちがみの「幸魂さきみたま奇魂くしみたま」であり、大己貴神による国造りを成功に導いた神様であります。

大物主神=国造りに功績があり、大和に最初に鎮座した神。

今回の神武紀において重要なのは、まさにコレで。

後からやってきた「彦火火出見ひこほほでみ」にとって、大和を支配するうえで、この神を取りこみ、その神助を仰ぐ必要があったという事。

東征神話は、大和やまと在住の皆さんからしたら、ある日突然、部外者がやってきました的な話になる訳です。当然、脊髄反射する方々もいらっしゃったと思いますし、素直にお迎えする気持ちになれない可能性がある。そこで、武力を背景とした東征とうせいという構図に加えて、もともといた神の取り込みという構図も加えることで、即位そくいや建国の正当性を出そうとした、ってことなんす。

大三輪神の子(むすめ)を正妃とすることは、「政略結婚」の意味合いが強く、これがつまり、「深~い理由(ワケ)があって」の部分。

なので、まず、今回の内容である正妃をお迎えした深〜い事情というのは、そういった意味、つまり「政略結婚の意味合い」としてチェックです。

次に、

「又曰く」の後、人代の設定、ワニに化けた事代主神ことしろぬしがみと玉櫛媛の間に生まれた子について。

『日本書紀』 巻第三(神武紀)

また曰く。事代主神ことしろぬしのかみ八尋熊鰐やひろくまわにに変化して、三島の溝樴姫みぞくひひめのもとに通って〔ある伝えに、玉櫛姫たまくしひめという〕、御子姫蹈韛五十鈴姫命を生んだ。これが神日本磐余彦火火出見天皇かむやまといわれびこほほでみのすめらみことの后である。」とありました。

事代主神がバカでかいワニに化けて、三島の溝樴姫みぞくひひめのところに通って、子供ができたんです。ワニが夜な夜な通ってきて、いろいろ大人なコトがあって子供ができたんです。

これ、フツーじゃないやつ。

  • まず、神が通ってきて孕んだという事。つまり正式な結婚ではない中で孕んだ事。
  • そして、ワニ、つまり異類と交わって孕んだという事。

この2点が「フツーじゃないこと」。

大事なのは、このフツーじゃない生まれになってるのはなんでか?ってことで。

これはつまり、

初代天皇の御妃は、特別な方でなければならんのです!フツーではあかんのです!!

ってこと。なので、通常の結婚ではない、通常の親ではない、どえらい背景から生まれてきたお方にする必要があり、それが「神の通い婚&異類婚によって生まれた」という設定なんです。

彦火火出見ひこほほでみは、今まさに「天皇」になろうとしてる訳です。「天子」です。ということは、それにふさわしいお方を妃にすべき、ということになり、、

そんな安直に選べない正妃。むしろ、緊張感たっぷりの局面で。

  • 誰がどう見ても「なるほどですね!」と納得するお方。
  • あの方が選ばれたということで逆に神武の価値が上がるようなお方。

そんな思惑がうごめくわけです。

そんな状況の中で選ばれたのが、媛蹈韛五十鈴姫命たたらいすずひめのみこと。そのために、フツーではない出自を設定した、ってことなんですね。

まとめます。

  1. 正妃として迎えられた「媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみこと」の出自は、実は神代(『日本書紀』第8段〔一書6〕の後半、「国造り神話」)で伝えてる。
  2. 「媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみこと」の出自には2つの伝承がある。①大三輪の神の子、②ワニに化けた事代主神ことしろぬしがみと玉櫛媛の間に生まれた子。どっちやねん!
  3. 「大三輪の神の子」という設定には、後からやってきた神武が大和を支配するうえで、大三輪の神を取りこみ、その神助を仰ぐ必要があったという背景から「政略結婚」の意味合いがある。大三輪神の子(むすめ)を正妃とすることで地元勢力を取り込んだ。
  4. 「ワニに化けた事代主神ことしろぬしがみと玉櫛媛の間に生まれた子」は、「神の通い婚&異類婚によって生まれた」というフツーじゃない設定がされており、コレにより、媛のスペシャリティがコレでもか!と上がるようになっている。

コレらの設定により、神武に相応しい、初代天皇に相応しいお妃という位置付けをつくりだしてるんですね。コレ、激しく重要。しっかりチェック。

その上で、、以下、本文を詳細解説。

  • 庚申かのえさるの年(紀元前661年)秋8月16日、彦火火出見は正妃を立てようとして、改めて広く高貴な血筋のむすめを求めた。
  • 庚申年秋八月癸丑朔戊辰、天皇當立正妃、改廣求華胄、

→秋、8月の「癸丑みずのとうし」が朔の戊辰つちのえたつは16日。

彦火火出見は正妃を立てようとして」とあります。冒頭で少し触れた通り、現時点で、彦火火出見ほほでみこと神武はまだ「天皇」として即位しておりません。なので、皇后とする(=立后)前に、まず正妃とした次第。

「皇后」については、『漢書』の外戚伝「皇后」の顔師古がんしこの注に「天を皇天こうてんひ、地を后土こうどと曰ふ。故に天子の妃は、后を以て称と為す。」とあり、「皇天こうてん」と「后土こうど」という、天と地の対応関係をもとに、「皇天」にちなむ「天子」に対して、その配偶者たる妃を「后」、つまり「皇后」と称する訳です。

つまり、「天子(天皇)」になってはじめて、その正妃を「皇后」とすることができる。なので、天皇として即位前に、皇后として迎えるなんてありえん!なので、まずは「正妃」として立てようとした訳ですね。

広く高貴な血筋のむすめを求めた(廣求華胄)」とあり、「華胄」とは高貴な家柄の子弟のこと。

次!

  • その時、ある者が「事代主神ことしろぬしがみ三島溝橛耳神みしまのみぞくいみみのかみむすめである玉櫛媛たまくしひめと生んだ子で、名を「媛蹈韛五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみこと」と申します。この者は国中でもとりわけ麗しい美人です」と申し上げた。彦火火出見はこれを喜んだ。
  • 時有人奏之曰「事代主神、共三嶋溝橛耳神之女玉櫛媛、所生兒、號曰媛蹈韛五十鈴媛命。是國色之秀者。」天皇悅之。

→ある者がって、、誰ですか、こんなスゴイ媛を推薦したのは、、

事代主神ことしろぬしがみ三島溝橛耳神みしまのみぞくいみみのかみむすめである玉櫛媛たまくしひめと生んだ子で、名を「媛蹈韛五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみこと」と申します。」とのことで、先程の解説通り、神武紀では、神代『日本書紀』第8段〔一書6〕「又曰く」以降の、「別伝」を引き継いでる。

つまり「神の通い婚&異類婚によって生まれた」という設定をもとに媛のスペシャリティを醸成し、天皇に相応しいお方という位置付けにしてるんですね。

一方で、「又曰く」前の本伝では「大三輪の神の子」として伝えてる訳ですから、当然、媛のバックグラウンドには大三輪の神が想定され、コレにより、地元民にとっても納得の仕上がりになってる次第。

神代で用意し周到な準備をもとに、緻密な伏線の回収として神武紀に登場している訳ですね。ほんと、練りに練られた素晴らしい神話です。

この者は国中でもとりわけ麗しい美人です(是國色之秀者)」とのことで、、、「國色」とは、国中で一番の美人。の、秀でている者ということで、その美しさは超絶、神レベル。いや、そもそもが神の子だから。。

次!

  • 9月24日、媛蹈韛五十鈴媛命ひめたたらいすずひめのみことを迎え入れて正妃とした。
  •  九月壬午朔乙巳、納媛蹈韛五十鈴媛命、以爲正妃。

→9月の「壬午みずのえうま」が朔の「乙巳きのとみ」は24日。

宮中に召し入れて正妃とした」とあり、誰かが紹介してから1ヶ月後、満を辞して正妃となった訳です。いや、、でも夜になるとワニになってたりして、、、

 

まとめ

正妃 媛 蹈韛五十鈴媛命

平定し、事蹟も残し、ワイの住処(宮殿)も作った。。。

残るは、、、

嫁!

ということで、、迎えた「正妃」が媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみことという、たいそう麗しいスペシャルなお姫様でした。

神武に相応しい、もっというと天皇に相応しい要件としては大きく2つ。

  1. 大和で大きな力を持つ神を取り込み、安定的な政権運営に繋げられること。
  2. 特別な出自とパワーを持っていること。

そのために選ばれたのが媛蹈韛五十鈴媛命たたらいすずひめのみことだったという訳です。

もっというと、コレはすでに神代で用意されており、周到な準備をもとに、緻密な伏線の回収として神武紀に登場している訳ですね。

おかげでみんな納得。あのスゴイ媛を嫁にもらうなんて、、凄すぎる!

『日本書紀』編纂チームの知恵と創意工夫の結晶。古代日本人の描き、構想した世界がスゴすぎる、、

 

神話を持って旅に出よう!

神武東征神話のもう一つの楽しみ方、それが伝承地を巡る旅です。以下いくつかご紹介!

●狭井河之上顕彰碑:『古事記』伝承。媛が住んでいて神武が夜な夜な通った地、、

神武天皇聖跡狭井河之上顕彰碑

 

●河俣神社:高市御縣坐鴨事代主神社に比定されてる事代主神を祭る神社!

ま、、壬申の乱も絡んでくるので、詳細は別エントリで詳しく。。。

 

●大神神社:国造りに功績があり大和に最初に鎮座した神を祭る!

 

●率川神社:媛蹈韛五十鈴姫命をお祭りする神社!

 

続きはコチラ!ついに橿原宮即位です!

『日本書紀』 巻第三(神武紀)

神武東征神話のまとめ、目次はコチラ!

 

この記事を監修した人

榎本福寿教授 佛教大学名誉教授 日本神話協会理事長 榎本福寿
埼玉県生まれ(S23)。京都大学大学院文学研究科博士課程国語学国文学(S53)。佛教大学助教授(S58)。中華人民共和国西安外国語学院(現西安外国語大学)文教専家(H1)。佛教大学教授(H6)。中華人民共和国北京大学高級訪問学者(H13)。東京大学大学院総合文化研究科私学研修員(H21)。主な書籍に『古代神話の文献学 神代を中心とした記紀の成りたち及び相関を読む』がある。『日本書紀』『古事記』を中心に上代文学における文献学的研究成果多数。

参考文献:『古代神話の文献学』(塙書房)、『新編日本古典文学全集 日本書紀』(小学館)、『日本書紀史注』(風人社)、『日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店)

 

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これまでの「日本神話って分かりにくい。。。」といったイメージを払拭し、「日本神話ってオモシロい!」「こんなスゴイ神話が日本にあったんだ」と感じていただける内容を目指してます。
日本神話研究の第一人者である佛教大学名誉教授の榎本先生の監修もいただいているので情報の確かさは保証付き!文献に即して忠実に読み解きます。
豊かで多彩な日本神話の世界へ。是非一度、足を踏み入れてみてください。
参考文献:『古代神話の文献学』(塙書房)、『新編日本古典文学全集 日本書紀』(小学館)、『日本書紀史注』(風人社)、『日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店)他
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